りんご病の検査の必要性は?疑いがある妊婦は必ず検査を!

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りんご病って、名前はかわいいのですが、妊婦さんがかかると危険な病気です。

小さなお子さんをもっていらっしゃる妊婦さんは、りんご病の正しい知識が必要です。

今回は、妊婦がりんご病にかかった時の危険性や、検査にかかる料金などをまとめました。

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りんご病とは?

りんご病の正式名称は、伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)といい、「ヒトパルボウィルスB19型」というウィルスが原因による感染症です。

ほっぺたがりんごのように赤くなることから、通称「リンゴ病」と呼ばれています。

りんご病にかかりやすい年齢

最もかかりやすい年齢は5歳~9歳といわれていて、約60%の人は成人するまでに、リンゴ病の免疫を獲得するといわれております。

比較的感染力が弱く短期間で急激に大流行するということはあまりないといわれております。

保育園に通っている、または、上の兄弟姉妹が保育園や幼稚園に通っている場合は、2歳以下の乳幼児も感染する場合があります。

また、大人でも免疫がなければうつります。

子供と一緒にいる機会の多いママは注意が必要ですね。

りんご病の検査の必要性とは?

他の子供(兄弟姉妹)が感染したとか、保育園や幼稚園、学校などでりんご病の感染者がでたということがあった場合は、自覚症状がでていなくても、すでに感染している可能性もあります。その場合は医師に申し出て、検査を受けた方がよいでしょう。

通常、「りんご病の検査は保険適用にならない」のですが、妊娠中(特に妊娠20週まで)にリンゴ病にかかると、胎児に影響がある病気であるため、妊婦が、りんご病に感染してる疑いがある場合は、保険適用で検査をおこなってくれます

妊婦が保険適用でリンゴ病の検査を受けた時の料金の相場は、病院によってばらつきはありますが、¥1500~¥3500ほどです。

*風疹は妊婦検診の「基本健診として含まれている」ので、各自治体からもらえる無料チケットでまかなうか、格安で検査をうけられるのですが、りんご病は妊婦検診の「基本健診として含まれていない」ので、保険適用になるものの、検査は追加で受けるという形になります。

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免疫はできるの?

一度かかったら、免疫を獲得でき、終生かかることはありません。

日本で、りんご病の抗体を持っている成人は約55%~64%ほどだといわれております。

残りの「抗体を持っていない約40%の成人」のうち、妊婦が感染するのは1.5%(流行していたとしても13%)ほどだともいわれております。

潜伏期間と症状

潜伏期間

潜伏期間は10~20日間

子供の症状

  • 37℃前後の微熱
  • せき
  • 鼻水
  • 両側のほっぺがりんごのように真っ赤になる(紅斑)
  • 体に発疹があらわれる

腕、おなか、足、お尻にレース状の、または、のこぎりの歯のようにも見える赤い発疹があらわれ、いったん消えてから、また発疹があらわれることもあります。

一見、風邪症状にも似ていて見分けづらいのが特徴です。

大人の症状

  • ほっぺが赤くならない
  • 発熱(38℃以上)
  • 倦怠感
  • 赤い発疹
  • 関節痛
  • かゆみ

大人の症状と子供の症状の違いは、

大人は、ほっぺが赤くならないことが多いのと、手首、指、ひざ、腰などの関節痛がおこることです。

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妊婦がリンゴ病に感染したら?

妊娠12~20週の時期にりんご病に感染した場合は胎児にも感染し、そのうち3分の1の胎児は、胎児水腫(胎児が水ぶくれ状態となる)、流産、早産(2,500g未満で生まれる)、胎児貧血(死亡する場合もある)などをひきおこす可能性があるといわれております。

しかし、妊娠20週目を過ぎれば、妊婦がリンゴ病に感染しても、胎児に影響をおよぼすことはほぼないとされています。

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感染ルート

飛沫感染

感染者のせきやくしゃみなど

接触感染

手すりやドアノブなどから。ウィルスのついたものを触ることなど

発疹があらわている段階では、飛沫感染する心配はほとんどないので、感染者のあとにお風呂に入っても問題ありません。

りんご病のうつる期間は?

「顔が赤くなったり、発疹ができる1週間~10日前」が最も感染力が強い時期です。

この「感染力が最も強い時期」は風邪症状とほとんど見分けがつかず、病院に行っても「リンゴ病」と診断されることはほとんどないようです。

また、感染したけど症状でない「不顕性感染」というものもあり、この「不顕性感染者」からうつされる場合もあります。

こう聞くと、防ぎようがないといってしまえばそれまでですが、妊婦の場合は、

  • うがい
  • 手洗い
  • マスク

などを特に心がけるとよいでしょう。

治療方法

りんご病に効く抗ウィルス薬はありません。

また、リンゴ病を予防するワクチンもありません。

よって、熱がある時は解熱剤、かゆい箇所にはかゆみ止めの塗り薬といった、症状をやわらげるための対症療法となります。

安静に過ごし、自然治癒するのを待ちます。

お風呂のお湯で感染することはありませんが、体を温めるとかゆみが増すのでお風呂はサッとすますとよいでしょう。

  • かゆみ止めの塗り薬
  • 解熱剤

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