貧血といえば、かぼそくて、青白い顔色の女性を連想するのは私だけでしょうか?
しかし貧血かどうかは、実際に血液検査をしてみないと、わからないものです。
現に私は、決してかぼそくも青白くもありませんが、毎年の健康診断の血液検査にて必ず、「貧血なので精密検査を受けてください」と通達が来ます。
今年こそは貧血を改善しよう!と貧血のことをいろいろ調べているうちに、今回のテーマにたどりつきました。
男の人で貧血の人ってあまり見たことないけどいるのかな?と。
今回は、男性の貧血になる原因や女性の貧血との違いなどをまとめました。
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貧血とは?
貧血とは、血液中の赤血球に含まれる色素である「ヘモグロビン」が不足している状態のことをいいます。
そのヘモグロビンは鉄から作られているので、鉄の欠乏によって、ヘモグロビンの生成が
減ってしまい、鉄欠乏性貧血がおこってしまうのです。
貧血は、血液検査で調べることができます。
正常なヘモグロビンの量
成人男性
14g~18g/血液1dℓ
成人女性
12g~16g/血液1dℓ
これ以下の数値が出て、なおかつヘマクリット値も低い場合、貧血という判断になるということです。
*ただし高齢者は、11g以下で貧血という判断になるようです。
10g以下の数値が出た場合は、医師のもとで治療をする必要があります。
かかりつけの内科を受診しましょう。
貧血の症状
□めまい
□立ちくらみ
□だるさ
□眠気
□息切れ
□顔色が悪い
□動悸
□胸痛
□寒さを感じやすい
□頭痛
□吐き気
などがあります。
私は、実に6個もあてはまります。
あなたはいかがでしょうか?
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女性の貧血と男性の貧血とでは原因が違います
女性の貧血で考えられる原因
女性の約2割が貧血だといわれており、そのうちもっとも多い「鉄欠乏性貧血」ですが、この背景には、女性ならではの事情があるようです。
女性の鉄欠乏性貧血の原因
- 月経
- 子宮筋腫
- 子宮内膜症
- 痔
- 過度な食事制限によるダイエット
があげられます。
やはり、月経や婦人科系の病気によって、出血する機会が多いことや、食事制限によるダイエットは鉄分が不足しがちになりやすいといえます。
また、男女ともにあなどれないのは「痔」です。
かなり進行した痔による出血も貧血をおこす原因となってしまうといわれております。
軽い鉄欠乏性貧血の場合、食事管理や生活の見直しによって改善していく場合もあります。
こちらの記事も参考になさってください
しかし、単なる鉄不足ではない、再生不良性貧血や溶血性貧血といった病気がかくされている場合もあるので、何からきている貧血なのかを、内科で検査してみることをおすすめします。
男性の貧血で考えられる原因
男性の場合、女性のように周期的におとずれる生理などもなく、男性ホルモンによって血液も活発に作られることが多いため、比較的、体内の鉄分は安定していて、鉄欠乏性貧血になる人は少ないと言われております。
少ないとはいっても、男性の鉄欠乏性貧血もまったくないわけではないので、鉄欠乏性貧血の対策は女性と同じと考えてよいでしょう。
しかし男性の貧血は、女性とは違う原因でおきていることがあるようです。
男性の貧血で考えられる原因
- 痔
- 胃・十二指腸潰瘍
- 胃がん
- 大腸ポリープ
- 大腸がん
などの重大な病気がかくされている可能性があるので要注意です。
これらの病気が原因で起こっている貧血の場合、鉄分を摂取しても改善しません。
セルフチェック
□貧血気味だ(貧血の症状は上記をごらんください)
□いつもと違う便がでる(血便、黒い便、タール状の便など)
□40歳以上だ
このような症状がある時は、早めに内科または消化器内科を受診し、大腸がん検査や、胃の検査などをおこないましょう。
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