「おしん」って知ってますか?
「おしん」最近リバイバルされたようですね。
その昔、大ヒットしたドラマだったのですが、主人公のおしんが奉公先で、寒い冬の日でも、外で水仕事をしていたので、子供なのにあかぎれや、しもやけがひどい状態だったのですが、どんな状況にも負けず、けなげに働く姿が印象的でした。
私も幼いながら、「おしんはこんなにがんばっているんだから、私もがんばらなきゃ。」なんて思った記憶があります。
現代は寒い日に外で洗濯をしなくてもよくなりましたが、相変わらずあかぎれをおこすことってありますよね。
指があかぎれをおこす原因や、それでも水仕事をしなければならないあなたや私のために、対処法をまとめました。
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あかぎれが痛くてなかなか治らない!
寒い季節で、空気が乾燥してくるとお肌も乾燥し、思わぬ肌トラブルをおこしますよね。
手のひらと足の裏の角質層の厚さは、顔の5倍以上ともいわれており、皮脂がでにくく、特に乾燥がおこりやすい部分だとされております。
指にできる「あかぎれ」は、乾燥から始まります。
まず、手肌の乾燥によって、かゆみのある「ひびわれ」がおこります。その「ひびわれ」の症状が悪化し、角質層の下の真皮が破れた状態までなってしまうことを「あかぎれ」といいます。「ひびわれ」→「あかぎれ」という順番で進んでいくのですね。
この「ひびわれ」「あかぎれ」は4つの原因からおこるとされています。
1.水分不足
そもそも「ひびわれ」も「あかぎれ」も乾燥、つまり水分不足が原因ではじまるのです。
2.油分が不足
「ひびわれ」「あかぎれ」は水分不足からはじまるということなのですが、たとえ水分を補給することができたとしても、水分を閉じ込めておくための皮脂膜(油分)がなければ、水分はどんどん逃げてしまいます。
3.栄養が不足
割れてしまった傷口を修復するためには、栄養が必要です。栄養が行き渡らなければ、なかなか傷が回復しません。
4.血行不良
傷口を修復するためには、栄養が必要なのですが、たとえ栄養を与えたとしても、血行不良で栄養を行き渡らせることができなければ傷が回復できません。
「ひびわれ」「あかぎれ」の原因は、これらの4つが絡み合ってできるといえます。
あかぎれの治し方
1.市販薬を塗る
できてしまった、あかぎれにはまず市販薬を塗って対処しましょう。
2.キズパワーパッドを貼る
キズパワーパッドは、「湿潤療法」といって、お肌がもともと持っている力をひきだすための絆創膏です。
3.液体絆創膏を塗る
4.あかぎれ専用絆創膏を貼る
絆創膏はいずれも、市販薬を塗り、乾いてから貼る(塗る)ようにしましょう。
私もベテランのあかぎれ保持者でしたが、さまざま試してみてひとつだけいえることがあります。
「1番大事なのは、傷口がふさがるまで保護すること!!」です。
どんなにいい薬を塗って夜寝て修復したとしても、朝起きて、素手で水仕事などをおこなえば、せっかく治りかけていた、あかぎれの傷口が復活してしまうのです。だから治らないのです。
私もそうなのでよくわかるのですが、主婦は本当に、寝る間際まで水に手を触れる機会が多いのです。なので、
- キズパワーパッド
- 液体絆創膏
- あかぎれ専用絆創膏
などを必ず貼って作業をするということが重要となります!!
あかぎれも症状が悪化すると、なかなか自己処理では治りません。
なかなか治らず痛い場合は、皮膚科を受診して適切な治療を受けることをおすすめします。
皮膚科での治療法は、
- 保湿薬
- ステロイド軟膏(割れ目の部分にのみ使用)
- ビタミン剤の内服薬
などがあります。
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あかぎれを予防するには?
ハンドクリーム
ワセリンがおすすめですが、ご自分に合ったものを使いましょう。
ハンドクリームには「尿素配合」とかかれたものもありますが、尿素は、荒れる前のお肌に使用する分には効果的なのですが、「あかぎれの傷口」や「進行した肌荒れ」に使うと、しみたりする場合もあるようですので、注意が必要です。
水仕事のあと、トイレの手洗いのあと、などもこまめにハンドクリームを塗るようにしましょう。
また、水のついた手は、きちんとタオルで拭き取りましょう。水がついたまま自然乾燥させると、手の水分が奪われて余計に乾燥してしまいます。
水仕事は手袋
水仕事をするときはゴム手袋をつけるのがいいのはわかっているのですが、ゴム手は意外とモコモコごわごわして作業がしずらい、場合は、病院で医療関係者が使用しているようなタイプの手袋をおすすめします。手にフィットし、感触もあるので、作業がしやすいです。
こちらの「やわらか手袋」がおすすめです。
しかし、ラテックスアレルギー(ゴム製品へのアレルギー)の人などにはあまり向いていません。その場合は、綿の手袋をつけてから普通のゴム手袋をつけるのが理想的です。
どうしてもゴム手が面倒なら、あかぎれしている指だけでも「指サック」をしてみるのはいかがでしょうか?指サックは100円ショップでも売ってますね。
ビタミンEを摂る
ビタミンEは皮膚の角質硬化を防止するはたらきがあります。また、血行を改善し皮膚の温度をあげるはたらきもしてくれます。ビタミンEを配合したハンドクリームも効果的です。
また、サプリメントで補うのもよいでしょう。
ビタミンEを効率良く吸収するポイントは、
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンE
を合わせて摂るのがよいといわれております。
「ACE(エース)」でおぼえておきましょう。
ビタミンEが多く含まれた食品
アーモンド、すじこ、いくら、たらこ、明太子、卵、焼きのり、うなぎなど
ビタミンEのサプリメント
手を冷やさない
手を冷やさないとしましたが、手足が冷えやすい人は、体全体も冷えやすいです。
冷えによって血行不良になり、指先の末端まで栄養が届きにくくなってしまいます。
外出するときは手袋をつける、家にいる時はルームシューズを履く、毛糸のパンツをはく、また、ストレッチなどをして体を軽く動かす、夜は湯船につかるか足湯につかり、温まるようにしましょう。
家にいる時は、「大人用着ぐるみ」もおすすめですよ!
加湿器
寒くなると暖房をつけますが、これが乾燥の原因ともなります。
暖房をつけるときは同時に、乾燥を防ぐために加湿器で湿度を50%~60%くらいに保つように心がけましょう。
手の冷えに効果的なエクササイズ
血行を良くするために、手の冷えに効果的なエクササイズをしてみるのはいかがでしょうか?手や指先まで温まりますよ。
くわしいやり方は、こちらの動画を参考にしてみてください。
冷えに有効なツボを刺激
「万能のツボ」とも呼ばれていて、血行をよくし、あらゆる不調に対応できるツボです。
ストレス、肩こり、頭痛や、痛みをおさえるという効果もあります。
手の冷えが改善されるのと、冷えを根本的に改善していく効果も期待できます。
手三里と合谷の両方のツボをおすことによって、経路の流れがさらによくなるという相乗効果が期待できます。肩こりにも効果的なツボです。
引用元:からだポジティブ「爪の横にできるささくれ・さかむけがしみる!原因と対処法」
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