朝、起きた瞬間から「頭、痛い!!」しかも、吐きそう・・・。
というシチュエーションの多くは、お酒を飲み過ぎた翌日の二日酔い?って想像するのではないのでしょうか?私も週に一度しかお酒を飲まないので、ここぞとばかりに、「飲み貯めしてやる~!!」てな勢いで、つい飲み過ぎてしまうことが多々あります・・・。
しかし、二日酔いでもないのに、朝から頭痛と吐き気があるのはなぜでしょう?
今回は、朝の頭痛と吐き気の原因についてまとめました。
[ad#co-3]
朝起きた時から頭痛がして吐き気もする!原因は?
二日酔い
前日の就寝前の暴飲暴食によっておこる二日酔いであれば、自分で心当たりがありますね。
二日酔いは、肝臓のアルコールの処理能力を超えたお酒を飲んだ時に、分解しきれず残ってしまった、毒性のあるアセトアルデヒドという物質が、血液にのって体中を回り、その毒性によって、頭痛や吐き気などの症状をおこしてしまうのです。
私もお酒が好きで、週末は飲み貯め(?)しますが、ほどほどにしないと、週明けからの活動にひびくので、気をつけるようにしたいと思っていたところです。
二日酔いの対処法をまとめたこちらの記事もあわせてごらんください。
高血圧
頭痛というものは、なんらかの原因で脳の血管が拡張して、神経にさわり刺激をあたえることによっておこるといわれております。しかし通常は、血圧が上昇したからといって、すぐに脳の血流にも異常をおこすことがないように人間の体はできています。
なので、高血圧の人が頭痛や、頭痛にともなう吐き気をおこす場合においては、なんらかの脳の疾患がかくされている可能性も考えられます。
高血圧の人で、頭痛の症状がある場合は注意が必要です。
自分でできる高血圧対策をまとめたこちらの記事もあわせてごらんください。
枕が合わない
合わない枕を使用していることによって、首や後頸部の筋肉が緊張することで血流が悪くなり、緊張型頭痛が起こっていることも考えられます。
その場合、朝起きて30分以内に頭痛の症状が軽くなることがあります。
枕を変えてみることも検討してみましょう。
ストレス
ストレスによる緊張型頭痛からくる、頭痛と吐き気かもしれません。
心あたりはありませんか?
朝、仕事や学校に行きたくない時などに、きまって頭痛がおこるなど。
緊張型頭痛は、精神的・身体的ストレスによって、頭の横の筋肉、首、肩の筋肉が緊張することで、血流が悪くなり、筋肉内に老廃物がたまることによって、周囲の神経にさわり痛みがおこります。
頭痛、吐き気以外にも、腹痛、下痢などをともなうこともあります。
それほどストレスというものは、体に影響を与えます。
自分なりのストレス解消法をみつけることも大切ですが、心療内科などに相談してみるのもひとつですね。
眼精疲労
最近、目が疲れていませんか?
眼精疲労によっても、頭痛や吐き気の症状が出ることがあります。
眼精疲労は、ただの疲れ目とは違い、睡眠をとっても症状が回復しないのが特徴です。
眼精疲労についてくわしくは、こちらの記事をごらんください。
妊娠
妊娠の初期にも、頭痛や吐き気がおこることがあります。
妊娠初期は、黄体ホルモンがたくさん分泌されます。
それは、黄体ホルモンの分泌によって、血管を拡げて血流を良くしようとしたり、子宮内膜を柔らかく保とうとするはたらきがあるためです。
血流も良くなるのですが、血管が拡がるため、周囲の神経にさわり、頭痛や吐き気がおこるといわれております。
頭痛についてくわしくは、こちらの記事もあわせてごらんください。
[ad#co-3]
その起き抜けの頭痛と吐き気は病気によるものかも?
偏頭痛
偏頭痛持ちの人も、朝の頭痛、吐き気に悩まさますね。
偏頭痛とは、理由はさまざまですが、脳の血管が拡がることで、周囲の神経にさわり、ズキズキ、ガンガンと「脈打つように」痛む頭痛です。
偏頭痛の症状が出やすい状況としては、寝不足、寝過ぎ、女性ホルモンのバランス(生理、妊娠など)、空腹時、光や強い音を受けた時などです。
偏頭痛についてくわしくはこちらの記事もあわせてごらんください。
貧血
意外かもしれませんが、貧血の症状としても、頭痛や吐き気がおこることがあります。
筆者も貧血もちなのですが、頭痛がおこる時はだいたいセットで、吐き気もおこるような気がします。
貧血についてくわしくは、こちらの記事もあわせてごらんください。
低血圧
低血圧の症状にも、頭痛や吐き気をともなう場合があります。
低血圧の症状
- めまい
- 頭痛
- 肩こり
- 耳鳴り
- 不眠
- 胃もたれ
- 吐き気
- 発汗
- 動悸
- 不整脈
などがあります。
低血圧の定義
一般的には、
最高血圧(上)が100mmHg以下
最低血圧(下)が60mmHg以下
を低血圧ということです。
メニエール病
メニエール病の症状としても、頭痛、吐き気があります。
メニエール病は、ストレス、睡眠不足、過労などの原因によって、主に20代~40代の女性が発症するケースが多いようです。耳の中の内耳のリンパが増えて水ぶくれ(内リンパ水腫)がおこる病気です。
耳鼻科で適切な処置を受ける必要があります。
メニエール病の症状
- 頭痛
- 吐き気
- 耳鳴り
- めまいが繰り返し起こる
- こもった感じ
などがあります。
自律神経失調症
自律神経失調症の症状にも、頭痛と吐き気をともなう場合があります。
自律神経失調症といっても、これといった病気があるわけではないのですが、ストレスなどによって、精神面が自律神経に異常をきたすことは多々あります。
季節の変わり目などにもおこりやすいといわれております。
しかし、自律神経失調症だと思ったら、うつ病だったとか、パニック障害だったなどということもあるので、自己判断にまかせず、心療内科を受診してみることをおすすめします。
自律神経失調症の症状
- 全身倦怠感
- 頭痛
- 吐き気
- めまい
- 不眠
- 動悸
- 不安感
- 緊張
- イライラ
- 発汗
- ふるえ
- 肩こり
- 食欲不振
- 下痢
などがあります。
こちらの記事もあわせてごらんになってみてください。
脳の病気
くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍などの脳の疾患による、頭痛や吐き気もあるので要注意です。
この場合、頭痛といっても、いつもとはあきらかに違うものとなりますので、以下のような症状があらわれた場合は、すみやかに救急車、または医療機関を受診しましょう。
こんな症状がある時はただちに病院へ!
□突然おこる頭痛
□激しい痛み
□頭痛と同時に発熱もある
□手足がしびれる
□意識がもうろうとする
□けいれんをおこす
□言語異常
□毎回痛みが増していく気がする
などの症状がある場合は、急いで医療機関を受診する必要があります。
とくに脳の病気は1分1秒をあらそいます。すみやかに救急車を呼ぶなど病院に行きましょう。
関連記事もあわせてごらんください
「梅雨時期の頭痛やめまいなどの体調不良は自律神経の乱れ? 」
[ad#co-3]