「痛っっっ!!(泣)」
手をはさんじゃった!!
テーブルに足をぶつけちゃった!!
など、私はおっちょこちょいなので、よくやります。
そして、毎回ではありませんが、血豆ができることもあります。
この血豆、放置しておいたほうがいいのか、つぶしたほうがいいのか迷うことありませんか?
今回は、血豆ができた時の対処方法と、できる部位によっては放置しておいてはいけない場合もあることなどをまとめました。
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血豆のできやすいシチュエーション
- ドアに手をはさめた
- 家具などに足をぶつけた
- 金槌で誤って手を叩いてしまった
- 野球のバットによるもの
- テニスのラケットによるもの
- ゴルフのクラブによるもの
などあらゆる場面で、血豆ができる可能性がありますね。
血豆とはどのような状態?
手や足などを、ぶつけたり、はさんだり、何らかの外部からの衝撃によって、表面上(皮膚)には傷ができず、皮下だけに内出血をおこしてできる、赤黒く豆つぶのようにふくらんだものを血豆(血腫)といいます。
ちなみに、ぶつけた衝撃で「青たん」ができることもありますよね。
この「青たん」も皮下の内出血によるものですが、
皮下組織のわりと表面に近い部分で内出血をおこした時は「血豆」
皮下組織の奥のほうで内出血をおこした時は「青たん」
になるということです。
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血豆の対処法
血豆ができるほど、衝撃を与えた場合は、必ず心当たりがあるはずです。
1.冷やす(アイシング)
ぶつけた当日は、できるだけ早めにアイシングしましょう。
保冷剤をタオルにくるんだものや、ビニール袋に氷と水を入れて患部に当てて冷やします。
翌日もまだ、腫れたような熱をもった感じがする場合は、引き続きアイシングをしましょう。
2.血行促進
腫れたような、熱を感じなくなったら次は、逆に、温めて血行促進して、自然治癒力のスピードを早めるとよいですよ。
温める方法
- 足湯(洗面器にお湯を張る)
- 手湯(洗面器にお湯を張る)
- 蒸しタオル
などがありますね。
(蒸しタオルの作りかた)
1.タオルを水でぬらして、しぼります。
2.お皿に「1」のタオルをのせて、電子レンジで1分ほどチンします。
3.やけどに気をつけてタオルがちょうどいい温かさになるように少し冷やす(理容院でひげそりの時に理容師さんが蒸しタオルを冷ましているのを参考にしてみてください)
引用元:からだポジティブ「こむら返りの痛みが次の日まで続く時の対処法」
できるだけ自分ではつぶさないで!
消毒した針などで、自分でつぶして治療する・・・という方法もありますが、やはり、ばい菌が入るリスクも考えられます。できるだけ自分でつぶさず、自然治癒に任せるほうがよいでしょう。
でももし、つぶれてしまった場合は、
1.水道水で洗い流して(消毒はしない)
2.キズパワーパッドを貼る
という処置をおこないましょう。これは「湿潤療法」といって、体の自然治癒力によって、傷の跡を残さず治そうという治療法となっております。
ちなみに、ラップを使って湿潤療法をおこなうこともできますよ。
くわしくはこちらの記事もあわせてごらんになってください。
「擦り傷の治療はラップ療法がいいらしい!詳しいやり方を解説」
スポーツなどで血豆が邪魔な人は・・・
野球のバットやテニスのラケットを持ったりするときに、血豆があると邪魔かもしれませんが、できるだけ故意につぶさないようにし、大き目な絆創膏で保護しておきましょう。
万が一つぶれてしまっても、絆創膏で保護してあるので、すぐにばい菌が入ることはありません。
帰ってから上述した、湿潤療法で対処しましょう。
口の中の血豆の原因は?
口内炎
口の中(頬など)噛んだ衝撃で口内炎(カタル性口内炎)によっても、口の中に血豆ができることがあります。
カタル性口内炎ができる原因は、
- 入れ歯、義歯などによる、歯と粘膜の接触によるもの
- かみ合わせ
- 虫歯や歯周病
- 口の中のやけど
- 胃腸不良
などがあります。
口内炎についてくわしくは、こちらの記事もあわせてごらんください
悪性腫瘍
口の中に血豆が口内炎ではなくて、少ないとはいえ、悪性腫瘍である可能性も考えられます。
以下のような場合は、単なる口内炎と決めつけず、病院を受診しましょう。
- 口の中に血豆ができているが痛みはない
- 口の中の血豆が治らず、ずっとある(治ってもまた同じ部分にできる)
- 血豆からときどき出血をおこす
- 口の中の血豆が大きくなってきた
病院は、口腔外科が適していますが、近くになければ、まず皮膚科や歯科に相談してみましょう。
口の中の血豆は故意につぶすのはやめましょう。万が一、悪性腫瘍であった場合、がん組織を刺激することになり、血管、リンパを巡り、がん細胞が全身に飛び散ってしまうおそれもあります。
爪の下にできた血豆は注意が必要!
爪が内出血をおこして黒くなることもありますよね。
これは、爪甲下出血(爪下血腫)といい、なんらかの外からの刺激(ぶつけた)などによってできるものです。
スポーツ、ギターなどをしているとできることがありますね。
見た目は良くありませんが、特に治療をしなければいけないということはなく、新しい爪が伸びてくる2週間~1カ月くらいで、自然とよくなっていきます。
ただ、手にできてしまった場合は、女性はマニキュアで隠すなどするとよいでしょう。
ぶつけてもいないのに爪が黒くなった場合は要注意!
明らかに、ぶつけた覚えがあって、爪が黒くなった場合は、上述のように心配ありませんが、もし、ぶつけたこともないのに、爪が黒くなったり、黒い部分が拡大したり、斑点のように黒が広がってきた場合は注意が必要です。
メラノーマ(皮膚がんの一種)である可能性も考えられるので、早期に皮膚科を受診しましょう。
メラノーマに関してくわしくはこちらの記事もあわせてごらんください
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「擦り傷の治療はラップ療法がいいらしい!詳しいやり方を解説」
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