歩きすぎたり、立ちっぱなしだったり、逆に座りっぱなしが続いた時などは、ふくらはぎがだるくて痛くなることありますよね。
また、椅子に座っている時などは、ひざ掛けをすると体全体が温まります。足って体の中でも特に重要な部位なのかもしれませんね。
今回は、ふくらはぎが痛い、だるい、むくむなどの症状がおこる原因と、対処法をまとめました。
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ふくらはぎが痛いしだるい!原因は?
疲労
ふくらはぎは、「第二の心臓」ともいわれ、ふくらはぎの筋肉の動きによってポンプのように、足の血液を押し上げ、心臓に血液を戻すという大事なはたらきをしています。
このふくらはぎが疲れることによって、血流がうまくいかなくなり、ふくらはぎがだるくなったり痛くなったりしてしまうのです。人間の血液というのは、どうしても重力によって下半身にたまってしまいやすいものだからです。
ふくらはぎが疲れる原因は、立ちっぱなしの仕事、座りっぱなしのデスクワーク、運動し過ぎによる筋肉痛、長時間ヒールを履き続けることなどがあります。
冷え
冷えも血流を悪くします。
足が冷えるとふくらはぎの血流が悪くなり、だるいと感じてしまいます。
こむら返り
足の筋肉が痙攣(けいれん)をおこす「こむら返り」も、ふくらはぎが急激に痛みます。
「足がつったーーーっっ!!」ってやつです。水分不足によってもおこりやすくなります。
こむら返りについてくわしくは
をごらんください
妊娠している時
妊娠も後期になってくると、足の浮腫(むくみ)やだるさがあらわれます。また、こむら返りもおこりやすくなります。
妊娠後期も歩くことは大切ですが、無理しすぎず、座りながら、休み休み歩くようにしましょう。歩きすぎて足が疲れてくるとお腹が張ってきてしまいます。
病気によるもの
肉離れ
運動中に急に激痛がおこった時は肉離れかもしれません。
応急処置として、
- アイシング(冷やす)
- 痛む箇所の上下の部分を圧迫
しましょう。
応急処置が終わり落ち着いたら、整形外科を受診しましょう。
動脈硬化
ふくらはぎに動脈硬化がおきると、血管が詰まり、血流不全になり、ふくらはぎが痛いという症状があらわれることがあります。
坐骨神経痛
ふくらはぎの外側、太ももの前の部分、お尻にも電気が走ったような痛みとしびれを感じます。
坐骨神経痛は、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、腫瘍、梨状筋症候群、すべり症などが原因と考えられています。
下肢静脈瘤
下半身の血液が、心臓に流れていかず(戻らず)、足の静脈という血管に、「コブ」のようなボコボコとしたふくらみができる病気です。
痛みやむくみがあります。
女性や、立ち仕事をしている人が発症しやすいといわれております。
その他の症状として、
- 足が痛い
- 足がむくむ
- 足がつる
- 足がかゆい
などがあります。
肝臓の病気
肝臓の病気によってふくらはぎがだるいと感じることもあるようです。肝臓が悪くなると、そのほかにも、「背中の右側」が痛いと感じるようです。
ふくらはぎがだるいと同時に、背中の右側の痛みも併せ持つ場合は、肝臓の病気を疑う必要があります。
痛風
痛風になると発作時には、足の甲や、足の親指などが痛くなるのですが、中には、ふくらはぎが痛いと感じる人もいるようです。
痛風についてくわしくは
「痛風の発作はどれくらいの期間続く?発作時にNGな市販薬は?」
をごらんください。
腎疾患
腎臓の病気で重症化してくると、全身にむくみ症状があらわれてきます。
ふくらはぎのむくみ以外にも、顔や全身にむくみ、だるさがあらわれてきた時は、かかりつけの内科または、泌尿器科、総合診療科を受診しましょう。
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ふくらはぎの痛みとだるさをやわらげる方法
足湯をする
温めて血流を良くすることで、むくみやだるさを解消できます。
洗面器やフットバスにお湯を張り、お好きなアロマオイルや入浴剤などを入れて、心身ともにリラックスする時間をもちましょう。
足のストレッチをする
足首を回したり、足のストレッチをして、筋肉を動かし、血流をよくすることで、むくみを解消することができます。特に、アキレス腱をよく伸ばすのがよいですよ。
足を高くして寝る
朝起きると足がむくんでいるということも、けっこうあると思います。
前日の飲酒、塩分の摂り過ぎ、水分の摂り過ぎなど、さまざまな原因が考えられますが、足を高くし、重力を利用することで、下半身の血液が心臓に戻りやすくするのも、足のむくみ対策として効果的です。
ツボを刺激
「足三里」ご確認ください
足の疲れとともに胃の調子など、全身にも効果があるツボといわれております。
「承山」ご確認ください
足のむくみや、腰痛、膝の痛みにも効果的なツボです。
マッサージ
1日の終わりにマッサージを行うとよいですね。
特に、お風呂上り、足湯の後などが効果的です。
足のマッサージの基本は、「下から上に向かってマッサージする」ということです。
先述のとおり、足の血液は心臓に戻らなくてはいけないので、血液循環と同じ流れである「下から上」という方向でふくらはぎのマッサージをおこなうことが効果的なのです。
こちらの動画をぜひ参考にしてみてください。
フットリフレクソロジーに行くのもいいですね。
たまには、プロにケアしてもらい、癒されるのもいいですよ。
温湿布
温湿布の温かさで、血行の改善が期待できます。また、湿布の効果で関節や筋肉の痛みをやわらげることもできます。疲れた足には温湿布を貼りましょう。
ヒールはほどほどに
ヒールを履いている時の足の状態は、「ふくらはぎの筋肉が縮みっぱなし」であるといえます。そのため、筋肉の伸び縮みがなく、血流が悪くなってしまうため、ヒールを履いた後の足はむくみやすくなってしまうというわけです。
仕事上、ヒールのある靴を履かなければいけない場合もあるかと思いますが、できるだけ足に負担がかからず、かつ美しいラインに見える靴を履くようにすることをおすすめいたします。
こんな時は病院を受診しましょう
ふくらはぎの痛みが3日以上続く、ふくらはぎ以外にもむくみがある場合は、整形外科、神経内科、総合診療などを受診しましょう。
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