鼻がむずむずすることありませんか?
私は、アレルギー性鼻炎のせいか、薬を飲まないでいると、とたんに鼻がむずがゆくなってどうしようもなくなります。
でも、鼻がむずがゆくなる原因はアレルギーだけではないようです。
今回は、鼻がむずむずする原因とかゆみ対策をまとめました。
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鼻の中がむずがゆい原因5
1.アレルギー性鼻炎
鼻の中がむずむずする原因の多くは、アレルギー性鼻炎によるものです。
アレルギーの原因物質によって「季節性アレルギー性鼻炎」と「通年性アレルギー性鼻炎」とに分けられます。
また、アレルギー性鼻炎は自律神経と深く関係しており、副交感神経が優位に働いている時に症状が出やすいといわれております。だから、朝や夜寝る前などに症状が悪化するんですね。
(季節性アレルギー性鼻炎)
主に「花粉症」のことをさします。花粉の飛散時期にのみ発症する鼻炎です。
対策
- アレルゲンを特定する(病院で調べる)
- マスクをする
- 室内に入る前に花粉を落とす
- うがいをする
- 飛散時期は窓を開けっ放しにしない
- すべすべした素材の服を着て外出する
などがあります。
(通年性アレルギー性鼻炎)
特定の季節にのみ発症する「季節性アレルギー性鼻炎」に対して、1年中発症する可能性のあるアレルギー性鼻炎をさします。
原因の多くは、「ハウスダスト」によるものです。
ハウスダストとは、家の中のほこり、ちり、ダニの死骸・糞、ペットの毛などです。
2.血管運動神経性鼻炎
アレルギーのように、特定の刺激物によっておこる鼻炎ではなく、これといった原因がみつからない鼻炎もあります。
こちらの血管運動神経性鼻炎は、鼻の内側の血管が拡張(広がる)し、腫れて、鼻がむずがゆさ、鼻づまり、鼻水などがでる原因になります。
しかし、鼻の血管が腫れる理由ははっきりしておりませんが、腫れるきっかけとして考えられるのは以下のようなものがあります。
- 香水、たばこ、悪臭などの刺激臭
- 天候の変化(寒暖差や空気の乾燥)
- ウィルス感染(風邪やインフルエンザなど)
- 熱いものや刺激物の飲食
- 薬によるもの(アスピリンやイブプロフェンなど)
3.風邪
風邪によっておこる鼻炎も鼻がむずがゆくなりますね。これをウィルス性鼻炎といいます。
風邪についてくわしくは「風邪にもいろいろな種類がある?自宅でできる風邪の対処法」をごらんください。
4.ドライノーズ
特に何かのアレルギーがあるわけではないけど、鼻の中がむずがゆいという症状がある人は、ことらのドライノーズの可能性もあります。
冬は空気が乾燥していて、なおかつ、ビルやマンションなどの気密性の高い室内は、湿度が20%以下になることも多々あり、鼻の中が乾燥します。
このような乾燥した環境で日常過ごしている人や、点鼻薬の使用をしている人にもおこりやすいといわれております。
症状
- 鼻の中がむずむずする
- 鼻の中が乾燥してる感じがする
- 鼻水は出てないのに鼻をかみたい
- 鼻の中がピリピリした痛みを感じる
など
ドライノーズ対処法
ドライノーズは市販薬も販売されております。
また、ワセリンを綿棒につけて、鼻の中にやさしく塗るという方法もありますよ。
5.鼻前庭炎
鼻の穴の入口部分のすぐ内側を「鼻前庭」といいますが、この部分に炎症が起きていると鼻がむずがゆくなります。
炎症がおきる原因は、
- 鼻をほじる
- 鼻毛を抜く
などがあります。
悪化すると、おできができて、腫れ、痛むようになります。この場合は、耳鼻科にて、抗生物質の軟膏、炎症止めと抗生物質の内服薬などで治療をします。それでも治らない場合は、手術によっておできを取る場合もあります。
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鼻の表面がかゆい原因2
鼻がむずむずすることのひとつに、鼻の表面の皮膚がかゆいということもありますよね。それは、大きく分けて2つの原因が考えられます。
1.アレルギー性皮膚炎
鼻の表面がむずがゆくなる原因の一つにアレルギー性皮膚炎が考えられます。
アレルゲン(原因物質)は、花粉、ハウスダスト(ほこり、ダニ、ペットの毛など)、食品、紫外線、薬品、洗剤、化粧品などがあげられます。
この場合、皮膚科にて、アレルギー物質がなんなのかを調べる必要があります。
治療法
- ステロイド軟膏
- 抗ヒスタミン薬
2.脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
「マラセチア菌」というカビによって「脂漏性皮膚炎」をおこしているせいかもしれません。
マラセチア菌は、常在菌といって、ふだんから私たちの体のあらゆる部分に存在している菌なのですが、脂質の多い場所(頭皮や鼻の表面)などで増殖し、炎症をおこし、かゆみをひきおこすのです。
治療法
- 抗真菌薬
- ステロイド軟膏
- レーザー治療(美容皮膚科)
などがあります。
くわしくはを「鼻の表面がかゆい時に考えられる2つの原因とかゆみ対策」ごらんください
鼻のかゆみ対策
1.家の掃除をする
アレルギーを持っている人は、家の中をこまめに拭き掃除し、ハウスダストや外から持ち込んだ花粉などを除去することが大切です。
空気清浄器も効果的です。
2.加湿
乾燥することもかゆみにつながりますので、加湿器をつけたり、濡れたバスタオルを1枚室内に干しておいたり、マグカップにお湯を注ぎ鼻に当てるなども効果的です。
また、マスクは自分の吐いた息がほどよい湿度を保ってくれるため効果的です。
3.病院でかゆみ止めをもらう
むずがゆい原因がアレルギーかもしれないので、耳鼻科か皮膚科にて、アレルギーの検査をして、自分が何のアレルギーなのかを特定し、その物質を避けるようにするのもひとつです。
かゆみ止めも処方してもらうとよいですよ。
4.寝具をこまめに取り換える
シーツはできるだけ週に一度は取り換えることが大切です。難しければ、レイコップなどの、布団クリーナーを使い、ハウスダストを除去するのもひとつですね。
また、天気の良い日に布団を天日干しにするのも効果的です。
5.喚起する
花粉症の人の場合は、飛散時期にはあまり窓を開けないほうがよいのですが、それ以外ではやはり、1日1回は窓を開けて換気し、空気の入れ替えをすることが大切です。
かのナイチンゲールも、看護の基本として、換気を非常に大切にしていたとのことです。
6.ツボを刺激
鼻の症状によく効くといわれているツボを押してみるのも効果的です。
7.鼻の中にワセリンを塗る
鼻の中にワセリンを塗る効果は、「水分の蒸発を防ぐ」「粘膜を保護する」という二つの役割を果たしてくれます。
ドライノーズのところでも記しましたが、くわしいやり方をご説明いたします。
用意するもの
- ワセリン(オロナインでも可9
- 綿棒
1.綿棒にワセリンをつける
2.鼻の中にまんべんなく塗る
たったこれだけです。これを朝と夜の2回やると効果的です。
8.鼻うがい
鼻うがいも一時的ではありますが効果があります。
ただあくまでも、一時的な対処法であり、根本的な解決にはなりませんが、鼻がすっきりしてかゆみがおさまります。
こちらの動画で鼻うがいの方法をくわしく説明しておりますのでごらんください。
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