乾燥してきたせいか、口の中がザラザラとすることがありますが、あなたはどうですか?乾燥のせいだけじゃないのかな?
口の中がおかしいと、とても不快ですよね。
今回は、口の中がザラザラする時に考えられる様々な原因と対処法をまとめました。
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口の中がザラザラする原因6と対処法
1.ドライマウス
口の中がザラザラする原因は、ドライマウスかもしれません。言葉の通り、口の中が乾いてしまう状態のことをいいます。
ドライマウスとは、それ自体が病気ではありませんが、放置しておけば、虫歯、歯周病、口腔カンジダ、嚥下障害、誤嚥性肺炎といった病気につながる可能性もあるといわれております。
ドライマウスの対処法
歯科にて治療をしてくれます。
- 人工唾液
- 保湿ジェル
- うがい薬
- トローチ
- 唾液分泌薬
- 筋機能療法
などがあります。
自分でできるドライマウス対策3
1.漢方薬を飲む
「茵陳蒿湯(いんちんこうとう)」というもので、歯医者でもしょほうされる漢方薬です。
2.加湿
乾燥が原因なので、加湿器やマスクをつけたりすることで湿度を保ちましょう。
3.唾液腺のマッサージ
歯医者でも行われる治療のひとつである「唾液腺のマッサージ」を自宅でもやってみましょう。
こちらの動画を参考になさってみてください。
2.口腔カンジダ
口腔カンジダが発症しやすい人は、
- 喘息の治療の薬(ステロイド薬)を使っている人
- 抗がん剤を使用している人
- 放射線治療をしている人
- HIVに感染している人
- 糖尿病の人
- 高齢者、妊婦、寝たきりの人
- 口の中が清潔じゃない人
- ドライマウスの人
- 入れ歯をしている人
などがあげられます。
真菌(カビの一種)であるカンジダ菌は、成人の約半数の人のあいだでは、普段から存在しているのですが、体力や抵抗力が落ちている時に悪さをして、発症しやすくなります。
症状
- 口の中がザラザラする
- 口の中がヒリヒリ痛む
- 口の中が乾く
- 味覚障害
- 舌痛症
- 嚥下障害
などがあります。
口腔カンジダの対処法
口腔外科、皮膚科を受診しましょう。
- うがい薬(抗真菌薬)
- 塗り薬(抗真菌薬)
- 内服薬(抗真菌薬)
などで治療をします。
3.口内炎
口内炎には2種類あるのをご存知ですか?ひとつは、よく知られているタイプである、「白い潰瘍ができて痛い、アフタ性口内炎」と、もう一つは、ザラザラと荒れたり、赤い炎症をおこし、炎症部分と炎症をおこしていない部分の境界線がはっきりしていない「カタル性口内炎」とがあります。
カタル性口内炎の症状
- 口の中がザラザラする
- 白くただれる
- 唾液が増える
- 味覚が落ちる
- 痛みはない
などがあります。
口内炎の対処法
- ぬるま湯でうがい(口の中を清潔にする)
- 抗生物質の軟膏を塗る
- 入れ歯や矯正器具を見直す
- 虫歯を治す
- 胃腸の不調を改善する
- 体調を整える(風邪を治すなど)
などを心がければ、1週間~10日間で治っていきます。
症状がよくならない場合は、歯科、皮膚科、耳鼻科、内科などを受診しましょう。
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4.口腔アレルギー
「花粉症の人が保持しているアレルゲン」の入った果物や野菜、ナッツなどを食べた時に15分以内に、口の中にアレルギー症状をおこすことをいいます。
- 口の中がざらついたり違和感がでる
- 口や唇が腫れる
- しびれる
- 粘膜が腫れる
- 顔のむくむ
- 蕁麻疹
- 腹痛
などの症状があらわれます。
風邪などで体力が落ちている時にもおこりやすいといわれております。
花粉症の人は、特に注意が必要です。
また、歯科治療によって使用されている入れ歯や差し歯、詰め物、矯正器具などが触れることによって金属アレルギーをおこし、口の中がざらついたり、荒れたりすることもあります。
口腔アレルギーの対処法
アレルゲンの食品の摂取を控える
治療法
- 抗アレルギー薬
- ステロイド薬
など。
急激に重い症状があらわれたときは迷わず救急車を呼びましょう。
口腔アレルギーの原因物質(果物・野菜)を自分で調べる方法
「この果物じゃないかな?」など心当たりのある食材で、新鮮なものを用意してください。
*アレルギーは新鮮なものよってのみ発症するとのことです。必ず新鮮なものにしてください。
1.皮をむく
2.小さく切る
3.舌にのせる
判定します。
- 手が赤くなる
- かゆくなる
- 舌がピリピリする
などの症状があらわれた場合は、以降、その食材を口にしないようにするとよいでしょう。買い物をするときも、表示内容をしっかり確認しましょう。
しかし、こちらの方法は、あくまでも軽症な人に限って有効です。重症の人は、アナフィラキシーショックをおこすことも考えられますので、できるだけ、病院でのアレルギー検査をおすすめいたします。
子供の場合は、かかりつけの小児科、内科、耳鼻科を。
大人の場合は、アレルギー科、耳鼻科を受診しましょう。
5.口腔異常感症
口の中に腫瘍や炎症がないのにもかかわらず、口の中に不快感や痛みなどの異常を感じる病気です。
高齢者に多く、口の中がザラザラ、ネバネバするなどの不快症状があらわれますが、はっきりとした原因はわかっておりません。
また、味覚の異常や舌痛症などもひきおこします。
口腔異常感症の対処法
精神的な要因と、身体的な要因とが絡み合っておきている可能性があると考えられているようです。口腔外科を受診しましょう。
- 抗うつ薬
- カウンセリング
などでの治療をしていくことになります。
6.ストレス
風邪などの体調不良によって口の中が荒れたり、ストレスによって、口唇をかみしめたり、吸ったりする癖がある人にも、口のザラザラ感があらわれる場合があります。
対処法
ストレスは適度に発散させる生活をすることや、考え方の「癖」を見直してみることも大切ですね。真面目な人ほどストレスをためこみやすいものなので。
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