小さいころ親に「へそのごまはとっちゃだめ」といわれたことがありますが、どうしてなんでしょうか?
私も「へそのごま」ができやすいのですが、妊婦だった時代は、お腹が膨らむことによって、ひっこんでたへその部分が外側に出てくるので、へそのごまも自然ととれていきましたが、最近はまた「ごまのような塊」が形成されつつあります・・・。おへそを触るのがこわいんですよね、なんとなく。
今回は、へそのごまはとったほうがいいのか?私のようにへそ周辺をいじるのがこわい人にも上手にとれる方法などをまとめました。
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へそのごまは何でできてるの?
へその中にできたごまは、ほんとに「ごま」じゃありません(当たり前か)。
黒いごまのような見た目をしているため、へそのごまと呼ばれているのですね。
そしてそのへそのごまの成分はというと、
「垢」「皮脂」「汗」「毛」「石けんのかす」などだといわれております。
うわっ!!ゴミじゃん!
だけど、お母さんやおばあちゃんから、「へそのごまはとるもんじゃない」と教えられてきたし、こわくてついつい放置してしまっている人も多いのではないでしょうか?(私がそうです)
へそのごまはとったほうがいいの?
へそのごまは「ゴミ」だということがわかりましたね。
ということは、とったほうがいいということです。
通常は、へそのごまが何か悪さをするわけではないのですが、もし、へその周辺に傷ができたりした場合は、ごまの雑菌が傷口に入り込み「臍炎(さいえん)」がおこることもあるのです。
「臍炎(さいえん)」は、赤ちゃんが生まれたときにへその緒を切った時におこりやすいのですが、大人であっても、へそが雑菌に感染すればなってしまうのです。
へそ周辺が炎症をおこした時は、皮膚科を受診しましょう。
~臍炎の症状~
- 湿疹
- 痛み
- へその周辺の腫れ
- 化膿
ただし強くこすり過ぎてはいけません
私も子どもの頃は「へそのごまはとらないほうがいい」と教えられてきました。
そうした意見がある背景としては、へそから約5mm奥に入ったところに腹膜というものがあり、その腹膜の神経はとても過敏で、少しいじっただけでも、なんとなくお腹が痛くなるからです。
しかし、そのような少し触ったときの痛みは、腹膜が刺激されたことによるものですので、あまり心配する必要なないようです。
しかしやはり、強くこすったり、いじり過ぎによって、傷ができてしまった場合に、雑菌に感染すると、まれに「腹膜炎」をおこし、命の危険にもかかわることがあるといわれております。腹痛が続く場合は、内科を受診しましょう。
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痛くない!へそのごまの取り方
~用意するもの~
綿棒
ベビーオイル(オリーブオイルでもよい)
タオル
ティッシュ
ラップ
へそのごまを取る手順・その1
1.お風呂につかる(ごまをふやけさせるため)
2.お風呂からあがったら、あおむけになり、オイルをへそに入れて浸す
3.ラップをして約10分待つ
4.ティッシュやタオルでオイルを拭きとる
5.ごまを綿棒でやさしくとる(とれないからといってゴシゴシこすりすぎてはだめ)
これで取れなければ、一晩おいて、さらにふやけさせてから翌朝取るという方法もあります。
へそのごまを取る手順・その2
1.お風呂につかる(ごまをふやけさせるため)
2.お風呂からあがったら、保湿クリーム(ハンドクリームやワセリンでもあるものでよい)を、へそが埋まるようにたっぷりと塗る
3.ラップをして、下着などを着てからそのまま寝る
4.翌朝、綿棒でやさしく取る
どうですか?痛みもなく取れたでしょう?
へその掃除は週に1回くらいで十分
へその中にできる、ごまのような塊ができてしまう前に、ふだんからおへその掃除をするとよいのですが、やりすぎ、いじりすぎもよくありません。
へその掃除は「週に1回」までとしておきましょう。
また、オイルなどを使わず、直にへそをいじるのはやめてましょう。
また、へその掃除の最中に、皮膚がヒリヒリしたり、腹痛がおきた場合は、途中であってもその日は、掃除をやめておきましょう。
翌日以降に、へそのトラブルや腹痛がなければまた掃除をしてもかまいません。
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