仕事でパソコンを使いすぎたりすると、目にてきめん不調があらわれますよね。
目がチカチカして画面をみるのもしんどい時があります。目やにというか、涙というかが、たくさんでてきたりもします。
今回は、目やにがやたら多くでる、いくつかの原因と対処法などをまとめました。
[ad#co-3]
目やにの役割とでる原因
目やにの役割
目の表面は、涙が層になったものでおおわれています。この涙の層が目の潤いを保ちつつ、目を外敵(ほこりやゴミなど)をキャッチし、まばたきをして、新しい涙の層にはりかえていくことによって、目を清潔に保っているとされています。
この時、ゴミと古い涙は涙点という穴を通り、最後に、目とつながっている鼻におくられ鼻水になります。
なので、眠っている間はまばたきをしないので、涙の層が古くなっても鼻へ送られず、目に残ります。そして、水分(涙)は蒸発し、ゴミだけが残った状態が、朝起きたときの目やにだということです。なので、朝起きたときに目やにがたくさんたまっているのも納得ですね。
原因
・目の代謝によるもの
正常な状態です。朝起きた時に目頭や目尻にでる目やには少量であれば正常な代謝活動のあかしといえます。
・逆さまつ毛
逆さまつ毛は、目の表面にまつ毛が当たるので、かゆい、涙がでる、目やにがでるといった症状がでてきます。
逆さまつ毛は重度の場合は、角膜に傷がついていることもあるので、きちんと治すためにも眼科、美容外科に相談してみることをおすすめします。
・アイメイク
まつ毛のギリギリまで描いたアイラインや、つけまつげなどの物質が、目の中に付着することによって、汚れを押し出そうとするはたらきによって、涙や目やにがでていることもあります。
・眼精疲労
パソコンを仕事などで日常的に使っていると、とにかく目が疲れますよね。目がしょぼしょぼしてきたり、充血してきたり、涙がでてきたりします。
さらに目が、疲れのために免疫力が下がっているので炎症なども起きやすい状態といえます。
スマホもパソコンと同様、やりすぎは目の疲れにつながります。パソコンもスマホも休み休みやるようにしましょうね。
・細菌性結膜炎
細菌性結膜炎によるものかもしれません。
細菌性結膜炎をひきおこす細菌は、インフルエンザ菌、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、淋菌などがあります。子供の場合はインフルエンザ菌によるものが多く、冬場に風邪をひいたときにおこりやすい傾向があるといわれております。
症状は、黄緑色でドロドロした目やにがでてきます。さらに、充血、かゆみなどもあります。
・はやり目(流行性角結膜炎)
アデノウィルスによる、はやり目(流行性角結膜炎)の可能性もあります。
症状は、さらさらとした目やにが大量にでて、充血、まぶたの裏に白いブツブツができるなどします。耳前リンパ節がはれることもあります。
はやり目(流行性角結膜炎)に関してくわしくはこちらをごらんください↓
「はやり目の潜伏期間は?症状と治療法・完治まで眼帯は必要?」
・アレルギー性結膜炎
花粉症やハウスダストなどによるアレルギー症状として目やにがでることもあります。
アレルギー物質が目に入ることで、涙がでたり、白くネバネバした糸をひいたような感じの目やにがでてきます。また、白目の部分がブヨブヨとする感じになることもあります。
また、コンタクトの汚れが原因でアレルギーになることもあるようです。
なのでコンタクトのあとのケアはしっかりしましょう。目の調子が悪い時はメガネで過ごすようにすることも大事です。
・春季カタル
春から夏にかけておこりやすいといわれております。
アトピー性皮膚炎をもつこどもがかかることが多く、女の子より男の子が2倍多いとされております。
症状は、強烈なかゆみ、まぶしさ、粘り気のある目やに、まぶたの裏に白いぶつぶつができるなどです。アレルギー性結膜炎が重症したものともいわれております。
・涙嚢炎(るいのうえん)
涙道(るいどう)が詰まり、涙道にある涙嚢(るいのう)という袋が細菌感染することをいいます。
症状は、涙が止まらない、目やにがでる、充血する、鼻に腫れを感じる、発熱するなどがあります。重症化すると目頭をおさえると目から膿がでてくることがあります。
[ad#co-3]
目やにの予防法
・部屋をこまめに掃除する
ほこりやハウスダスト、また花粉症などによるアレルギーが原因で目やにが出る方の場合はとくに、部屋のほこりとり(掃除)と喚起をこころがけるとよいでしょう。
掃除機をかけるより、フローリングワイパーなどで拭き取るほうがほこりがたたなくてよいです。
換気は大事ですが、花粉症の人は、流行時期に窓を開けることは極力控えるべきです。少し高くつきますが、空気清浄器を使うといいでしょう。
・目に細菌が入らないようにする
外出から帰ったら手を洗う、目をこすらない、前髪が入らないようにする、コンタクトレンズは清潔を保つなど、目に細菌が入らないように気をつけましょう。
また、アイメイクも寝る前にはきちんとクレンジングで落とすことも大切です。
・目への負担を軽くする
パソコン用のメガネ(ブルーライトカットメガネ)をかけたり、スマホにブルーライトカットフィルムを貼り、目の負担を軽くすると、眼精疲労からくる目やにの軽減になるでしょう。
目やにが多いときの対処法
・やさしく拭き取る
綿棒かティッシュで傷つかないようにそっと拭きとります。
乾いてしまってこびりついている場合は、水でぬらして目やにのついた部分を湿らしてからとるとよいですよ。
コツは目尻から目頭にむかって拭くようにします。
*目頭は鼻に近いほうの端っこで、目尻は外側(耳に近い方)の端っこのことをいいます。
・目薬をさす
乾燥予防(ドライアイ)のためにも、ふだんから目を酷使している方は、目薬を使ってビタミン補給などをおこなうのもよいですね。
ただし、目薬にもいろいろな種類があります。
- 細菌性による目の症状を改善するもの
- アレルギー性による目の症状を改善するもの
- 乾燥予防の日常使いのためのもの
など、用途によって異なります。
自分の症状に合わせるためにも、市販薬を買う場合は薬剤師に相談するとよいですよ。
・ホットアイマスク
充血している場合はまず保冷剤などで冷やします。
そしてホットアイマスクや蒸しタオルなどで温めてあげると血行がよくなり目の疲れがとれていきます。
・目によい食品を摂る
ブルーベリー
カシス
レバー
にんにく
うなぎ
青魚
などがあります。
それでも改善しない場合は、眼科に行きましょう。
関連記事もあわせてごらんください
「ものもらいの時に化粧はだめ?ものもらいの時のメイクの方法」
[ad#co-3]