喉が無性にかゆくなることありませんか?
私は、数年前まで喉のかゆみに悩まされてきました。
乾燥のせいかな?と思い、常にペットボトル飲料を携帯し、あめをなめたり、アトマイザーに水を入れてしゅっしゅっとしたり、いろいろ工夫をしていました。
しかしある時、違う病気で呼吸器内科を受診した際に、咳き込んだところ、医師から喘息の疑いがあるといわれ検査を受け喘息だったことがわかりました。
その後適切な治療を受けて今はすっかり、喉のかゆみも解消されました。
今回は、喉がかゆくなる原因と対処法、生活スタイルの見直しなどについてもまとめてみました。
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喉がかゆくなるメカニズム
私も数年前までのどのかゆみに悩まされてきました。
身体の疲れなどによって、喉の粘膜の抵抗力が弱くなると、細菌やウィルス、またはアレルギー物質が喉の粘膜にはりつき、排除しようとと反応しているのが、喉のかゆみや咳なのです。
喉がかゆい時に考えられる原因
季節性アレルギー性鼻炎
花粉、黄砂、粉塵などによるアレルギー性鼻炎を発症することによって、喉がかゆくなったり、イガイガしたりすることもあります。
アレルギー性鼻炎の鼻づまりをおこすことによって、口呼吸することが多くなり、喉が乾燥してしまうことも原因のひとつと考えられております。
対処法は、外出時はマスクをつける、飛散時は窓を開けない、うがい・鼻うがいをするなどです。
花粉症対策などくわしくはこちらの記事もごらんになってください
ハウスダスト
ハウスダスト(塵・ほこり・虫の糞など)によっても、喉のかゆみがおこることもあると考えられております。
対処法は、拭き掃除をこまめにする(濡れた雑巾やモップで)、シーツや枕カバー、カーテンなどもこまめに洗濯する。また、空気清浄器を使うのもよいですね。
口腔アレルギー
アレルギーの原因となっている食物を食べたあと15分後くらいに、口の中や喉の粘膜が腫れ、かゆくなる病気です。アレルギーの原因となるものは人それぞれですが、果物、野菜、ナッツ類などがあります。
また、花粉症のあとに、これらの食物を食べることで、口腔アレルギー症候群を発症することもあります。
症状
- 鼻水
- 涙
- 充血
- 腹痛
- 嘔吐
- 下痢
- じんましん
- アナフィラキシー
など
対処法は、アレルギーをおこす食物を病院にて検査のうえ特定し、口にしないことです。抗アレルギー薬は常に携帯しましょう。
動物アレルギー
猫アレルギーなどの、動物アレルギーの症状によっても、喉がかゆくなることがあります。
対処法は、アレルギーを起こしてしまう動物のそばによらない。触れてしまった場合は、衣服も洗濯し、手洗いうがいをしましょう。
風邪
風邪で喉に炎症がおこっていると、かゆいと感じることがあります。
対処法は、うがいをし、早めにかぜ薬を飲み、ゆっくり休むことです。
風邪の治し方についてくわしくはこちらの記事もあわせてごらんください
副鼻腔炎
副鼻腔炎によって、鼻水が喉に流れこむことで、喉のかゆみや咳などの症状がおこることもあります。
副鼻腔炎には、急性と慢性とがあります。急性副鼻腔炎が何度も続き慢性化したものを蓄膿症といいます。
対処法は、耳鼻科を受診し、適切な治療を行いましょう。
寒暖差アレルギー
暖かい室内から、寒い戸外へ出た時や、アツアツの料理を食べた時に、鼻や喉の粘膜が刺激を受けて、鼻水、喉のかゆみ、痰がからむ、咳き込むといった、アレルギー性鼻炎のような症状がでることがありますね。これは寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)によるものです。
対処法は、外出時はマスクやマフラーなどをつけて冷気を直接吸い込まないようにする。または、体が極端に冷えないように心がける(羽織物を一枚もつ、温かい食べ物を食べるなど。
喘息(ぜんそく)
喘息をもっている人も喉がかゆくなることがあります。
私も長年喉のかゆみになやまされてきましたが、私の喉のかゆみは喘息からくるものだと原因をつきとめて、治療を続けた結果、今では、かゆみは全くなくなりました。
喉のかゆみと同時に咳や痰もでるという方は、一度呼吸器内科を受診してみることをおすすめいたします。
ぜんそくについてくわしくはこちらもあわせてごらんください
咽喉頭異常感症
耳鼻科で検査などを受けても特に異常はなく、原因がわからないこともあります。
この場合は、咽喉頭異常感症である可能性があります。
咽喉頭異常感症は多くの場合、ストレスなどの精神的な要因からきていると考えられております。
対処法は、精神科、心療内科にて適切な治療をおこなう必要があります。
まずは耳鼻科に行き、異常がなかった場合は、精神科、心療内科を紹介してもらうとよいでしょう。
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喉がかゆい時の自分でできる対処法
加湿
空気が乾燥することによって、喉がイガイガかゆくなることもあります。
加湿をする方法
- 加湿器
- あめをなめる
- マスクを着用する
- お風呂のふたをあけておく
- 洗濯物を室内に干す
- 観葉植物を置く
などがあります。
うがい
うがいをすることで、かゆみを軽減することができます。
口からする通常のうがいと、鼻うがいをおこなうとより効果的です。
鼻うがいは、こちらの動画でわかりやすく解説していますので参考にしてみてください。
掃除
ハウスダストアレルギーや花粉症の人は特に、家の中を清潔に保つことが大切になってきます。
掃除機のあとに、拭き掃除(濡れた雑巾、濡れたモップなど)をすると効果的です。
また、できるだけ、じゅうたんやカーペットを使用しないようにするのもひとつです。
寝具も清潔をこころがけ、カーテンもたまに洗濯するようにしましょう。
空気清浄器
少し費用がかかってしまいますが、ハウスダストや花粉などを吸いこんでくれる空気清浄器を利用してみるのもよいですよ。
我が家では、加湿器と空気清浄器が一体化したものをこの冬から使い始めたのですが、家族のだれも感染症にかからず過ごすことができました。
これだけのおかげだけではないかもしれませんが、変えたことといえばこれだけなのです。
空気をきれいにし、適度な湿度を保つということがいかに大切かを痛感いたしました。
喉のかゆみをやわらげてくれる飲み物はこちら
ずばり「大根しょうが蜂蜜」です。
喉に良い成分を全て詰め込んだ飲み物ですね。風邪ひきの時にもおすすめです。
~作り方~
用意するもの
大根:輪切り2枚
しょうが:1かけ(チューブでもよい)
蜂蜜:適量
1.大根を1㎝角くらいに切る
2.タッパなどに、大根としょうがを入れる
3.2の中に蜂蜜を大根の8分目くらいまで入れる
4.常温で2~3時間くらいおく
5.できあがり
6.できあがった汁大さじ1を、お湯や牛乳、紅茶などお好みのものと割る
咳もでる場合は注意が必要
喉のかゆみを放置し、悪化した場合、咳や痰もでてくることがあります。
この場合、気管支喘息や肺炎などが原因となっていることも考えられます。
私も、呼吸器内科に別な病気で受診した際に、医師の前で咳き込んだ時に「ぜんそくの可能性がある」といって、その場で検査をして、ぜんそくだと診断されました。
考えてみれば、喉がかゆいだけではなく、常にいがいがして、黄色い痰もよくでて、咳がひどく止まらないことも多々ありました。しかしもう成人だったので、まさか大人になってから喘息になるなんて想像もつきませんでした。
その後適切な治療を続けていくうちに、喉のかゆみは治まっていきました。
やはり私の場合、ぜんそくからくる喉のかゆみだったようです。
喉のかゆみと同時に、咳や黄色い痰などが出るようになった時は、呼吸器内科や内科を受診しましょう。
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