夜になると、体がかゆくなるということはありませんか?
特にアレルギー体質でもないし、皮膚に湿疹がでているわけでもないし・・・。
と、原因がいまいちはっきりしないことって結構ありますよね。
今回は、夜になると体がかゆくなる原因と、かゆみの対処法などをまとめました。
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なぜ夜になると体がかゆくなるの?
1.自律神経
最近、ストレスがたまっていませんか?
これといった心当たりがないのに、夜に体がかゆくなる場合は、ストレスや疲労などによる、自律神経の乱れが考えられます。
自律神経とは、日中に活発に活動する交感神経と、夜、安静にリラックスするための副交感神経とが互いにバランスを取り合って、正常な状態を保っています。
しかし、この自律神経のバランスが崩れ、乱れてしまった時に、活動的な時間からリラックスする時間への切り替えがスムーズに行われることができなくなり、かゆみの原因である「ヒスタミン」という物質がたくさん分泌されてしまうのです。
かゆみが出る箇所は、人によってさまざまですが、かゆみ自体がさらなるストレスにつながり、さらに自律神経の乱れを悪化させ・・・と、悪循環のスパイラルにはまってしまいます。
10年以上前のお話になりますが、私も、原因不明のかゆみ・湿疹に悩まされた時期があります。その症状は半年ほど続きました。
最初は、内科に行き、かゆみ止めの点滴を毎日打ってから仕事に行き、塗り薬も塗っていましたが、点滴の効果が切れたら、また猛烈なかゆみがおそってきました。
次に、皮膚科もいってみましたが、原因もわからず、薬も服用しましたが、目覚ましい効果はありませんでした。
どうしようもないので、朝、内科で点滴を打って、かゆみを一時的に抑えてしのいでいました。
そんな状態で半年ほど経過した頃、個人的に悩んでいたことが、ひとつ解消されたことをきっかけに、かゆみが治まり、湿疹も徐々におさまっていきました。
本当に心当たりがあるとすれば、その時期、心が折れるくらいの精神的ショックがいくつか重なるということがありました。
ストレスとはそれほど体に影響を与えるものなのですね。
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2.飲酒
お酒を飲んだら、体がかゆくなる場合は、アルコールアレルギーの可能性もあります。
または、アトピー性皮膚炎や、アレルギー性鼻炎などをもっている人も、飲酒によって、肝臓に「アセトアルデヒド」が分解しきれず残った場合、かゆみの原因「ヒスタミン」が分泌され、くしゃみや鼻水、かゆみなどの症状をひきおこすことがあります。
お酒によるかゆみ・アレルギーに関する記事はこちらをご参考になさってください。
「お酒に弱い人の特徴はすぐ赤くなること?酔わずに飲む方法5」
3.洗いすぎ・乾燥
お肌にはもともと、天然の皮脂(保湿成分)による「バリア機能」が備わっています。
石けんやボディーソープなどで洗いすぎることによって、その天然のベールをこわしてしまい、お肌が乾燥しやすくなってしまいます。
ナイロン製のタオルなどよりは、木綿のタオルか、素手に石けんを泡立て、その泡でやさしく洗うのが理想的です。
そして、入浴後は保湿薬を塗り、お肌を乾燥から守りましょう。
以前、うちのアトピーもちの子供が小児科で、石けんで体を洗わないようにと指導されたことがありました。石けんの使用をやめてから、皮膚が落ち着いたことを覚えています。
ただ、ずっと使わないわけにもいかないので、お尻の部分と、足の裏と、わきの下だけは、石けんを泡立てて軽く洗ってあげていました。
4.ハウスダストなどのアレルギー
布団のダニ・ほこりなどのハウスダストが原因となっているアレルギーによって、かゆみをおこしている可能性もあります。
こまめなシーツの交換、布団の乾燥、空気の入れ替えなどを行いましょう。
空気清浄器や布団クリーナーなども利用してみるのもよいでしょう。
または、アレルギー科にて適切な治療を受けることで改善していきます。
次のページでは、夜の体のかゆみの対処方法をお伝えいたします。
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