40代に入ってからというもの、なんだか急激に白髪が増えたり、体重が増えたりしてきました。今までとあまり生活パターンが変わったとは思えないのですが。
20代の若い時と同じにならないことは重々承知ですが。
女性ホルモンの減少でしょうか?
更年期・・・。そろそろ意識し始めて準備したほうがいいなと思い、今回の記事を書かせていただきました。
[ad#co-3]
女性ホルモンとは?その役割は?
女性にとって大事な女性ホルモンは「エストロゲン」といいます。
エストロゲンは、美容と健康にとても大きなかかわりがあります。
女性ホルモン(エストロゲン)の働き
- 肌の新陳代謝促進
- コレステロールの増加を抑える
- 骨を丈夫にする
- 自律神経を整える
など。
女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量は閉経前後(40代~50代)で、急激に減少していきます。
その際に、体調不良や精神的な不調などが現れるのが、いわゆる「更年期障害」です。
更年期障害の症状
- 生理不順
- 不正出血
- 気分が落ち込む
- 不眠
- ほてり
- イライラ
- 耳鳴り
- 肩こり
- 汗をかく
- うつ症状
など
[ad#co-3]
巷でよく聞く「イソフラボン」って何?
イソフラボンとはフラボノイドとよばれている、ポリフェノールの一種で、大豆をはじめとするマメ科植物やハーブのレッドクローバーなどにも多く含まれております。
フラボノイドとは、植物に含まれている色素、苦味、辛味成分、渋味、あくなどの成分です。
昨今は、赤ワインのポリフェノールも注目されていますね。
イソフラボンと女性ホルモンの関係は?
イソフラボンは「植物由来のエストロゲン」とも呼ばれていて、化学構造は女性ホルモン(エストロゲン)と似ており、女性ホルモンと同じような働きをしてくれることで知られています。
しかしこのイソフラボン、吸収率に個人差があることがわかってきました。
大豆食品などを食べることによって、イソフラボンを摂取した際、「ダイゼイン」という成分のまま吸収される人と、「エクオール」という成分になって吸収される人がいます。
エクオールの方がより高くエストロゲン活性をもっているといわれております。
大豆イソフラボン(ダイゼイン)は、腸内細菌の「エクオール産生菌」によって「エクオール」に変換してくれるのですが、この「エクオール産生菌」は誰のおなかにでもいるわけではないようです。
日本人は2人にひとりの割合、欧米人は2~3割の人がエクオールを産生できるといわれております。
この差は食生活によるところが大きいようです。
大豆食品を食べることによって、腸内のエクオール産生菌の数が増加して、エクオールが作られていきます。
なので長期間継続的に、大豆食品を食べることが重要ということになってきますね。
例)
- 更年期症状の緩和
- PMSの改善
- 生理不順の改善
- 骨粗鬆症の予防
- 美肌効果
- 髪質改善
など
1日の摂取量の目安
日常の食事の中で、大豆食品を食べることで摂取する場合は、70~75mg以内といわれておりますが、大豆食品から摂取する場合は、それほど気にする必要はないようです。(大豆食品は、イソフラボンも含まれておりますが、同時にイソフラボンの過剰摂取を食い止める働きもしてくれるため)
大豆イソフラボンを多く含んでいる食品
納豆、豆腐、油揚げ、きな粉、みそ、豆乳など。
例)
納豆1パック→約30mg
豆腐(1/2丁)→約40mg
豆乳(200㎖)1パック→約50mg
油揚げ1枚→約10mg
ここで注意が必要なのは、サプリメントなどの健康食品から摂取する場合です。
サプリメントや健康食品などから、大豆イソフラボンを摂取する際は、1日に30mg以内に抑える必要があります。
人工的な大豆イソフラボンの過剰摂取は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が乱れてしまい、結果、ホルモンバランスが崩れ、乳がんなどのリスクが高くなると考えられております。
関連記事もあわせてごらんください
[ad#co-3]