冬から春にかけてはインフルエンザの季節ですね。冬はインフルエンザだけではなく、風邪や、ウィルス性胃腸炎なども流行り、病気がラッシュします。それに加えて、昨今の暖冬によって、インフルエンザの流行時期が遅れてやってきているといわれております。インフルエンザの流行もおさまらないうちに、花粉症の季節がやってきてしまいますね。パニックです。
今回は、インフルエンザと花粉症が同時に併発した場合についてをまとめました。
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インフルエンザと花粉症に同時にかかることってあるの?
インフルエンザと花粉症に同時にかかることもありえます。
基本的にインフルエンザと花粉症の症状がよく似ています。
通常は、インフルエンザが流行する期間は1月~3月にピークを迎えますが、 花粉症の主な原因であるスギ花粉は同時期の2月の下旬頃から飛散し始めます。
しかし昨今は暖冬の影響もあり、インフルエンザの流行時期が後ろにずれこむこと、また、やはり暖冬の影響で開花時期も早まり、花粉の飛散時期も早まってきていることが影響して、インフルエンザの流行がおさまらないうちに花粉症の季節に突入ということもあるようです。
インフルエンザ
インフルエンザウィルスによってかかります。流行時期は1月~3月。
症状:発熱、悪寒、関節痛、頭痛、のどの痛みや腫れ、鼻水など
花粉症
花粉の刺激によって発症します。発症時期はアレルギーをもっている花粉の飛散時期になりますが、おもにスギ花粉ですと2月~3月くらいが飛散時期となっております。
症状:鼻水、くしゃみ、のどのイガイガ、目のかゆみなど。発熱(微熱)する人もいます。
インフルエンザと花粉症の症状の違い
(発熱)
インフルエンザ→ある
花粉症→ほとんどない。あっても微熱。
(悪寒)
インフルエンザ→ある
花粉症→ない
(鼻水)
インフルエンザ→ある
花粉症→ある
(関節痛)
インフルエンザ→ある
花粉症→ない
(頭痛)
インフルエンザ→ある
花粉症→ある
(目のかゆみ)
インフルエンザ→ない
花粉症→ある
このように比べてみると、目のかゆみが起こって花粉症と思っているところに、関節痛などがあらわれていれば、インフルエンザと花粉症が併発している可能性も十分考えられます。
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花粉症からインフルエンザになった場合
花粉症を発症している人は免疫が低下していることが多く、インフルエンザに感染すると、肺炎など重症化しやすくなります。
インフルエンザから花粉症になった場合
逆に、インフルエンザにかかっている時に、花粉症も発症した場合は、鼻の粘膜が弱り、花粉症の症状が重くなる場合があります。
インフルエンザと花粉症の薬は併用して飲んでも大丈夫?
インフルエンザの場合通常は、タミフル、リレンザといった薬を処方されます。これらの「インフルエンザ薬と花粉症の薬の併用は問題ない」とされています。
ただし、インフルエンザだと診断されるまで市販の風邪薬を飲んでいた、または抗生物質なども飲んでいるなどの場合は、お薬手帳を医師に見せて確認してもらうとよいでしょう。
花粉症の薬と併用してこわいのは風邪薬だった!
さて、インフルエンザの薬と花粉症の薬の併用は問題ないとわかりました。
しかし、花粉症の薬と併用するべきではないのが風邪薬なんですね。
花粉症と風邪の同じ症状で、くしゃみ・鼻水がありますが、このくしゃみ・鼻水の原因はヒスタミンというアレルギー物質によるもののため、「風邪のくしゃみ・鼻水」も、「花粉症のくしゃみ・鼻水」も、処方されるのは大きなくくりでいうと、同じ抗ヒスタミン剤なのです。
なので、ふだん花粉症の薬を飲んでいる方が風邪を引いて風邪薬も飲んだ場合、同じ成分の薬を2倍飲んでしまうことになってしまい、よくないので、医師に相談する必要がでてきます。
インフルエンザ対策と花粉症対策については以下の関連記事をごらんください。
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