水いぼって子供が夏になったらもらってくるイメージがありますが、水いぼにもいろいろな種類があるんですね。
今回は水いぼの種類や大人と子供の違いと治療法についてまとめました。
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水いぼとは?
正式名称は「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」といいます。いぼが数個ですむ場合もあれば無数にできてしまう場合もあります。
水いぼの種類
(伝染性軟属腫ウィルス1型)
子供が感染または子供から大人に感染
できやすい部位:手、足、体全体
(伝染性軟属腫ウィルス4型)
性病の一種で大人がかかります。
できやすい部位:太もも、肛門周辺、性器
(伝染性軟属腫ウィルス2型)
症状がかなり進行しているHIVに感染している可能性があります。
大人の水いぼが顔に広がった場合は自然治癒にまかせず、HIVの検査も含めて早めに皮膚科に相談しましょう。
できやすい部位:顔に広い範囲でできる場合が多い
水いぼの形状は?
イボの表面は白色であったりピンク色であったりして、ぷっくりと膨れあがり、つるっと輝いているように見えます。
大きさは1~3mm(人によっては5mmほどにもなる)ほど。
水いぼの中に含まれる白い芯のような液体にウィルスがふくまれています。
水いぼをひっかいて傷口からでたその白い液が皮膚の他の部分に接触することによりどんどん広がっていきます。
とびひと似ていますね。
感染経路と潜伏期間
潜伏期間
1~2か月ほど
子供の水いぼの感染経路
- プール
- 公衆浴場
などです。
水中でうつるわけではなくプールならビート板や公衆浴場だと風呂椅子やタオルなどからの接触感染によってうつります。
大人の水いぼの感染経路
- 免疫力が低下している時に子供からうつされる
- アトピー性皮膚炎で肌が乾燥している時
- 性行為でうつされる
などがあげられます。
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治療方法と治るまでの期間
~治るまでの期間~
6か月~2年という長いスパンでゆっくりと自然治癒していきます。
自然治癒にまかせるという方法もありますが、顔など目立つ箇所にできたときや他人への感染を防ぐためにも積極的に治療をしたほうがいい場合もあります。
~病院での治療方法~
・ピンセットでいぼをつぶしウィルスを取り除く
激痛をともなうので麻酔テープを使用したうえでおこなう場合もあります。
・レーザー治療
局所麻酔をしておこなうので痛みがなく、1~2回の治療で完治します。ただ保険がきかないので高額になってしまいます。
・硝酸銀ペーストを塗る
水いぼに塗り患部を腐らせてとる方法。痛みはないが多少見た目が悪くなります。
広範囲にできた水いぼの処置に適しています。治療をした部分が一時的に茶色くなりケロイド状態になります。
しばらく痕がのこる場合もありますが、2か月くらいかけて徐々に消えていきます。
・液体窒素
痛みをともないます。何度もおこなう必要があります。
治療した部分が赤く腫れるが跡は残りません。ほとんどの皮膚科にて保険が適応される
・イソジンうがい薬を塗る
殺菌消毒作用があり水いぼに効果があるといわれています。
・漢方薬ヨクイニンを飲む
ハトムギの成分の入った漢方薬。なのでハトムギにも効果があるとされています。
ハトムギを直接食べたり、ハトムギ茶を飲んだりと、痛みはないが3か月ほど飲みゆっくりと治していく方法です。
~番外編~
・木酢液によるスキンケア
木酢液でできた石けんやローションまたはお風呂に木酢液を入れて入ることによって改善していくケースもあるようです。
水いぼ(伝染性軟属腫ウィルス)は免疫ができないので、まれに何度もかかる可能性があります。
水いぼは出勤停止?
子供の場合、学校保健法にて「登園・登校可能」とされています。学校によってはプールを控えるようにすすめられることはあるようです。
なので水いぼを理由に出勤停止になることはありませんが人は見た目を気にするものなので、服装などで配慮したほうがよいでしょう。
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