わが家で悩まされているひとつが、虫歯問題です。
こどもも小さいうちは、仕上げ磨きというのをするのですが、大きくなってくるとだんだん、自然とやってあげる機会が減っていきます。こどもの虫歯で歯医者に行ったところ、「中学生になっても仕上げ磨きをしてあげてください。」と言われましたが、一度手放すと、なかなか言うことを聞いてくれなくなります(泣)
なにかいい方法はないものかと、調べていたところ、重曹うがいが虫歯予防にいいということだったので、今回は、重曹うがいのメリット・デメリット、またはやり方などをまとめました。
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重曹とは?
「炭酸水素ナトリウム」というもので、掃除や洗濯など幅広く家庭で使われています。
お料理なら「ベーキングパウダー(ふくらし粉)」などにも含まれていて、口に入れても安心(ただし工業用の重曹は口に入れられません)な白い粉状のものです。
パッケージには「重曹」または「タンサン」などと書いてあるものもあります。
購入する際には、お口に入れるものは必ず「食用」「薬用」「食品」などと記載されているものを選びましょう。
*工業用は掃除や洗濯などには使われますが、口に入れられませんので気をつけましょう。
重曹が歯に良いわけとは?
・虫歯と口臭のもとになる酸を中和してくれる
口の中にはさまざまな細菌が住みついているのですが、食事をして口の中に食べかすがたまることによって、その細菌食べかすをエサにし、酸を発生させます。その酸が歯を溶かしてしまうことによって虫歯ができるというわけです。
酸性とアルカリ性の度合いを示す値にph値(ペーハー)というものがありますが、汗や生ごみなどのにおいというのは酸性です。口臭も同じですが、ph値(ペーハー)が酸性に傾くほどいやなにおいになっていきます。
食事のあとに食べかすがあると口の中の細菌がその食べかすをエサにし、酸を発し、臭いもでてきます。
とかく、お口の中は酸性に傾きやすく、重曹は弱アルカリ性なので、中和する働きがあり、虫歯や口臭を防ぐ効果があるといわれているのです。
・歯が白くなる
重曹には軽い研磨効果があるので、歯を白くしてくれる効果が期待できます。
ただし、歯を白くしたいからといってやりすぎると、歯の表面のエナメル質や歯茎を傷つけてしまうことがあるので、一日に1回~2回までとしましょう。
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重曹うがいの方法
- お水(水道水)500ml(500mlのペットボトル一本分)を用意します。
- 重曹を3g(ティースプーン1杯)を「1」のお水に溶かします。
- これで、お口を30秒くらいクチュクチュとします。うがいといっても、のどを「ガラガラペー」するうがいではないことがポイントです。
- お口の中がしょっぱくなり、ゆすぎたいところですが、ph値をアルカリ性にする目的もあるのでできればそのままがいいのですが、お子さんなどがどうしてもしょっぱくて嫌がる場合は水道水で軽くゆすいでもよいですよ。
食後や寝る前の歯磨きの後などにおこなうとよいでしょう。
*とくに寝る前は、重曹うがいだけに頼らず、はみがきはきちんとしましょう。
*必ず「食用」か「薬用」の重曹を使いましょう。「工業用」はお口に入れられませんので購入する際は、説明書きをよく読みましょう。
*1日1回~2回までとしましょう。重曹の研磨効果によって、歯の表面のエナメル質や歯茎を傷つけてしまうことがあります。
*飲みこまない限りはあまり気にすることはありませんが、重曹はナトリウムですので、 過剰摂取すると塩分過多になってしまいます。 高血圧の方、腎臓の悪い塩分制限のある方は気をつけてください。また極力飲み込まないようにしましょう。
保管方法と保存期間は?
重曹自体に防腐作用があり、わりと長期間の保存がききます。
冷蔵庫に保管し、1カ月以内には使い切るようにすると安心でしょう。
それ以内であっても、においや異変を感じた場合はすぐに廃棄し、新しいものを作るようにしましょう。
ひとつ注意点は、ミネラルウォーターや浄水器を通した水で作ると、塩素が取り除かれていることが多いため、水道水で作ったものに比べると、保存期間が短くなってしまうので、必ず水道水で作るようにしましょう。
虫歯になったら歯医者に行きましょう
虫歯があると口が臭くなるといいますが、虫歯は、表面から見ると小さな穴であっても、中で広がっていることが多く、中で神経が腐っていて臭いを発するようになるのです。
この重曹うがいで「虫歯が治った!」という方もおりますが、個人差もありますので、あくまでも「虫歯予防」としてお考えいただけるとよろしいかと思います。
なってしまった虫歯はひどくなる前に、歯医者さんに行きましょう。
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