自律神経の乱れによる吐き気をやわらげるツボをご紹介!

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私の母は、更年期を迎えたころから、吐き気、食欲不振やうつなどの症状をうったえるようになりました。

病院に行き、あれこれ検査をしても、これといった原因が見つからず、自律神経失調症と診断されました。

とくに吐き気がひどいようで、胃腸科などにも一緒に行って、胃カメラなどで検査をしてみたものの、少しピロリ菌が検出されたぐらいで、やはり異常はないとのことでした。ピロリ菌の治療もしたのですが、あまり体調に変化はなかったようです。

自律神経の不調が体に与える影響はとても大きいと身近で感じました。

今回は、自律神経の乱れによる、吐き気などの体調不良についてと、対処法を考えてみました。吐き気を抑えるツボなどもご紹介しますので、ぜひご一読ください。

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自律神経とは?

自律神経とは、交感神経と、副交感神経の2種類の神経が、お互いバランスを取りあって、健康が保たれています。

交感神経

起きて活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時、汗をかく時などの主に、日中に活動しているときにはたらいている神経です。

副交感神経

お風呂につかっている時、休息している時、睡眠中などのリラックスしている時にはたらく神経です。

どんな時に不調がおこるの?

ストレスがかかるとそれに対抗するために「交感神経」がはたらきますが、これはいたって正常な状態といえます。またストレスというのは決して悪いものではなく、必要なものでもあります。ただ、ストレスが長期にわたり強くかかりすぎることによって、交感神経ばかりはたらくことが問題であるといえます。

胃腸などの消化器系は副交感神経が優位のときに活発に働いてくれるのですが、交感神経ばかりに偏りすぎてしまうと、消化器系の働きは鈍ってしまうことから、吐き気、便秘または下痢、食欲不振がおこると考えられています。

よく「ストレスで胃に穴があきそうだ」などといわれているのもこのためです。

また、季節の変わり目や、春、秋などは気温や気圧の変化も激しく、交感神経と副交感神経の行き来も激しく自律神経が不安定になり、吐き気などをはじめとする体調不良がおこりやすいともいわれております。

特に女性は、排卵、月経、妊娠、閉経等の女性ホルモンの分泌とも深く関係しているために、より、自律神経の乱れがおこりやすいのです。

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自律神経の乱れによる症状

体にあらわれる症状

□慢性的な疲労

□倦怠感

□食欲不振

□吐き気

□ほてり

□不眠

□頭痛

□動悸

□耳鳴り

□下痢・便秘

□微熱

など

心にあらわれる症状

□イライラする

□気分の落ち込み

□不安感・疎外感を感じる

□やる気が出ない

□憂鬱

□感情のコントロールが難しい

など

あなたは、いくつチェックがつきましたか?

その吐き気に心あたりはありますか?

・乗り物酔い
・二日酔い
・妊娠中のつわり
・消化器系の病気

→胃痛、腹痛、下痢などもともなう

・脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)の前触れ

→ろれつがまわらない、片半身がしびれる、めまいなどの症状もおこる

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など直接的な原因としては上記があげられますが、これらに心当たりがなく、病院でもとくに異常がみられないのに、吐き気が日常的におこる場合は、自律神経の乱れによるものかもしれません。

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自律神経の乱れによる吐き気の時に考えられる病気

自律神経失調症

精神的なストレス、過労、更年期障害などが引き金となり、自律神経が乱れることによっておこる体調不良。

上述の「自律神経の乱れによる症状」をご参考になさってください。

神経性胃炎

過労や精神的なストレスによって、自律神経のバランスが崩れ、胃酸が過剰に分泌されることによっておこる胃炎。

  • 胃痛
  • 胃もたれ
  • 胸やけ
  • のどのつかえ
  • 気分が落ち込む

などの症状があります。

メニエール病

 

20代~40代の女性が発症するケースが多く、耳の中の内耳のリンパが増えて水ぶくれ(内リンパ水腫)がおこる病気です。

ストレス、睡眠不足、過労などが原因だといわれております。

メニエール病は耳鼻科が適切です。

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 耳鳴り
  • めまいが繰り返し起こる
  • こもった感じ

などの症状があります。

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自律神経の不調と上手に付き合うためにできること

吐き気を抑えるツボ

関衝(かんしょう)

自律神経に作用し、吐き気、頭痛、耳鳴りに効果的なツボです。

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内関(ないかん)

こちらも吐き気に効くツボです。乗り物酔いやつわりの吐き気、またイライラやストレスにも効果的とされています。

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漢方薬

加味逍遥散(かみしょうようさん)

女性の更年期障害からくる自律神経失調症によく用いられる、自律神経を整えてくれる漢方薬です。

検査などをしても異常がみられない「不定愁訴(ふていしゅうそ)」の症状に合う漢方薬として知られています。

抑肝散(よくかんさん)

更年期障害、自律神経失調症、不眠症などを改善する漢方薬です。

興奮した神経を鎮め、イライラ、不安を抑え、子どもの夜泣き、かんしゃくなどにも用いられます。

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生活の見直し

睡眠

自律神経の乱れは主に、交感神経のはたらきに傾きすぎていることからおこります。

なので、一日のうちで最も副交感神経が優位になる睡眠をしっかりとることが大切になってくるのです。

副交感神経が優位にはたらく時間をしっかりとれば、体の疲れも心の疲れも回復します。

できるだけ早寝早起きの習慣をつけ、睡眠時間は6時間以上確保できるようにしたいものです。

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食事

栄養バランスのとれた食事を、1日3回一定時間にとれるのが理想的です。

特にカルシウムには、精神的なイライラや、神経の緊張を鎮めてくれるはたらきがありますので、牛乳、チーズなどの乳製品、小魚、小松菜、などの食品を積極的に摂るとよいですね。

忙しい現代人には難しいかもしれませんが、サプリメントなどを上手に活用してみるのもよいですね。

また、カルシウムの吸収に必要なのはビタミンDです。

ビタミンDは太陽の光を浴びることによっても体内で生成することができます。

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運動

激しい運動をする必要はありません。

ウォーキング、自宅でのストレッチやヨガなど軽い運動を一日のうちのどこかで取り入れてみませんか?

軽い運動には、ストレス発散効果があり、気分がすっきりし倦怠感が解消されます。

太陽の光を浴びる

朝起きた時に、太陽の光を浴びると、体内にセロトニンという物質が増え、自律神経を整えるといわれております。

できるだけ午前中に起きて、カーテンを開けて、太陽の光を浴びるようにしましょう。

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風呂

できるだけシャワーだけで済まさず、お風呂につかるようにするのも効果的ですよ。

お風呂につかることによって、交感神経優位な状態から副交感神経が優位な状態に切り替わり、緊張がほぐれ、リラックスし、自律神経を整えてくれます。

全身お風呂につかれない場合は、洗面器などにお湯をためて、お好みのバスソルトなどを入れて、足湯をするだけでもリラックスすることができます。

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ストレスの原因を解決する

ストレスによって、自律神経のバランスが崩れてしまい、体調不良の原因となってしまうことは上述の通りですが、あなたのストレスの原因は何でしょうか?

仕事?学校?家庭?ご近所付き合い?

さまざまな課題があるなかで、自分でも知らず知らずのうちにたまってしまうのがストレスですよね。

ストレスは決して悪いものではなく、生活に張りを与えるために必要なものなのですが、体調不良になるほどのストレスがある場合は、やはり、向き合い、改善していくようにしたほうがよいですね。

・友人や信頼できる人に相談する

・思いをノートに書きだしてみる

・本を読んでみる(自己啓発本など)

・心療内科や精神科を受診する

など、自分に合った方法をいくつもためしてみるのがおすすめです。

病院を受診して原因をつきとめましょう

吐き気や体調不良に、なんらかの心当たりがなく、自律神経の乱れからくるものかな?と思っても、やはり、病院に行き原因をつきとめ、適切な治療をうけるようにしましょう。

まずは、かかりつけの内科を受診し、症状に合った診療科へ紹介してもらうこともできます。

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