毎日、お茶碗を洗ったりしていると、気がついたら、指の皮がむけていた!ということは真面目な主婦の方なら必ず通る道でしょう。
「単なる手荒れかな~」と思いがちですが、指の皮がむける原因というのは、どうやらひとつではないようです。
今回は、指の皮がむける原因と対処法をまとめました。
[ad#co-3]
指の皮がむけた!原因は?
主婦湿疹
主婦の方によくみられる症状なので、「主婦湿疹」と呼ばれています。
主婦は本当に水をさわる機会が多く、どうしたって手荒れをしてしまいがちです。
皮膚には油分がありますが、水仕事や乾燥によってその油分が失われてしまいます。
私もなったことがありますが、皮がむけて痛いです。水仕事ができなくなり、皮膚科で薬をもらいにいったほどです。食洗機を使うようになってから、食器の手洗いが減り、めっきりなくなりました。
解決策
食器を洗う時は手袋をすることはもちろん、水仕事が終わったあとは必ずハンドクリームを塗るなどをしましょう。
指の皮むけは痛いけど、手袋をいちいちつけたりとったりするのがめんどうという方は、指サックで保護するのでもいいですよ。
すすんでしまった手湿疹には市販薬もあります。
また、「米のとぎ汁」が手にやさしいと聞いたことはありませんか?
米のとぎ汁には米のぬかの成分であるビタミンなどの栄養素がたくさん含まれており、お肌のバリアー機能を高めてくれ、皮がむけにくくなるともいわれております。
また、米のとぎ汁を桶にためておき、その中に食器をつけおきしておくと、汚れが落としやすくなりますよ。そうすると、その後洗剤を使う量も減り、手への負担も減ります。
自律神経
ストレスや、季節の変わり目の気温や湿度の変化などに、体がついていけず自律神経のバランスが崩れ、免疫力が低下することによって皮膚が弱ってしまい、指の皮むけがおこる場合があります。
解決策
ストレスを軽減し、自律神経のバランスを整えることが大切です。
くわしくは「自律神経の乱れが原因?秋の体調不良の改善方法8」をごらんください。
栄養不足
偏った食生活や栄養不足によって手足の末端まで栄養が届かず、指の皮むけがおこることがあります。
解決策
食生活を見直し、ビタミン、ミネラルなどのバランスの良い食事をすることで少しずつ改善していきます。
乾燥
主婦湿疹とも似ていますが、水仕事をしていなくても、季節によっては、乾燥することで水分が失われ、皮がむけてしまうこともあるでしょう。
解決策
皮がむけた部分にはワセリンを塗ると保湿効果があります。
日常的にハンドクリームをこまめに塗ったり、寒い日の外出時には手袋をつけることも忘れないようにしましょう。
皮じゃなくて垢(あか)
足の指の皮がむける場合は、皮じゃなくて垢だったなんてことも!
子供なんかはまだ上手に体を洗えないうちは、足の指の間や、脇の下などに垢がたまっていることがあります。
解決策
子供の場合は、ときどき全身チェックして、仕上げ洗いをしてあげましょう。
[ad#co-3]
病気が原因の場合も!
汗疱(かんぽう)
「異汗性湿疹」とも呼ばれております。
原因はハッキリしていませんが多汗症の人がなりやすいといわれております。
手指や足裏などに小さい水疱ができ、そのうちに皮が破れてはがれます。
指の皮がむける、かゆみ、水ぶくれなど、あせもの一種ともいわれているようです。
水虫と症状が似ているため勘違いされやすいのですが、汗が原因なので人にはうつることはありません。
解決策
皮膚科にて、ステロイドと尿素配合保湿クリームを処方されます。
水虫
水虫といえば「ジュクジュクの足の裏」をイメージしますが(私は)なんと、手にもできる場合があるといわれております。手は洗う頻度が高いため、水虫菌がすみつきにくく手の水虫というのは稀ではありますが、足の水虫の20分の1くらいの割合で発症するといわれております。感染経路としては、足の水虫をもった人が頻繁に足にさわったりすることでおこるようです。症状は、かゆみ、湿疹、手荒れなどがあります。
解決策
素人が見ても「水虫」か「手湿疹」かなどがわかりにくいので、足の水虫をもっている人は皮膚科に相談してみることをおすすめします。
アトピー
アトピーの症状によって、手や指に水泡ができたり、皮むけがおこったりすることもあります。
解決策
皮膚科で適切な治療を受けましょう。抗ヒスタミン薬(飲み薬)とステロイド剤(塗り薬)などを使用して症状をおさえます。日常的な保湿も欠かせません。
溶連菌感染症・手足口病
子供の間で流行することが多い、溶連菌感染症や手足口病なども、発熱や発疹などを経て、最後に手指や足の皮がむけるという症状がおこります。
溶連菌感染症についてくわしくは「溶連菌は赤ちゃんにもうつる可能性はあるの?症状と治療方法」をごらんください
手足口病についてくわしくは「手足口病に大人がかかると高熱が出ることも!」をごらんください
いずれにしても、皮は気になりますが、無理やり、むくのはやめましょう。ばい菌が入り治りが遅くなってしまいます。
関連記事もあわせてごらんください
[ad#co-3]