甘いものを食べ過ぎたり疲れた時とかに、気がついたらぽつんと口内炎ができてる時ってありますよね。しかも舌の先っぽとかにできると、痛いのなんのって・・・。食生活見直さないと!なんて反省してしまったりします。
しかし、ただの栄養不足からくる口内炎ならあまり心配はいりませんが、舌にできた口内炎が実は「舌ガン」だった!ってこともあるようです。舌ガンは一般的な口内炎とできる場所なども違いがあるといわれております。
今回は、口内炎についてと、舌ガンができやすい場所などをまとめました。
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口内炎はなぜできる?
口の中は、呼吸をしたり、食事や会話などを通し、ほこりや細菌、ウィルスなどが入りやすいため、それにより炎症をおこすことも一つの原因であるとされています。
また、疲れて抵抗力が弱っている時や、栄養が偏った食事を続けたときなど、主にビタミンB2,B6,ビタミンCが不足することも原因となってきます。
たしかに、甘いものを食べすぎると頬の裏側によく口内炎できますよね。
これは、甘いものや、たばこ、アルコールなどはビタミンを壊してしまうからなんですね。
また、口の中では小さな傷がよくできるのですが、その傷口からウィルスや細菌、ほこりなどが入ってしまい、免疫力が低下した時に口内炎として発症するといわれております。その原因として、歯のかみ合わせの問題や入れ歯が合わないなども考えられます。
いつも同じ箇所に口内炎ができやすい方は一度歯科医に相談してみてはいかがでしょうか?
また、歯磨き粉に含まれている「ラウリル硫酸ナトリウム」が原因となっている場合もあると考えられております。歯磨き粉を買う時は成分を確認してみるのもよいでしょう。
(口内炎の原因)
・ストレス、疲労による免疫力の低下
・偏った食生活からくる栄養不足によるもの
・口の中の粘膜が傷つくことによるもの
・虫歯
・たばこ
・歯磨き粉に含まれる成分によるもの(ラウリル硫酸ナトリウム)
・胃腸が弱っているため
・口の中の不衛生によるもの
・口の中のやけど
などがあります。
口内炎はどんな症状?
口の中やその周辺の粘膜に炎症がおこり、潰瘍(粘膜が穴上にえぐれること)や、水泡(水ぶくれ)になります。
口内炎の種類は?
アフタ性口内炎(潰瘍性口内炎)
こちらが一番よくみられる口内炎です。
疲れストレスによる免疫力が低下している時、睡眠不足、栄養の偏りなどが主な原因といわれております。
カタル性口内炎
主に、入れ歯、矯正器具、薬の刺激などが原因でおこる口内炎です。
口の中がやけどした時や、頬の内側をかんでしまった時、口の中が不衛生の時、また、幼児が指しゃぶりをすることでおこることもあります。
ウィルス性口内炎
ウィルス感染による口内炎です。
ヘルペス性口内炎
ヘルペスウィルスによる口内炎です。口唇ヘルペス、ヘルペス性歯肉口内炎(子どもがかかる)などがあります。
ヘルペス性口内炎については「子供もヘルペスになる?子供のヘルペスの原因と治療法」をごらんください。
カンジダ性口内炎
普段から体に潜んでいる(常在菌)カンジダ菌が、免疫力が弱った時に悪さをすることによっておこる場合もあります。糖尿病、血液の病気、悪性腫瘍、エイズなどの疾患を持つ人がかかりやすいといえます。
症状は、舌に白い苔みたいなものがたくさんできます。
アレルギー性口内炎
食物、金属、化学物質、薬のアレルギー、花粉症によるアレルギー性口内炎もあります。
ニコチン性口内炎
たばこが原因の口内炎です。たばこを止めることで改善していくことができます。
などがあります。
この他にも、大人は性感染症であるクラミジア、梅毒、淋病などが原因の口内炎や、3大夏風邪の中のヘルパンギーナと手足口病による口内炎も考えられます。
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口内炎ができやすい主な場所
両頬の裏側、歯茎(歯肉炎)、舌(舌炎)、唇の裏側(口唇炎)、口角(口角炎)などがあります。
口唇炎については「子供もヘルペスになる?子供のヘルペスの原因と治療法」をごらんください。
口角炎については「口の端ってなんで切れるの?原因はビタミン不足?対処法は?」をごらんください。
口内炎と舌ガンの違い・見分け方は?
舌ガンの主な特徴
・3週間以上治らない
・痛みがあまりない
・赤味は帯びていなく触ると固い
・50代~60代の人がなりやすい
・男性のほうがなりやすい(女性の2倍ともいわれている)
舌ガンができやすい場所は?
ほとんどは、舌の裏側か側面にできるようです。
舌の側面なら、普通の口内炎でもできるので、見分けがつきにくいかもしれないので、疑いがある時は、上記の特徴もふまえて、受診してみることをおすすめします。
病院は何科を受診したらいいの?
歯科、口腔外科、耳鼻咽喉科、皮膚科のいずれかにいってみるとよいでしょう。
口腔外科はたいてい大病院に入っていて、紹介状が必要な場合も多々ありますので、まずはかかりつけの歯科クリニックに相談してみましょう。
口内炎の対処法
・市販の口内炎パッチを貼る
・市販の口内炎塗り薬を塗る
・睡眠をとる
・塩水でうがいをする
塩には除菌効果があります。コップ一杯のぬるま湯にほんのひとつまみの塩を入れたものでうがいをするのも効果的です。
また、口内炎で口の中や舌が痛くて食事ができない時はウィダーインゼリーのようなもので栄養補給するとよいですよ。
口内炎を予防するには?
・口の中を清潔に保つ
リステリンなどでうがいをして、常に口の中を清潔に保ち菌の繁殖を防ぐようにしましょう。
・良く噛んで食事する
良く噛むことによって唾液がでます。唾液は抗菌作用、粘膜の保護作用、また、食べかすを流す役割も果たしてくれます。
・栄養バランスの良い食生活をこころがける
普段からビタミンB2、B6、ビタミンCを摂るよう心がけましょう。
(ビタミンB2が多く含まれる食品)
・焼きのり
・干しシイタケ
・レバー類
など
(ビタミンB6が多く含まれる食品)
・にんにく
・まぐろ
・かつお
・バナナ
など
(ビタミンCが多く含まれる食品)
・ピーマン
・パセリ
・ゆず
・レモン
・トマト
など
・歯の食いしばりを防止する
寝ている間などに無意識のうちに歯を食いしばるくせをもっている人は、口腔内の粘膜を傷つけやすく口内炎になりやすいといわれております。
歯医者にて、自分専用のマウスピースを作ってもらうとよいでしょう。
保険適用で3割負担をしても¥5000くらいで作れるようです。
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