「足がつったーーーっっ!」というのも、私の場合、2パターンあります。
ふくらはぎがつる場合(こむら返り)と、足の指がピーンとなってひっぱられるようなつり方をする場合です。
どちらも痛く大声をあげてしまいますが、足の指がつった場合、決まってそれが「薬指」だったりします。
今回は、足の薬指や、足がつった時の対処法をまとめました。
[ad#co-3]
足がつる原因は?
筋肉疲労
人間の体は、自分の筋力以上の負荷がかかった時に、筋肉に老廃物がたまっていくといわれております。この老廃物がけいれん(足のつり)をおこしやすくしているとされています。
これはとりわけスポーツをしている時だけではなく、立ち仕事や日常的な動作の中でもおこりえます。
水分とミネラルが不足
スポーツなどで多量に汗をかいたときなどは、水分不足とともに、血液中の電解質(ナトリウムやカリウムなど)のバランスがくずれてしまい、筋肉・神経が刺激を受けやすい状態になり、足がつりやすい状態になってしまいます。
妊娠中
妊娠中はとにかく赤ちゃんに栄養をとられ、ママは栄養不足になりがちです。さらに、妊娠後期になるとおなかが重たく、下半身、とくに足に大きく負担がかかるので、足がつりやすくなります。私も妊娠中は足のつりに悩まされました。産婦人科に相談すると、漢方の芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)を処方してくれる場合もありますよ。
就寝中
寝ている時は、筋肉を動かさないため、老廃物が体にたまりやすくなります。
さらに、睡眠中は水分も失われていくのもあいまって、筋肉がけいれんをおこしやすい状態になります。そこで、寝返りや背伸びをしたり筋肉に負荷がかることをきっかけに、つるということがあります。
また、寝ている時に布団から足がでていたり、エアコンなどによって、足が冷えて血行が悪くなり足がつりやすくなるともいわれております。ふだんから冷え症の女性などはとくに気をつけたいところです。
薬の副作用
血圧を下げる薬やホルモン剤などの副作用により、足がつりやすくなる場合もあるようです。
足の薬指などいつも同じ部分がつる
人間の体の働きは左右が同じなわけではないので、例えば、「いつも右だけにトラブルが起きる」などという偏りがあってもおかしくはありません。
また、足の指でも最も負荷がかかるとされているのは親指です。逆に、足の指で最も負荷がかかりにくいのが薬指といえます。なので、負荷がかからない分、血行も悪くなりやすいため、血流障害がおこりやすくなり、つりやすくなるといわれております。
[ad#co-3]
足がつった時の緊急対処法
楽なポジションをみつける
とっさの痛みに動けないことでしょう。しかしあわてず、まず、座るなり、自分が一番楽な体勢をとり、つった足にとって楽な位置をみつけて安静にしましょう。
温める(可能ならば)
足が痛くて動けない場合は無理する必要はありませんが、可能ならば、蒸しタオルなどで患部を温めましょう。
(蒸しタオルの作りかた)
1.タオルを水でぬらして、しぼります。
2.お皿に「1」のタオルをのせて、電子レンジで1分ほどチンします。
3.やけどに気をつけてタオルがちょうどいい温かさになるように少し冷やす(理容院でひげそりの時に理容師さんが蒸しタオルを冷ましているのを参考にしてみてください)
引用元:からだポジティブ「こむら返りの痛みが次の日まで続く時の対処法」
ゆっくり伸ばす
足の指の場合:つっている向きと反対方向にゆっくり無理なくひっぱります。
ふくらはぎがつった場合(こむら返り):アキレス腱をのばすようにふくらはぎの部分をゆっくり伸ばします。手が届かない時は、タオルをつま先にひっかけて、両手で体側にひっぱります。
ツボをおさえる
指圧のように強く押し過ぎないようにしましょう。無理なくやさしめにおさえてみましょう。
足がつった時、こむら返り、頭痛、眠気さまし、生理不順などに効果があります。
ツボの場所的にも、ちょうど足の薬指の近くで即効性があります。
筋肉の引きつり、こむら返り、ひざの痛みなどに効果的なツボです。
マッサージをする
足の指の場合:足の甲の骨の筋に沿って(薬指付近の)マッサージボールなどを転がして、やさしくマッサージをします。
ふくらはぎがつった場合(こむら返り):ふくらはぎをさするように上下にやさしくマッサージをします。
水分補給をする
足のつりはの原因は、水分と電解質が不足することによるものが多いため、つった時にお手元にあれば、スポーツドリンクや経口補水液などで水分補給をおこなうとよいでしょう。水分とともにミネラルも補えます。
漢方薬を飲む
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)という漢方は、ふだんから服用でき、こむら返りや、筋肉のけいれん、腹痛、腰痛などに効果があるといわれております。
漢方は「ゆっくり効く」というイメージがあるかと思いますが、この芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)は、即効性があるといわれておりますので、足がつりやすい人は、ふだんから服用してもよいですし、常備してバックなどに携行しておくのもよいでしょう。
しかし、心臓病や循環器系の病気(高血圧など)の持病ある人は服用の際、医師に相談しましょう。
市販薬を飲む
漢方の芍薬甘草湯が配合された、市販薬もあります。
足がつらないための予防と対策
電動足マッサージャーを使う
ちょっとお値段が張りますが、気持ちいいし癒されます。
体を動かす
運動不足や、筋肉の疲労が原因の場合もあります。日常的に軽い運動(ウォーキング・ストレッチ)をおこなうのもよいですよ。
寝る前に、ふくらはぎをのばす(アキレス腱をのばす)だけでもちがいますよ。
血行をよくする
お風呂や足湯につかるなどしてて、日常的に血行を良くしていくことも大切です。
水分&ミネラルを補給
足のつりは、水分と電解質が不足することによることが多いため、日常的に水分補給をこまめにおこなうとよいでしょう。ただし、スポーツドリンクなどは、糖分も多いので摂り過ぎには注意しましょう。
膝を少し曲げて寝る
足って寝ている時によくつりますよね。
そんな時は、ひざの下に、枕や丸めたバスタオルなどを入れて高さをつけることで、少しひざが曲がるようにして寝れば、こむら返りや足の指がつるのを防ぐことができますよ。
他の病気が隠れているかもしれない?
糖尿病:喉が渇く、手足のしびれなどの症状もでてきます。→内科
椎間板ヘルニア:腰痛がおこることもあります。→整形外科
脊柱管狭窄症・閉塞性動脈硬化:歩行が困難になることもあります。→内科
脳梗塞:手足のどちらか片方の麻痺、言語障害などもおこることがあります。→脳神経外科
腎臓病:体全体にむくみがでる場合があります。→内科
これらのような症状に気がついたら、必ず、整形外科、内科、(場合によっては脳神経外科)のいずれかを受診しましょう。
また、足がつってから痛みが、3日以上続くときは肉離れや筋肉断裂をおこしているかもしれませんので、早めに整形外科を受診しましょう。
関連記事もあわせてごらんになってください
[ad#co-3]