食中毒の症状~ノロウィルス~冬場の牡蠣は加熱して食べよう

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今年は、ノロウィルスが原因とみられる感染性胃腸炎が、過去10年間で2番目と言われる勢いで流行しているようです。

我が家も毎年のように、年末にはかかるのですが、今年はまだだれもかかっていません。このままかからないといいな~と思っていますが・・・。

今回は、「食中毒の症状」シリーズ第13弾として、ノロウィルスについてまとめました。

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ノロウィルスとは?

ノロウィルスとは冬場に多発する、人間の小腸粘膜で増殖し、さらに進化(変異体を作る)するウイルスです。ノロウィルスに汚染された食品を口にすると食中毒をひきおこします。

先日のニュースでも、変異したノロウィルスが流行していると報道されていましたね。

ノロウィルスの流行時期と感染経路

(流行時期)

冬場(11月~3月)で、ピークは1月、2月ごろです。

(感染経路)

経口感染

ノロウィルスに汚染された食品を、口にすることによる感染(食中毒)

二次感染

感染者の糞便が付着した手指等を介し、口に入り感染

空気感染

未処理の感染者の嘔吐物から、空気中に漂うウィルスを口から吸いこむことによって感染

ノロウィルスの潜伏期間

20時間~48時間(1日~2日)

潜伏期間中も人にうつる?

経口感染が主な感染ルートであることから、潜伏期間中(1日~2日間)に人にうつる(この期間に考えられるのは飛沫感染のため)ことはほぼないとされております。

とはいっても、潜伏期間中で発症していない状態であっても、外出先から手指にウィルスをつけてきた場合などは、経口感染してしまうことがあるので、油断は禁物です。

症状

  • 発熱(37℃~38℃の微熱)
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛

などのウィルス性胃腸炎をひきおこします。

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ノロウィルスの特徴

熱やアルコールにも強い(アルコール除菌は効果がない)ことと、数年に一度新型のウィルスがでることなどから、免疫がつかないので、毎年でもかかります。

対処法

吐いた後は2時間以上飲食は控える

吐いた直後は少なくとも、2時間以上は飲食を控えるようにしましょう。お腹にウィルスが残っているうちは、無理に飲んだり食べたりすると吐き出してしまいます。

胃がからっぽになり、数時間経つまで待ちましょう。

安静にする

微熱がでる場合もあるので、できる限り横になり安静にし、ゆっくり休みましょう。

水分補給をする

胃を空っぽにし、数時間安静にして落ち着いたら、水分補給を開始しましょう。

ポイントは、いきなりガバガバ飲むのではなく、1口づつからはじめて、様子をみながら徐々に水分補給をすすめていくようにしましょう。

飲むタイプの点滴「OS1」などの経口補水液を少量ずつ口に含ませるようにして飲むのがおすすめです。

子どもはOS1の代わりにアクアライトでもいいですね。

自宅で簡単に経口補水液を作ることもできますよ。

作り方はこちら↓

経口補水液の作り方

水500ml(500mlのペットボトル1本分)
砂糖 大さじ2杯
塩  小さじ1/4杯
計量スプーンがない場合は
大さじ→カレースプーンくらい
小さじ→ティースプーンくらい
小さじ1/4→ひとつまみくらい

とおぼえておくとよいでしょう。

このままでも効果はあるのですが、子どもの場合おいしくないと飲んでくれないので、レモン汁(ポッカレモンなど)やグレープフルーツの汁などを入れてひと工夫してあげると飲みやすくなり、さらにクエン酸により疲労回復効果と吸収力もアップします。大さじ1杯くらい入れるとよいでしょう。ただひとつ注意点はレモン汁などクエン酸入りの経口補水液を携帯するさいにステンレス製の魔法瓶タイプのものに入れるのは避けましょう。そして作り置きせずにその日のうちに飲みきってしまうか残っても次の日は新しいものを作るようにしてくださいね。

引用元:からだポジティブ「子どもが嘔吐した時には水分補給が大事」

※水も受け付けず、脱水症状が進んだ場合は、病院にて点滴治療を受けることもできます。

自己判断で下痢止めを飲むのは絶対にやめましょう!!

下痢や嘔吐というのは、ウィルスを体の外に排出しようとするはたらきによるものなので、下痢止めなどで無理に止めてしまうとお腹からウィルスが排出されず、症状がなかなかよくなりません。自己判断で下痢止めを飲むのは絶対にやめましょう。

病院では、下痢がひどい場合は整腸剤を処方してくれます。

ノロウィルスの原因となる食品

水やノロウイルスに汚染された食品(とくにカキなどの二枚貝)が原因だとされております。

人間がノロウィルスに感染すると、嘔吐や下痢などの症状がおき、その吐瀉物(としゃぶつ)は、トイレに流され、やがて下水処理場へとたどりつきます。

しかし、この下水処理場において、すべてのウィルスをなくすことはできないため、微量であっても海に流れて行ったときに、二枚貝が海水とプランクトンを飲み込んで、海水の中に含まれているノロウィルスも、貝の中に蓄積されていくのです。そうしたカキを生で食べることによって、食中毒をおこすということです。(十分に加熱すれば、ウィルスも死滅するので食べられます)

しかし、この下水道処理場の除菌技術は進んでいて、「膜分離活性汚泥法(MBR)」といわれるフィルターを使用し、ノロウィルスの99.99%を除去することに成功しているという報告もあります。そしてすでに導入している自治体も一部あるようです。

どんどん普及して、ノロウィルスの被害が減っていくことを願ってやみません。

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ノロウィルスの消毒方法は?

比較的熱にもアルコールにも強い(アルコール除菌は効果がない)ため、加熱だと85℃以上で1分以上の加熱をするか、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系ハイターなど)が効きます。

床に吐いた嘔吐物はキッチンペーパーで拭き取り、次亜塩素酸ナトリウムの消毒液を拭きかけます。

「次亜塩素酸ナトリウム消毒液・ノロキラー」

自宅でも次亜塩素酸ナトリウムの消毒液を作ることができます。

次亜塩素酸ナトリウム消毒液の作り方

塩素系ハイターミルトンを使います。ハイターとミルトンは

塩素系ハイター→雑貨品
ミルトン→医薬品

という違いがあります。なので床や物などの消毒にはハイターで作った消毒液手指など肌に触れる消毒にはミルトンで作った消毒液と使い分けるとよいでしょう。

1.日常の消毒には0.02%(200ppm)次亜塩素酸ナトリウム液(薄め)

塩素系ハイターをペットボトルのキャップ4杯(20ml)に足して水5㍑

または

塩素系ハイターをペットボトルのキャップ1杯(5ml)に対して水を1.25㍑(500mlのペットボトルで2杯+500mlのペットボトルの約半分)

2.ウィルス性の嘔吐物、排泄物による汚染された場所や物の消毒には0.1%(1000ppm)次亜塩素酸ナトリウム液(濃いめ)

塩素系ハイターをペットボトルのキャップ2杯(10ml)に対して水を500mlのペットボトル1本分

3.手指を消毒するための次亜塩素酸ナトリウム液

ミルトンを20倍に薄めて霧吹きなどに入れる

*ペットボトルのキャップ1杯=5ml

*1.2.3.のどれも日持ちしない(効果が薄れる)ので極力作り置きはしないようにしましょう。

引用元:からだポジティブ「感染性胃腸炎がうつる原因と治るまでの期間」

ノロウィルス食中毒を予防するには?

1.消毒液を持ち歩く次亜塩素酸水・ノロキラーS

ノロウィルスとロタウィルスはアルコール消毒では消毒しきれず、次亜塩素酸ナトリウム系の消毒液と熱湯消毒(加熱処理)が有効となっております。

外出時の手指などの消毒をするとよいですね。

*肌荒れをおこす可能性もありますので注意書きをよく読んでからご使用ください。

「次亜塩素酸水・ノロキラーS」

2.牡蠣(カキ)を生で食べることは控える

ノロウィルスの流行時期である冬場はできるだけ、生ガキを食べるのは控えることをおすすめします。

また、ノロウィルスは85℃以上で1分以上の加熱をすることで死滅しますので、できるだけ加熱調理したものを食べるようにしましょう。

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 3.嘔吐物などを処理する際はマスクと手袋を!

感染経路の多くは、感染者の嘔吐物などを処理する際に感染する「二次感染」によるものがほとんどです。

嘔吐物の処理や下痢のオムツ替えなどをする際は、必ず使い捨てのマスクと手袋をしましょう。

着ていた服や汚れたシーツなどは、熱湯消毒かハイター(次亜塩素酸ナトリウム)で消毒してから洗濯しましょう(色落ちにご注意)

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4.空気中のウィルスを除去する

空気中のウィルスを除去してくれる

「大幸薬品・クレベリン」を使用するのもよいですね。

うちの子供の幼稚園のクラスにも配置してありました。

「大幸薬品・クレベリン」

出勤・登校(園)はいつから?

ノロウィルスのよる食中毒は、ウィルス性胃腸炎をひきおこします。

ウィルス性胃腸炎は学校保健法において「学校感染症第三種・その他の感染症」という位置づけとなっております。

乳幼児園医協議会では「下痢が治まり、全身状態が良ければ登園可」となっております。

学校に通っている子供が感染した場合は、集団感染を防ぐ意味で、学校にきちんと報告しましょう。場合によっては学級閉鎖が行われることもあります。

特に、出席停止期間が明確に定められているというわけではないため、学校や職場などの判断に委ねられているといったところです。

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