きれいだった赤ちゃんの顔に突然たくさんの湿疹ができることがあります。
なにが原因なんだろう?清潔にしていなかったかな?など悩むこともありますよね。
今回は乳児湿疹について、保湿が大切なことや気になるステロイドのことについてまとめました。
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乳児湿疹とは?
赤ちゃんがおなかにいた時にもらったお母さんの女性ホルモンの関係で、皮脂分泌が盛んなこと理由でできるといわれております。
別名「新生児ニキビ」ともいいます。
乳児湿疹の種類
脂漏性湿疹
生後3か月~4か月の赤ちゃんに多くみられます。眉毛の上、髪の生え際、おでこ、ほっぺなどに赤い湿疹やカサカサしたフケのようなものがでます。
体を清潔に保ってあげることによって改善されていくことがほとんどです。
乾燥性湿疹
秋、冬などの乾燥した時期になるとでてきます。この場合は保湿によって改善されていきます。
さらに部屋の乾燥も悪化させる原因になりますので加湿器などを使い湿度を50%~60%くらいに保つようにするとよいでしょう。
赤ちゃんの体の洗い方
1.ベビーソープをしっかり泡立てます。
暑くて汗をかく時期は何回かシャワーで洗ってあげたくなりますよね。でも、ベビーソープなどの石けん等を使うのは1日1回としましょう。何度も石けんを使い洗いすぎると赤ちゃんに必要な皮脂まで落としてしまうからです。
2.泡立てたベビーソープを手でそのまま洗う
あせもがひどくなってる箇所をガーゼなどで強くこすってしまうと赤ちゃんの肌を傷つけてしまうこともありますので、あせもがひくまでは手で洗ってあげるとよいでしょう。この時、体と一緒に頭もしっかり泡で洗ってあげましょう。頭皮にも乳児湿疹ができやすいので清潔に保ってあげる必要があります。
3.しっかりすすぐ
沐浴剤などは、洗い流さなくてもよいものもありますが、ベビーソープを使用した時はしっかりすすいであげましょう。赤ちゃんの場合とくに、洗いやすすぎがやりずらい首・手首・足首などのくびれの部分の肌ものばしてきちんとすすいであげましょう。
4.やさしく拭き取る
タオルでごしごしこすらないようにしましょう。ポンポンと水分をタオルに吸収するとよいです。
保湿方法
1.入浴後5分以内に塗る
体の水分・油分を逃がさないようにするために、お風呂からあがったらすぐに保湿剤を塗ってあげましょう。
2.全身にていねいにのばして塗る
顔→腕→体→足の順番に、くびれ部分(首・手首・足首)の肌ものばして塗ってあげます。
3.オムツ替えのときにも塗る
おしりはオムツをはいていて蒸れやすいことなどからあせもができやすいです。おむつ替えの際は、水で湿らせたコットンか低刺激のおしりふきできちんと拭いて、少し乾燥させてから保湿剤を塗ってあげるとよいでしょう。
保湿剤の種類
保湿剤にもいろいろな種類があります。それぞれ用途も違うので上手に使い分けるとよいでしょう。
ベビーローション
乳液タイプの保湿剤で、べたつきが少ないので普段づかいにおすすめです。乾燥が気になるときは何度もこまめに使えるので便利です。
ベビーオイル
オイルというだけあって保湿効果も抜群にありますが、少々べたつきますので、部分使いに適しています。
耳掃除をするときに綿棒につけたり、赤ちゃんが便秘の際に綿棒にベビーオイルをつけておしりを刺激してあげたりするときに役立ちます。
ベビークリーム
ローションよりもさらにしっとり保湿することができます。乾燥する時期やおむつかぶれの予防に使用するとよいでしょう。
ワセリン
皮膚の表面をバリアしてくれ、肌の自然治癒力を助ける働きをする保湿剤です。
肌に浸透していくものではないのでお肌の敏感な人でも比較的安心して使うことができます。
市販薬だと白色ワセリン、病院からもらうワセリンは「プロペト」と呼ばれるもので不純物を取り除いたワセリンとなってます。
あせもと乳児湿疹とは違うの?
医師からすると明確に違いがあるようですが、素人にはほとんど見分けがつきませんよね。そこでおおまかに分類してみました。
あせも→汗をかきやすい箇所にできます。
背中、わき、首、お腹、ひざの裏、ひじ、お尻など
乳児湿疹→皮脂分泌が盛んなことが理由でできる、新生児ニキビともいわれております。
顔、おでこ、頭などの脂っぽい箇所にできます。
引用元:からだポジティブ「赤ちゃんの湿疹であせもか乳児湿疹で迷ったら?市販薬は?」
赤ちゃんにステロイドは塗ってもいいの?
できてしまった湿疹には保湿剤などを使ってもあまり効果はありません。保湿はあくまでも湿疹やお肌トラブルの予防するものです。副作用などを気にするあまりステロイドに抵抗のあるママも多いのではないでしょうか?
しかし病院で処方された赤ちゃん用に出されるステロイドなら問題なく使えます。私のこどもも乳児湿疹がひどく、生後4~5か月くらいの時から皮膚科でステロイドを処方されていました。赤ちゃんはがまんするということができないので、かゆかったら傷ができるまでかきむしってしまうこともあります。そこからばい菌が入って悪化させてしまうよりは、医師から処方されたステロイドを適量塗って湿疹がおさまるようにしてあげたほうがよいでしょう。さらに炎症を長引かせることにより本格的なアトピーへ移行してしまうこともあります。
ステロイド薬を塗るタイミングですが、まず保湿のワセリンや保湿剤を全身に塗ったあと、湿疹のでている箇所だけにピンポイントで塗ってあげましょう。
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