睡眠って毎日必ずとらなきゃいけないもので、非常に大切なものですよね。
同じ人でも体調によって、寝る姿勢も毎日少しずつ違いますよね。
今回は、寝相でわかる体のゆがみ具合と、健康状態についてまとめました。
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タイプ別・寝相でわかる体のゆがみと健康状態
人は、寝ているときは無意識に、楽に感じる体勢をとっているはずです。
また、寝ているときに、体のゆがみを補正しようと、自然と、楽な体勢をとっていることも考えられます。
寝相で、体の健康状態を、ある程度知ることができます。
あお向け
これぞ理想の寝方といわれております。
あお向けで寝るメリットは、
- 体がリラックスし熟睡しやすい
- 良い姿勢を保てる
- 血流が良くなり血栓ができにくい
などがあります。
あお向けで寝れない人は、
- 寝具(敷布団、枕)が体に合っていない
- 反り腰の人
- 体が緊張している
- 骨格がゆがんでいる
- 内臓のどこかが弱っている
などの原因が考えられます。
横向き(右側を下)
寝ているときは、調子がよくない方を上にして寝ると楽なようです。
ということは、右側を下にしているということは、左寄りに位置する胃の調子が良くないと考えられます。
横向き(左側を下)
左側を下にするということは、右寄りに位置する肝臓の調子が良くないと考えられます。
最近飲み過ぎてはいませんか?肝臓が疲れているのかもしれませんよ。
あお向けで片足を開いている
あお向けで寝ているのだけど、片方の足だけ開いている状態の場合は、骨盤がゆがんでいて、自然と骨盤底部をゆるめようと、補正している状態と考えられます。
顎関節症の人にもみられるようです。
私はまさにこのタイプです。あお向けで寝ることは寝れるのですが、どうしても、右側の骨盤のあたりに違和感を感じ、右足を少しベッドの下にはみだす形で寝るのが、とてもリラックスできます。
うーん、整体に行こうかな・・・。
あお向けでバンザイの格好(かっこう)をしている
目の疲れ、首や肩こりがあり、手や頭(神経)などが疲れていませんか?
腕を上にあげることによって、首の緊張がゆるみ、神経も落ち着きやすいのです。
足の下にクッションなどを敷いて、少し足を高くして寝ると楽に眠れますよ。
あお向けで両膝を立てている
腰痛持ちではありませんか?
足腰の疲れによっても、膝を立てて寝ると楽ですよね。
または、考え事や体の緊張が抜けず眠れないときにも、しがちな体勢です。
右手だけを上げている
右手を上げることによって、肋骨が広がり、胃の周辺がゆるみ楽になります。
飲み過ぎの肝臓疲れ、または食べ過ぎの胃の不調などが考えられます。
足をクロスさせている
どちらかの足を、もうどちらかの足の上に乗せてクロス(交差)させている状態で寝る人は、骨盤がねじれていると考えられます。
また、食べ過ぎた日もこの状態になりやすいといわれております。
寝る前に、軽く足のストレッチをするなど、筋肉の緊張をほぐすと、寝つきもよくなりますよ。
両膝を曲げて横向き
両膝をおなかの近くまで曲げて、横向きになっている体勢で寝る人は、寝ているときも背中を丸めている状態なので、内臓が圧迫されてしまいます。
特に、肺を圧迫すると、呼吸が浅くなってしまい、自律神経の乱れや、不眠などの、さまざまな不調がおこりやすくなります。
うつ伏せ
うつ伏せになって寝る人は、ストレス、体調不良、消化器官の疲れ、腰痛などが原因として考えられます。
しかし一方で、このうつ伏せ寝を推奨する医師の声も聞かれます。
1.いびき・睡眠時無呼吸症候群を予防
うつ伏せになることによって気道がふさがれないため、いびきや睡眠時無呼吸症候群を予防することができます。また、うつ伏せ寝が楽な人は、寝つきもよくなります。
2.せき・たんを軽くする
下を向いているので、自然とたんが流れやすくなり、せきも楽になります。
3.肩こり・腰痛を解消
4.便秘を解消
などがあります。
ただし、何らかの疾患を持っていて、医師に「うつ伏せ寝を禁止」されている場合はこの限りではありません。医師の指示に従いましょう。
また、生後1年未満の赤ちゃんのうつ伏せ寝に関しても、窒息するおそれもありますので、保護者が目を離さないように気をつけましょう。
うつ伏せ寝用の枕もありますよ。
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寝返りはとても大切!
寝る姿勢とはいいますが、寝る前ならいざしらず、熟睡してしまってからでは、コントロール不能ですね。自分の楽な方に向くのが普通です。
寝ている時というのは、下になっている体の一定の部分に、負荷がかかっています。
そこで、寝返りをすることによって、体のゆがんだ部分を補正しようとしています。
また、布団の中の空気が喚起され、体温が調節もされます。
なので、寝返りはごく自然なことで、大切なことなのです。
横向き寝はどうなの?
では、横向きになって寝るのはどうなのでしょうか?
あお向けや、うつ伏せで寝るメリットは上記でお伝えしましたが、あお向けでも、うつ伏せでも寝苦しいという方もいるかと思います。
私も体調によっては、横にしたほうが楽な場合もあります。
横向き寝のメリットは?
- 腰痛の人は楽に眠れる
- 気道が確保されいびきをかきにくい(睡眠時無呼吸症候群の予防につながる)
- 心臓が圧迫されにくい(体の右を下にした場合)
- 逆流性食道炎の緩和(体の左を下にした場合)
などがあります。
体の右を下にするメリット
右を下にすると、重たい「肝臓」を下にすることができ、心臓への圧迫が少なくなり、楽に眠れます。
今は私も、右を下にして寝ることが多いですね。
体の左を下にするメリット
逆流性食道炎の人は、体の左を下にして寝るとよいといわれております。
逆流性食道炎の人が、体の右を下に向けて寝ると、胃の入り口も下を向き、食べたものや胃酸の逆流がおこりやすくなるため、右を下にして寝ないように医師から指導されることもあるようです。
逆流性食道炎についてくわしくは、こちらの記事をごらんください。
妊婦さんは左を下にする横向きで
妊婦さんは、おなかがふくらんできて、足の「下大静脈」が圧迫されて、静脈瘤ができやすくなります。この下大静脈」は、やや右寄りに位置するため、体の左を下にして寝ると、血流がよくなり、静脈瘤の予防につながります。
たしかに、私も妊婦の時は、自然と左側を向いて寝ていました。それが楽だったからでしょう。妊娠していない今は右側を下にして寝ていることが多いです。自然とですね。
横向き寝のデメリットもある
- 顔に寝た跡やしわができやすい
- 血行が悪くなりやすい
- 骨盤がゆがみやすい
- 起きた時に肩が腕が痛い。または冷たい、しびれる。
などがあります。
横向き寝を安定させる方法
どの寝方もそれぞれ、メリット・デメリットがありますが、横向き寝が楽だという方のために、横向き寝を安定させる方法をお伝えしたいと思います。
1.クッション(または枕)を足にはさんで寝る
2.背中にクッション(または枕)を当て、横向きに寝る
3.枕と首のすきまを埋めるように、また、肩から首にかけて上がるように、まるめたタオルなどを敷いて寝る(首がまっすぐになるようにする)
横向き専用枕↓というものもありますよ。
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