真夏に海水浴で遊んで帰ってきたら、目がヒリヒリするってことありますよね。
実は目も日焼けするんです。
目って直接むき出しになってるし、日焼けなんて、なんだかコワい・・・と思い、今回は、目の日焼けと対処法についてまとめました。
[ad#co-3]
目が日焼けするってどういうこと?
目の一番外側には「角膜」というものがありますが、この角膜を涙液(涙)が覆っていて、この涙液(涙)は、紫外線をブロックしたり、外部からの刺激から守るはたらきをしています。
しかし、長時間目を酷使したりすることによって、涙液(涙)の分泌が少なくない状態などに、目に紫外線を浴びることによって、この角膜が傷つき、痛みや炎症をおこします。これが目の日焼けです。
目が日焼けした時の症状
・充血
・痛み
・ごろつき
・まぶしさ
・かゆみ
・涙
など
目が日焼けする状況とは?
・スポーツ観戦(子供の運動会など)
・野外でのスポーツ(スキー、スノーボードなどの冬のスポーツも含む)
・野外フェス観戦
・キャンプ
・海
・バーベキュー
・山登り
また、紫外線による目の日焼けではありませんが、溶接のお仕事をされている方がなりやすい、電気性眼炎(通称:雪目)という目の日焼けの一種もあります。
紫外線って何?
太陽光線には、目に見える光である「可視光線」と、目に見えない光「赤外線」「紫外線」とがあります。
その中の紫外線は、「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3つに分けられます。
このうち「UV-C」は、オゾン層と呼ばれる大気層にて吸収されるため、私たちのいる地表みまで届くことは少ないとされております。
なので、実際に地表に届くのは、「UV-A」「UV-B」ということになります。
紫外線対策グッズが「UVカット」などと書いてあるのはこのためですね。
[ad#co-3]
紫外線によるダメージを受け続けると・・・
光線角膜炎、白内障、翼状片といった目の病気につながる場合もあります。
光線角膜炎
目に紫外線を受けることによって、目の表面の角膜が炎症をおこすことをいいます。
白目の血管のある部分が真っ赤になります。
白内障
すぐに発症するものではないのですが、目に紫外線を、長い年月浴び続けていると、白内障になるリスクが高まるといわれております。
白内障とは、眼球の水晶体が濁ることによって、視力が低下または失明することもある目の病気です。
白内障と紫外線は深い関係があることがわかっています。
白内障の症状
- 目のかすみ
- 眩しい
- 物がぼやけたり2重に見える
- 視力低下
などがあります。
翼状片(よくじょうへん)
長期間にわたって目にあび続けてきた紫外線の影響によって、翼状片(よくじょうへん)という目の病気になることもあります。
「目頭の白目の一部分が、黒目に食い込んできた」ように見える病気です。
悪性のものではないのですが、自覚症状としては、
- 充血
- 異物感
- 乱視
などをひきおこします。
眼科では主に点眼などの治療をします。また、根治するには手術をする場合もあるようです。
目から受けた紫外線によってもシミができることがある?!
ちなみに、お肌にできるシミの元となる「メラニン」は、目から入った紫外線からも作られるということをご存知ですか?
紫外線から目を守ることが大切なのは、目の日焼け予防ばかりではないのですね。
目が日焼けしてしまった時の対処法
1.目を冷やす
日焼けというだけあって、やはりまずはクーリング(冷やす)しましょう。
冷たい水をつけて絞ったおしぼりやタオル、または、保冷剤(ケーキなどについてるものでもOK)をハンカチやタオルにくるんで、目の上に乗せて冷やします。
2.目を休ませる
そして、目を冷やすと同時に、目を閉じてゆっくり休むことが大切です。
3.目薬を差す
10~15分ほど、冷やして休ませたら、市販の紫外線ケア用の目薬を使ってケアしてあげましょう。
なお、子供に目薬を差すのは、慣れていないとなかなか大変ですね。ぜひ以下の手順をご参考になさってください。
子供に目薬を差すコツ
1.ひざまくらをして安心感を与えてあげる。
2.目の周りをきれいに拭きます。
3.目を閉じさせたまま、目頭のくぼんだところに目薬をおとします。
4.そしてまばたきをさせます。
こうすると目薬の先端を見る恐怖がなく点眼することができます。
どうしてもいやがって泣く場合もあるかと思いますが、泣いているときに無理やり点眼しないようにしましょう。せっかく目薬をさしても涙で薬も流れてしまいます。
お薬シールなどを使って薬へのモチベーションアップをはかってみるのもよいですよ。
調剤薬局などで、子供の薬をもらった時に無料でもらえる、シールつきのお薬カレンダーなどを活用するなど、「お薬(目薬)をがんばると楽しいことがある!」と思わせる工夫をしてみましょう。
ツールを下記からダウンロードすることもできますよ。
引用元:からだポジティブ「子供が花粉症かも?何科にいけばいい?目薬をさすコツは?」
目薬の保存方法
一度開封した目薬は菌が繁殖しやすいので、5℃~15℃くらいの冷蔵庫に保管しておくと安心です。
「冷所保存」と書かれている目薬に関しては、開封していなくても冷蔵庫に保管しておきましょう。
しかし、冷凍庫に入れてはいけません。凍らせてしまうと、成分が分解されてしまいます。凍らせてしまった目薬は、融けても使わないようにしましょう。
また目薬には、袋に入っているものがありますが、これは光を遮るためのもので、光が当たり目薬に化学反応がおきてしまうことを防ぐためです。
この場合は、必ず袋に入れて保存しましょう。
目薬の保存方法は、医師や薬剤師、または取扱説明書の指示に従うことが大切です。
目の紫外線対策
サングラスまたはメガネ
やはり、サングラスかメガネでしょう。
この時大切なのは、
・色が薄いもの
→色が濃すぎると瞳孔が開いて、かえって紫外線が目に入りやすくなってしまうのです。
・UVカット率が大きいもの(紫外線透過率が低いもの)
→UVカットのあとに書かれている数字が大きいほどよい。
→紫外線透過率のあとに書かれている数字が小さいほどよい。
例)
1)UVカット400、紫外線透過率0.1%以下
と
2)UVカット380、紫外線透過率1.0%以下
なら、紫外線対策としてだけみると、1)のほうが優れているといえます。
また、サングラスなんて、芸能人みたいで抵抗があるわという方には、度が入っていないUV伊達メガネというのもあるのでいかがでしょうか?
日傘をさす
日傘については、こちらの記事にくわしく書いてありますので、ご参考になさってみてください。
「日光湿疹がかゆい!薬は効く?日傘は白と黒のどっちがいい?」
そして、陽射しの強い日はできるだけ日陰を歩いて少しでも紫外線をよけたいものですね。
帽子をかぶる
つばの広い帽子がおすすめです。
折りたたんで携帯できる、つばの広い帽子もありますよ。
関連記事もあわせてごらんください
「日光アレルギーの症状が顔にでた場合 かゆい腫れるの対処法」
「日光湿疹がかゆい!薬は効く?日傘は白と黒のどっちがいい?」
[ad#co-3]