赤ちゃんが生まれて、はじめての子育てって本当にいろんなことがわからなくて、不安になることってたくさんありますよね。私もそうでした。
しかも赤ちゃんや幼児って、なぜか、夜中や休日などの病院のやっていない時間帯に熱が出たり、病気を発症したりするんですよね・・・。
もし、子供が熱を出して、けいれんをおこし、口から泡をふいたら・・・、びっくりしてしまいますね。すぐに救急車を呼ばなきゃ!と思うかもしれません。
もちろん大事に至る前に、遠慮せず救急車を呼ぶなり、救急病院にかけこむなりする必要がある場合もありますが、その前に落ち着いてできることもあります。
今回は、熱性けいれんについてと、自宅でできる対処法、また、困った時の対応窓口などについてまとめました。
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熱性けいれんとは?
好発年齢:生後6か月~6歳の乳幼児。特に1歳児に多い。
インフルエンザ、突発性発疹などの病気をきっかけに、ひきおこすこともあります。
発熱後24時間以内に、意識を失い、全身が硬直し、けいれんがおこります。
ほとんどの場合、1度なったらその後はならないことが多いのですが、3割程度の人は再発するとのことです。
しかし、熱性けいれんによる死亡や、後遺症、将来、「てんかん」になるという可能性も低いといわれております。
熱性けいれんがおこる前に前兆がある
熱性けいれんがおこる前には前兆があるようです。お子さんに以下のような症状がみられたら、注意して見守りましょう。
□熱が上がってきた(38℃以上の高熱)
□目は一点を見つめている
□呼びかけても反応がない
□口を開けている
□歯をカチカチさせている
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熱性けいれんの症状
熱が上がってから24時間以内に発症します。
たいていは数十秒~3分以内でおさまることが多いようです。
□白目をむく
□両手両足をつっぱる(硬直)
□意識がなくなる
□口から泡をふく
□手足がけいれんする
・両手、両足が左右対称にけいれんする
・足をバタバタさせる
・布団の上で飛び跳ねる
など、けいれんのしかたは人それぞれ違いがあるようです。
※発熱が2~3日続いたあとにけいれんが起こった場合は、髄膜炎または脳炎のおそれがあるので、小児科を受診しましょう。
熱性けいれんの対処法
・頭を冷やす(冷えピタなどの保冷剤等)
・布団は軽めに(厚着をさせない)
・部屋を涼しくする
・布団で安静に
・横向きに寝かせる(右側を下にする)→嘔吐した場合、気管に入るなどを防ぐため
・衣服をゆるめる
チェックすべき項目
□けいれんが左右対称であるか?それとも部分的か?
□けいれんが何分続いたかの時間を計っておく
こんな時は救急車を呼びましょう!
□けいれんが15分以上続く
□止まってもまたけいれんをおこす(24時間以内で2回以上続く)
□けいれんが治まっても意識が戻らない
□痙攣が左右で差がある時
の場合は、遠慮せず救急車を呼びましょう!
もし、その日はけいれんが治まったとしても、数日後にまた発症する、または、7歳以上になってもおこるような場合は、別の病気が隠れている可能性も考えられるので、小児科を受診しましょう。
やってはいけないこと!
・ゆさぶる
・大声をかける
・背中などをたたく
・舌嚙み防止でなにかをくわえさせる(嘔吐する可能性がある)
あわてず、落ち着いて対処しましょう。
不安な時は小児救急電話相談「#8000」に電話してみましょう
小児救急電話相談(厚生労働省)は「#8000」です。
各自治体によって若干異なるようですが、365日、19:00~翌朝8:00までやっています。
要するに、病院が閉まっている時間帯ですね。
子供は、夜中や休日など、病院が閉まっている時間に病気になることが本当に多いです。
各自治体ごとにくわしく知りたい方は以下↓で調べてみてください。
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