爪がはがれてきたり(二枚爪)、割れてきたりすることありませんか?
せっかくネイルのおしゃれをしようと思っても、割れてしまったらどうしようもありません。
今回は、爪が割れやすい原因や爪に必要な栄養素、正しい爪の切り方などをまとめました。
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爪はどんな成分でできてるの?
爪はたんぱく質の一種であるケラチンが主成分でできています。
爪の白い部分(爪先)は皮膚が角質化して硬くなったもので、いわゆる「死んでいる」細胞です。なので、爪の白い部分(爪先)を切っても痛みを感じないのです。髪の毛とも似ていますね。
しかしながら爪は健康のバロメーターともいわれているように、その時の体調や食生活などをそのまま反映します。なので、外側のケアだけではなく、内側からのケアも大事になってきます。
爪が割れやすい原因
偏った栄養
不規則な食生活や、ダイエットによる無理な食事制限などによって、爪まで栄養が行きわたらないことが原因ということもあります。
冷え(血行不良)
末端冷え症の場合は、血行不良のため、爪まで栄養が行きわたらず、爪が弱って割れやすい原因にもなります。
乾燥
手肌の乾燥によって、爪にもうるおいがなくなることによるもの。爪にも適度な水分が含まれていれば弾力性によって、多少の衝撃にも耐えられるのですが、乾燥していると割れやすくなります。
水仕事
食器洗いなどを素手でしたりすると、洗剤などで手が荒れやすくなり、爪にも影響がでてしまいます。
水泳
水泳を日常的に行っている人は、塩素に触れる機会が多いため、皮膚にも爪にも少なからず影響がでる可能性があるともいわれております。
深爪
爪の切り過ぎによる深爪は、爪の下の皮膚が徐々に盛り上がっていき、そのまま爪がのびると、巻爪や陥入爪になって、ますます割れやすくなってしまいます。
爪への圧迫
靴の圧迫による巻爪によっても爪が割れやすい原因となります。
爪が割れた時の対処法
割れた部分に、ガーゼを当てて、シールタイプの包帯で固定しましょう。割れた爪がくっつくということはないのですが、新しく爪が生えてくるまでの土台として残しておかないと、爪の生え際のラインが曲がったりゆがんだりしてしまいます。
絆創膏を直に貼ってしまうと、はがす時に割れた部分や傷に負担をかけてしまうこともあるので注意が必要です。
「爪の補修剤」や「割れ爪シール」といった、すぐれものもありますよ。
割れた爪の上に「割れ爪シール」を貼り、その上からトップコートやマニキュアを塗ると見た目はわからなくなります。
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爪を割れにくくするための予防法
・水仕事の時はゴム手袋か指サックをはめる
爪の健康を考えるならまず、手肌の乾燥を防ぐことが大切です。
・甘皮(爪の根本の皮の部分)にネイル用、またはハンドクリームを塗って保湿する
・マニュキアをお休みする日を作る
また除光液は、脱水作用のあるアセトンという成分が入っていない(アセトンフリー)ものを使うようにするとよいですよ。
・爪切りを使わない
上のような↑爪切りを使うと二枚爪になりやすいので
1.ニッパーでカットしてから、ファイルする
2.「エメリーボード」を使って爪を短くする
のどちらかがいいとネイリストの友人が言っていました。
*ニッパーとは、ペンチのような形をした爪を切るはさみです。
*ファイルとは、爪を削るやすりのことです。ここでいう「ファイルする」とは、「ファイルというやすりで削って形を整える」という意味です。
*エメリーボードを使う時は、爪の上で往復させてしまうと二枚爪の原因になるので、一定方向に削るようにするのがコツです。
・健康な爪になるために必要な栄養素を摂る
爪を強くするには、たんぱく質、亜鉛、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCなどをバランスよく摂り、体の内側から改善していくことも大切です。
(タンパク質が摂れる食品)
牛乳、卵、大豆、肉類、魚類など。
(亜鉛が摂れる食品)
ごま、卵黄、牡蠣など。
(ビタミンAが摂れる食品)
ビタミンAは脂溶性で体内に残留しやすく、その残ったものが副作用をおこす可能性があり、摂取しすぎもよくないとされています。
対して、βカロチンは体内でビタミンAが不足した時だけ、ビタミンAに変身し栄養として吸収してくれます。なので、ビタミンAは、βカロチンで摂取するのがいいといわれております。
にんじん、モロヘイヤ、しそ、パセリ、春菊、にら、など
(ビタミンB2が摂れる食品)
牛乳、レバー、さんまなど。
(ビタミンB6が摂れる食品)
魚類、とうもろこし、豆類など。
(ビタミンCが摂れる食品)
いちご、ピーマン、ブロッコリー、アセロラジュースなど。
正しい爪の切り方
「スクエアオフ」という切り方が良いとされています。スクエアというのは「四角」という意味で、爪の両端を四角く残しつつ(角は丸めにやすりをかけるとよいです)爪の下の皮膚が見えないくらいの長さで切ることをいいます。くわしくは舌の画像でごらんください。
また、こどもは学校や習い事などで「爪は短く切りなさい」と言われてくることが多々あるのですが、深爪(爪の切り過ぎ)は、隠れているべきはずの指の先の皮膚が見えてしまい、むき出しになった皮膚が徐々に盛り上がり、そのまま爪がのびると巻爪や陥入爪になってしまう可能性があり、よくないとされております。
ちなみに、爪の両端まで切り落とすのを「バイアス切り」というのですが、これも深爪と同じ理由でよくない切り方だとされております。
病気のサインかも?
単なる爪割れではなくて、爪や内臓疾患からくるものかもしれません。以下のような症状がある場合は、皮膚科か内科を受診することをおすすめします。
爪甲縦裂症(そうこうじゅうれつしょう)
加齢によるもの、マニキュアの影響、甲状腺機能障害、爪の根本の腫瘍などが原因でおこるものとされています。
縦に割れたり、表面がはがれたりします。
爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)
「二枚爪(にまいづめ)」と呼ばれているものです。
爪の先が割れたり、はがれたりします。爪先端から、爪が薄くめくれてきます。
爪白癬(つめはくせん)
俗称「爪水虫(つめみずむし)」のことをいいます。足の爪の場合は、爪水虫も考えられます。
水虫菌が、爪と皮膚の間に入り込み、爪の表面が白くなったり、黄色くなったり、固まったりして、皮膚からもはがれやすい状態になり、ボロボロと爪が崩れて割れたりします。
爪水虫については「爪水虫は飲み薬で改善できる?副作用と薬を飲めない人」をごらんください。
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