自律神経の乱れが原因?秋の体調不良の改善方法8

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「夏バテ」するほど暑かった夏も終わり、秋になると涼しくなり過ごしやすくなりますが、寝ても寝ても眠かったり、だるかったりしませんか?

暑かった夏の疲れがドッとでてるんだろうなーと思って少しゆっくりできるなら、夏の疲れもリセットできるのですが、忙しさにかまけて放置してたら、今度は「秋バテ」が待っていますよ。

今回は、秋の体調不良の原因と改善方法をまとめました。

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秋は自律神経が乱れがち

自律神経とは?

交感神経

アクティブに活動している時、緊張している時、ストレスを感じる時、汗をかく時、血管を収縮させる時など主に昼間の活動中にはたらく神経です。

副交感神経

休息している時、リラックスをしている時、睡眠中などにはたらく神経です。

このように自律神経とは二種類の神経がバランスを取って健康を保っています。

夏は副交感神経優位にはたらき、冬は交感神経がはたらく季節となっております。そのはざまである春と秋は、気温や気圧の変化も激しく、自律神経が副交感神経と交感神経を行ったり来たりするのですが、そうして自律神経が不安定になることによって体調不良が生じやすくなるというわけです。

現代人はさまざまなストレスにさらされていますが、このストレスを感じる時は、交感神経が優位にはたらいています。

昼間の活動中は適度なストレスは必要でもあるのですが、1日のうちのどこかでリラックスをして副交感神経を優位にする時間を持たないと、交感神経ばかりがはたらくことになり、さまざまな不調があらわれてきます。

例)イライラする。眠れない。頭痛。倦怠感。気分の落ち込みなど

秋は気圧の変化が激しく自律神経が乱れがち

秋は梅雨時期と同様に気圧の変化が激しく自律神経が乱れがちになります。

天気のいい日(高気圧)は交感神経が優位にはたらくことにより、血管を縮めて血圧を上げようとしますが、雨の日や天気の悪い日(梅雨時期や台風時も)は副交感神経が優位にはたらくことにより、血管を拡げ血流をよくするため、眠気や倦怠感がおこる場合もあります。

「女心と秋の空」とはよく言ったものですが、秋の天候(気圧)はこのようにして変動が激しいため、自律神経のはたらきが乱れてしまい、さまざまな不調がおこってしまうのです。

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季節性うつ病の場合も

秋から冬にかけて毎年症状があらわれる「季節性うつ病」というものもあります。日が長くなる3月くらいまでにしだいに回復していくのが特徴です。「ウィンターブルー」「冬季うつ病」とも呼ばれています。

「季節性うつ病」の原因として考えられるのは、10月~11月は日照時間が短くなることにより、メラトニン生成に必要なセロトニンが減少してしまうからだといわれております。

*メラトニンとは、季節のリズム、睡眠・覚醒のリズム、ホルモン分泌のリズムなどを調整するもので脳から分泌されています。

*セロトニンとは、メラトニンを生成するための原料となります。太陽の光を浴びることでセロトニンは作られます。

症状は、寝ても寝ても眠く感じて、昼夜問わず睡眠をとり過ぎてしまう過眠、倦怠感、気力の低下、過食などがあります。

私の母がまさにこの季節性うつ病なのですが、50代の閉経時あたりの更年期障害をきっかけに発症したようです。毎年秋になると昼間も寝込んでいました。めまい、吐き気や胃腸の不調も訴えてきます。しかし、春になると(5月くらい)調子を取り戻します。

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それは秋バテかも?

「夏バテ」とはよく聞きますが、「秋バテ」も夏バテの秋バージョンみたいなものと思いがちですが、その原因と症状には違いがあります。

夏バテの原因と症状

暑さで体力が消耗し、食欲がなくなり、栄養が不足しがちになり、元気がなくなるのが夏バテの主な症状ですね。

しかし、ここ最近の夏バテは、数年続く猛暑のために、室内ではクーラー、外は猛暑といった急激な温度変化にさらされている環境から、自律神経が乱れたり、血の巡りが悪くなって体に負荷がかかっていることも原因となっております。

秋バテの原因と症状

夏バテをリセットすることなく、そのまま秋に突入してしまうと、次に、秋は台風なども到来し、天気(気圧)の変動が激しく、室外の急激な寒暖差によって自律神経の乱れてさらに不調が続いてしまいます。また、秋の入口は、まだ夏の感覚をひきずっていて、冷たいものを食べ過ぎたり、涼しい恰好をして、知らず知らずのうちに体を冷やしてしまっていることも原因と考えられております。

また、夏バテと少し違うのは「抜け毛」の症状が出る場合もあるようです。これは夏の紫外線によって頭皮に負担がかかっていたものが秋になって「抜け毛」として症状があらわれるものと思われます。

~秋バテ・チェック~ こんな症状が3つ以上でたら秋バテかも?

□寝ても寝ても眠い

□日中頭がぼーっとする

□食欲がない

□お腹の調子がよくない(便秘や下痢)

□疲れやすい

□めまい・立ちくらみがする

□夜ねつきが悪い・夜ぐっすり眠れない

□肩こりがひどい

□舌に白いコケのようなものが増える

□日中眠気におそわれる

□イライラする

□憂鬱な気分になる

□風邪がなかなか治りずらい

□胃がもたれる・むかむかする

□気力がない

□顔色が青白い

□抜け毛が増えた

□朝すっきり起きれない

秋の体調不良の改善方法8

1.お風呂でリラックス

ぬるめ(38℃~40℃)のお風呂が理想的とされていますが、熱すぎず、自分が「気持ちいいなー」「長く入っていたいなー」と感じる温度でいいと思います。

アロマを入れるなり、入浴剤を入れるなり、お好みでとにかく「湯船にゆっくり浸かる」時間をもつとよいでしょう。副交感神経が優位にはたらき、自律神経を整えることができます。

2.軽い運動

散歩やウォーキング、またはいつも自転車に乗っているなら徒歩に切り替えるなど、運動といっても軽いものでけっこうですので、1日の中で、意識的に「体を動かす」ことを心がけるだけでも効果があります。

軽い運動をすることによってセロトニンを増やすことができ、自律神経を整える働きをしてくれます。

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3.体を温めるものやビタミンB群を積極的に摂る

体温が1℃下がると免疫力は30%低下するともいわれておりますので、体を芯から温める食べ物や飲み物を摂るとよいですよ。

朝起き抜けに、白湯(赤ちゃんの湯冷ましと同じ)を飲むと、腸が温まり、お通じにもお肌にもよいです。

また、ビタミンB群は自律神経を整えるはたらきがあるので積極的に摂っていきたい栄養群ですね。

(体を温める食材)

・ショウガ

・ねぎ

・唐辛子

・かぼちゃ

・大根

・かぶ

・いも

・豆

・きのこ

(ビタミンB群が豊富な食材)

・玄米

・米ぬか

・豚肉

・卵黄

・イワシ

・サンマ

・しじみ

・バナナ

など

4.しっかり休む

規則正しい生活は大事なのですが、やはり、疲れてる時は「寝る」のが一番です。休日もできるだけ外での用事を作らず、最低限の家事程度にして、「だらだら過ごす」くらいが本当の骨休めになりますよ。

そうはいっても、朝の起床時間と夜の就寝時間はできるだけリズムが狂わないようにするとよいですね。となると、昼寝のし過ぎはあまりよくありませんが(昼寝は30分以内がベスト)

はたから見ると「ごろごろしてる」くらいのんびり過ごす時間も必要です。好きなテレビを見たり、読書をしたり、たまには気ままに過ごしましょう。

ただし、お酒の飲み過ぎはかえって疲れが増すので、時間帯と量はほどほどにしておきましょう。

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5.寝る時はおなかを冷やさない

夏から秋にかけての季節の変わり目は、明け方に急に気温が低くなり、夏のなごりでタオルケットだけかけて寝ていると(しかも起きたらかかっていない!)おなかが冷えて不調の原因になってしまいます。

こんな時は腹巻がおすすめです。腹巻をしていれば、多少タオルケットがはがれていてもおなかは守れますので安心です。

おなかを温めれば、体全体を「冷え」から守ることができますよ。

6.服によって体温調整をする

(外気温は調整できないが衣服によって体温の調節を測ることはできる)

この時期(秋)は、寒暖差が激しく、体は対応に追われています。「冷え」は体にさまざまな不調をもたらします。

かといって外気温を調整することはできませんよね。なので、衣服によって自分で体温調整をしていくことが重要となってきます。

夏のなごりで薄着のまま外出したとしても、一枚羽織るものを持っていれば「肌寒いかな?」と思った時に対応することができますね。

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7.エアコンの温度を高めに設定する

衣服での体温調整ももちろんですが、やはり夏のなごりで、エアコンも涼しめに設定してある場合は、できれば外気温との差が5℃以内に設定するのが理想的とされています。

しかし、残暑で外気温がまだ30℃以上もある場合にそれではエアコンをつけてもあまり涼しく感じないと思いますので、真夏の設定温度よりも1℃~2℃(きもち高めに)設定するとよいでしょう。

8.太陽の光を意識的に浴びるようにする

太陽の光を浴びることもセロトニンを増やす方法の一つです。セロトニンを増やすことで自律神経を整える働きをしてくれます。

特に、「起床した直後の30分間」が、もっともセロトニンの分泌が活発になるそうです。

なので、早朝に散歩やウォーキングをするのは理にかなっているのですね。

朝の散歩やウォーキングまではできないまでも、午前中に起床しカーテンを開けて朝日を浴びましょう。

漢方薬も効果的

秋バテは急激な気温の変化による「冷え」が原因のひとつなので、体の中から温める効果のある漢方がとくにおすすめです。また、体力低下によって弱っている胃腸にも効果のある漢方をピックアップしました。

1.六君子湯(りっくんしとう)

食欲不振、胃もたれが強い人にはおすすめです。

特に、やせ形で疲れやすく顔色が悪い人や、体力が低下して胃腸が弱っている人に向いている漢方薬です。

2.補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

疲労感、倦怠感、胃腸が弱っている、食後すぐに眠くなったり、寝汗をかく人におすすめです。

3.当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

主に女性によく用いられる漢方の代表選手です。

体力虚弱、冷え症、貧血、めまい、立ちくらみ、顔色が青白い、疲れやすいなど、「冷え」からくる不調を改善します。

生理不順、月経痛、産前産後障害、更年期障害などを改善する効果もあります。

4.温経湯(うんけいとう)

体を内側から温め、血の巡りを良くするはたらきがあります。また、ホルモンバランスを整えて生理不順、月経困難を改善する効果もあります。

5.苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)

水分代謝を整え、体を温める効果があります。

体力虚弱、腰痛、神経痛、足腰の冷え、夜尿症などを改善するはたらきがあります。

6.半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)

梅雨時期の体調不良時にもおすすめの漢方で、日ごろから胃腸が弱く水分代謝の悪い人、食欲不振、疲れやすいなどの人にもおすすめです。

めまい、頭痛、吐き気、手足の冷え、自律神経失調症、メニエール症候群などにも効果があります。

7.加味逍遥散(かみしょうようさん)

女性の自律神経失調症に多く使用されます。不眠症、眼精疲労、軽いパニック障害などに効果が期待できます。体力がなく色白の人に向いている漢方です。

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漢方薬は食前に、お湯で溶かして飲むのが理想的ですが、飲みづらい場合はお水で飲んでもかまいません。

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