私がまだ独身時代で、10年以上前のお話になりますが、突然原因不明の発疹のようなじんましんのようなものが、全身に出現したことがあります。
かゆいし、広がるし、病院に行っても全然治る気配もなく、半年ほど過ぎました。
しかし、あることをきっかけに治まったのです!
今回は、謎の蕁麻疹についての考えられる原因とかゆみの対処法、また、私の経験も含めてまとめました。
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蕁麻疹(じんましん)がでるメカニズム
皮膚の中には、マスト細胞というものがあり、そのマスト細胞にはヒスタミンという”かゆみ”をもたらす物質が入っています。
皮膚に何らかの刺激を与えることによって、このマスト細胞からヒスタミンが放出され、皮膚がかゆくなったり、腫れたりするというわけです。
蕁麻疹(じんましん)の原因となるきっかけ
アレルギー反応
アレルギー物質に触れた、口にした時などにおこるアレルギー反応の場合もあります。
- 虫刺され
- 食物(果物、野菜、魚介類、甲殻類、卵、ナッツ類など)
- ゴム(ラテックスアレルギー)
などがあります。
ちなみに、私の兄は「エビアレルギー」で、エビを食べると全身に蕁麻疹が出現します。
冒頭でも述べた、私におこった謎の蕁麻疹ですが、きっかけは、「夏の虫刺され」でした。
なので、「とびひかな?」とも思ったのですが、あまりにも治らなく、後述するストレスからくる蕁麻疹である可能性も心あたりがありましたので、虫さされがきっかけだったけど、その後よくならなかったのは、ストレスで免疫力も下がっていたからではないのかな?と思います。
食物アレルギーは気をつけて!
食物アレルギーによって蕁麻疹が出た場合は、血管性浮腫も同時におこる可能性があるので、気をつけたいところです。
もし、蕁麻疹と同時に、のどのかゆみや唇の腫れ、呼吸困難(アナフィラキシー)の症状が出た場合は、すみやかに病院(かかりつけのアレルギー科、または内科)を受診しましょう。
呼吸困難の時は迷わず救急車を呼んでください。
皮膚への刺激
皮膚への直接的な刺激によっても、蕁麻疹がおこることがあります。
- こする
- 掻く
- 衣服による摩擦
- 日光に当たる
- 寒い時
など
汗
運動をしたあとや、お風呂に入ったあとなどの体が温まって発汗した際に、蕁麻疹がおこることもあります。
ストレス・疲労
過度なストレス、肉体の疲労などによって、免疫力が落ちた時に、心因性の蕁麻疹がおこることがあります。
心因性の蕁麻疹は、てんかん、自律神経失調症をもっている人もなりやすい傾向にあるようです。
性格的なところでいうと、内向的な人、情緒不安定な人にもおこりやすいといわれております。
また、配偶者の死、退職、離婚、入学、卒業、など、人生の節目や転換期にも大きなストレスがかかることによって、ひきおこされることも多々あります。
この場合は、精神科・心療内科の医師と連携をとり治療をしていくことがのぞましいでしょう。
ストレスは気づかないうちに、「心の中のコップ」に水のように溜まっていくもので、病気を発症するひきがねとなってしまうのは、最後のほんの一滴であることが多いものです。
私もそうなのでよくわかりますが、先週までは腹立たなかったようなできごとが、「最後の一滴」の時に、同じことがおこった時は、耐え難いものと感じてしまうのです。
その「最後の一滴」はいつなのかは、本人にもわかるところではありませんので、ストレスや悩みは気が付いた時点で、解決するようにもっていくのがベストだと感じております。
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蕁麻疹(じんましん)の症状
蕁麻疹の症状は突然おこります。蕁麻疹の症状をみてみましょう。
- 円形、地図状の形をしていてふくらむ(腫れる)
- 赤み
- かかずにはいられないほどの激しいかゆみ
があります。
かくのは我慢!!
蕁麻疹のかゆみは本当に強烈です。
かかずにいられないのが人情です(泣)
しかし!!かくのは厳禁なのです!!
かくと一時、かゆみがおさまったように感じますが、かいて皮膚を刺激しているので、ますますヒスタミンが放出されてしまい、どんどん腫れやかゆみの範囲が広がって、症状が悪化してしまうことにつながります。
では次に、かゆみを軽減させるための対処法をまとめましたのでごらんください。
蕁麻疹のかゆみの対処法
冷やす
かゆい部分に、濡らしてしぼったタオルや、タオルにくるんだ保冷剤などを当てることによって、かゆみが軽減されますよ。
「かゆい時は冷やす!!」は鉄板です。
※上述した「寒い時にでる蕁麻疹」の場合は逆効果になりますのでご注意ください。
蕁麻疹用の市販の薬
「少し様子を見たい」「すぐに病院に行けないのでそれまでの間なんとかしたい」などの場合は、蕁麻疹用の市販の塗り薬もありますので、使用してみてはいかがでしょうか?
薬局の薬剤師さんに相談して購入するのがよいですね。
こちらの、「ロート製薬・ジンマート」は、1歳児から使用が可能ですよ。
蕁麻疹の根本的な解決方法
病院を受診する
まずは皮膚科を受診し、抗ヒスタミン薬(かゆみ止め)を処方してもらい、かゆみを軽減することができます。しかし、心因性の蕁麻疹の場合は、、精神に作用するお薬を飲むことで、治る可能性があります。精神科または心療内科を紹介してもらうこともひとつです。
医師とよく話し合って納得して治療を受けましょう。
ストレス改善
心因性の蕁麻疹は、いうまでもなく、ストレスや疲労などからくるので、ストレスを軽減するように心がけることと、少しでも睡眠を多くとり、疲労回復するようにつとめることも大切ですね。
ストレスを改善するための考え方を学べる教材もあります↓
最後に
蕁麻疹がでている皮膚にお薬を塗れば、一時的によくなることもあるかと思いますが、心因性の蕁麻疹の場合は、根本である「ストレス」であったり、「悩み」を解決しないと、なかなか完治しないものです。
私の半年以上に渡る「謎のじんましん」も、大きな悩みごとが、ひとつ解決した時に良くなりました。嘘のようによくなりました。
社会で生きているとストレスはつきものです。
ストレスを発散しても、また溜まるし、悩み事があっては、いくらカラオケや飲みに行っても根本から解決はできないですよね。
仕事や学校など、今すぐ辞めるわけにはいかないのも現実です。
だったらどうすれば?
いろいろな方法があると思います。
□趣味など好きな事をする時間を確保する
□残業を控える
□早めに就寝する
□悩み事を信頼できる人に相談する
□精神科・心療内科を受診する
などがあります。
自分にとっての「一時的なストレス発散方法」と、「根本的な問題と向き合う」の両側面から心をケアしてあげることが必要ですね。
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