せっかく着ようと思った服のわきの部分が黄ばんでる!ということはありませんか?
何度も着ていると洗濯しても落ちないものとあきらめてしまいそうになりますが、お気に入りの服は黄ばみを落としてでも着たいですよね。
今回は、脇汗がしみついてしまった衣服の黄ばみの有効な落とし方をまとめました。
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黄ばみはなぜできる?
汗を出す汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類があります。そして個人差がありますが、脇の下にはアポクリン腺が集中しています。
アポクリン腺からでてくる汗は、アンモニア、脂質(皮脂)、タンパク質、リポフスチン(色素成分)などがふくまれています。
これらのうち、においの元となるのがアンモニア、黄ばみの元となるのがリポフスチンだといわれております。
しかし衣類についた黄ばみは、色素成分であるリボフスチンだけではなく、アンモニアや脂質(皮脂)、タンパク質などの臭い成分もからみあって着色しています。
なので、黄ばみを落とすということは、アンモニア、脂質(皮脂)、タンパク質などの臭い成分も洗い流すことを考えなければなりません。
脇汗による黄ばみの落とし方
これから予洗いする時の方法をいくつかご紹介しますが、予洗いには、冷たい水よりもお湯のほうが黄ばみもにおいも落ちやすくなります。
しかし、タンパク質は熱しすぎると固まってしまう性質があるため、黄ばみを取りたければ40℃のお湯で洗うのがベストです。
酸素系漂白剤
40℃のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、脇の部分をつけこみます。(30分~2時間)
液体タイプより粉末タイプのほうが漂白力、除菌力、消臭力も強いので、衣類によって使い分けていくとよいでしょう。
台所用洗剤
40℃のお湯に台所用洗剤を入れ、脇の部分をつけこむか、もみ洗いします。
台所用洗剤には油分を落とす成分がたくさん含まれているため、皮脂汚れを分解してくれます。
重曹
漂白剤の代わりに重曹を使う方法も効果的です。重曹は、さまざまな用途で使用され、掃除や、鍋の焦げ付きを落とすこともでき、とても重宝します。
重曹を小さじ1杯に対して、お湯(40℃)100mlくらいを溶かし、脇の部分をつけこむか、もみ洗いをします。
重曹はアルカリ性でできているので、酸性である脇のにおいや黄ばみには、中和作用があり効果抜群です。また、皮脂汚れも分解してくれます。
洗濯用固形石鹸
40℃のお湯に、脇の部分をつけて、洗濯用固形石鹸でこすって、もみ洗いをします。
また廃油(サラダ油などの)を使ってできている手作りの石鹸も汚れがよく落ちるのでおすすめです。
~予洗いしたあとは~
いずれも、一度水洗い(すすぎ)を軽くしてから、普通に洗濯機で洗濯すればOKです。
麻やシルクの場合は?
麻やシルクはアルカリ性に弱く、繊維が傷んでしまいますので、酸性の酸素系漂白剤をぬるま湯に入れてつけこむか、押し洗いをします。(30分以内)
デリケートな素材や、色柄物は、必ず見えにくい場所でテストしてみてください。
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それでも落ちない場合は重曹とあるものを混ぜるといいらしい?
重曹と酸素系漂白剤を混ぜて漂白力をパワーアップさせる!
(パワーアップ漂白剤による黄ばみの落とし方)
1.小鉢かお皿に、酸素系漂白剤と重曹を、1:1の割合で入れて混ぜます。
2.綿棒か歯ブラシで、黄ばみ部分に直接塗ります。
3.スチームアイロンかドライヤーで熱を加えます。(40℃くらい)
4.水洗いしてから洗濯機に入れて、普通に洗濯します。
丈夫な生地だったら、「1」を40℃のお湯に溶かして、つけ込み(30分以内)そのあとサッと水洗いしてから、普通に洗濯機に入れて洗濯するとよいですよ。
重曹は皮脂汚れを分解し、黄ばみも落とし、同時に(酸性の)においもとってくれる優れものです。しかしアンモニアはアルカリ臭なので、重曹では消臭されにくいにおいです。
なので、重曹&酸素系漂白剤の組み合わせは、そのどちらも補うことができるというわけです。
(注意事項)
*塩素系漂白剤でやらないでください。
*酸素系漂白剤の容器に直接重曹を入れてはいけません。容器が破裂してしまうおそれがあります。必ず小鉢やお皿などで作業してください。
*作り置きはできません。約半日で効果がなくなってしまいます。
脇汗が衣服ににじまないようにする工夫をしましょう
1.脇汗パッド
下着をそのまま着るから汗を吸い込んでしまうので、脇汗パッドのように吸収してくれるものをつけておくと、下着に脇汗が吸い込むのを防いでくれます。脇汗パッドにもいろいろな種類があり、それぞれ特徴があります。
服に貼るタイプ
使い捨てで比較的安く、このタイプは100円ショップでも売っています。
ただ、衣服に直接貼るためずれたり、衣服の糸がとれてしまったりという可能性もあります。
肌に直接貼るタイプ
使い捨てで、汗の吸収力もよく目立たないのが特徴ですが、はがす時に痛い場合もあります。
下着タイプとブラジャーにセットするタイプ
少しお値段が張りますが、布製なので洗って何度も使えます。
2.制汗剤
さまざまな、制汗剤がでておりますが、効果も個人差があるようです。
こちらのサイトを参考にしてみるとよいですよ。↓
3.衣服の脇部分に防水スプレー
衣服のわきの表側と裏側に防水スプレーをかけて汗をしみこませないようにしておくのもひとつです。デリケートな生地の場合は目立たない部分でテストしてみることをおすすめします。
4.衣服の脇部分にベビーパウダー
衣服の裏側に、薄くベビーパウダーをつけておくと、黄ばみにくく落ちやすいですよ。
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