自分の平熱って知ってますか?
私は36.5℃と、いたって普通です。
しかし、昨今では、平熱が35℃台という、いわゆる低体温の人も増えているそうです。
今回は、平熱が低い人の「発熱」とは何度から?また、低体温が招く体の不調や、体温をあげるためにできることなどをまとめました。
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平熱が低い人の「熱がある」とは何度から?
日本人の平熱の平均値は?
日本人の体温の平均値は、36.6℃~37.2℃だといわれております。
平熱が低い人の「熱がある」とは何度から?
数十年前までは、日本人のほとんどの人は平熱が36℃~37℃だったといわれておりますが、その昔、水銀体温計というものがありましたよね?
あの水銀体温計は「37℃を赤」で表示していたのを覚えていますか?
37℃以上を発熱(微熱)ととらえるようになったのは、どうやらここからきているとされています。
実際には「発熱は37℃から」などという定義はありませんが、感染症法においては、37.5℃以上を「発熱」、38.0℃以上を「高熱」と分類しているようです。
しかし、平熱には個人差が大きく、現代では35℃台の低体温の人も増えているため、
・平熱との差が1℃以内→微熱
・平熱との差が1℃以上2℃未満→発熱(中)
・平熱との差が2℃以上→高熱
と考えるとよいと思います。
体調の良しあしは、熱だけでは判断できないものなので、平熱より多少体温が高くても、調子がよければ問題ないし、微熱であっても頭痛、腹痛、だるさなど他の症状がある場合は、病院を受診したほうがよいでしょう。
平熱が低い人にとっては、37℃も「微熱」ではなく「発熱」という状態でつらく感じるものです。
そのためにも、ふだんから自分の平熱を知っておくのも大切です。
正しい平熱を知る方法
・医療の現場においては、午前中、14時、20時、就寝前と、計4回体温を測り、その平均値を平熱としているそうです。
・自宅で正確に調べたい場合は、週に2回でいいので、毎回同じ時刻に一日一回体温を測ります。これを2か月続けて平均値を出します。
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平熱が低いとよくないの?
「平熱」と聞くと「36.5℃!」と答えたくなるのは私だけでしょうか?実際私の平熱も36.5℃です。
この、36.5℃というのは、体内の酵素が最も活発に働いてくれる温度だといわれております。
人間は、体温が1℃下がるごとに基礎代謝が1割ほど低下し、免疫力が3割も落ちるといわれております。
逆に体温が1℃高くなると、免疫力は5倍~6倍もアップするともいわれております。
ということは、低体温は、免疫力が低いため、風邪や病気にもかかりやすくなるというわけです。また、血行が悪くなり、むくみがおこったり、冷え症になりやすいともいわれております。
また、女性の場合は、「冷え」は厳禁で、生理不順などの原因にもなってきますので注意が必要です。
低体温になりやすい原因
・食事制限によるダイエット
特に、炭水化物を極端に制限すると低体温や、さまざまな不調がおこるおそれがあります。
・過度なストレス
ストレスが自律神経の乱れを引きおこし、体温調節がうまくできなくなります。
・整いすぎた室内環境
人間は本来、体内で、寒い時は体温を上げ、暑い時には、汗をかき体温を下げるという、体温調節をおこなっています。
しかし、冷暖房が整ったのはいいものの、暑い時にガンガン、エアコンをつけたりしている環境に慣れてしまうことによって、本来持っているはずの体温調節機能がうまく働かず、平熱が低体温になってしまうということもあります。
また、更年期障害や自律神経失調症によっても、体温調節がうまくできなくなり、低体温になりやすい要因です。
平熱(体温)を上げる方法
1.運動
運動をすることによって筋肉がついたら、基礎代謝が上がり、結果、体温も上がります。
特に、体温の低いとされる朝に、ウォーキングをするのは、とても効率的に基礎代謝、新陳代謝をアップし、ダイエット効果も期待できるそうです。
2.汗をかくようにする
汗をかくことで、老廃物を出し、血行をよくし、結果、体温があがることになります。
汗をかくために、エアコンをつけすぎないことや、できれば毎日湯船につかることをおすすめします。湯船につかれない場合は、洗面器にお湯を張って足湯をするだけでも、体が温まり、血行がよくなりますよ。
3.バランスの良い食生活
たんぱく質、ビタミン、ミネラル、亜鉛をバランスよく摂取するとよいです。
特に、亜鉛などのミネラルは、女性ホルモンのバランスを整えてくれるので、低体温や、生理不順の解消も期待できます。
あと、朝起きた時と、寝る前に「白湯」を飲むのも、内臓を温め、低体温に効果的だそうです。
4.ストレスをためこまないようにする
ストレスによって自律神経の乱れをひきおこし、低体温になりやすくなります。現代では、ストレスをためるなというのは難しい話ですが、ストレスがたまってきたなと思ったら、適度にはきだしていくようにすることが大切です。
何をすれば、ストレス解消できるのかは人によって違いますが、楽しみをみつけて、忙しい中でも、リフレッシュする時間を「スケジュールとして組み込んでいく」のは大事なことですね。
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