夏も近づき暑くなってくると、赤ちゃんのかわいいお肌があせもでブツブツ・・・。なんとかしてあげたいですよね。
今回は赤ちゃんにあせもができてしまった時の対策と、日常的なあせも予防とベビーパウダーの使い方などをまとめました。
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なぜ赤ちゃんはあせもができやすいの?
人間の体は約60%が水分でできているといわれていますが、赤ちゃんの場合はそれ以上の約70%が水分でできているとのことです。
そして、毛穴の中には汗腺がありますが、汗腺の数というのは大人も乳幼児もほぼ同じぐらいあります。
なので、大人よりも子どものほうが皮膚の面積が小さい中に汗腺が密集しているため汗をたくさんかきやすく、大人の2倍の汗をかくといわれております。
あせものできやすい場所
- 頭
- ひたい
- 首
- ひじの内側
- 足のつけ根
- おしり
- ひざの裏側
などの汗が乾きにくい部分。とくに赤ちゃんはおむつをしているのでおしりは蒸れてあせもができやすいです。
ベビーパウダーの効果
一昔前ベビーパウダーにはアスベストが含まれているというニュースが流れたことがありましたが、現在の日本で発売されている主なメーカーのベビーパウダーは政府で設けた基準にのっとり安全性も確認されております。各メーカーのホームページなどで確認してみるとよいでしょう。
- ベビーパウダーには高い吸水効果があり、肌の表面の汗や皮脂を吸い取ってくれるという作用があります。
- ベビーパウダーのもうひとつの役割として、赤ちゃんが股ずれやおむつかぶれをおこしやすい部分に軽くはたいてあげると肌の摩擦が軽減されます。
- ベビーパウダーをはたいても汗はかきますので、次にパウダーをはたく前には必ず入浴をさせて清潔な乾いた肌につけるようにしましょう。
ベビーパウダーの上手な使い方
あせもの防止としてはとてもいいのですが、できてしまったあせもの上からベビーパウダーをはたくのはおすすめしません。
- 沐浴かシャワーでやさしく体を洗い清潔にする。
- バスタオルでよくふき取り(ゴシゴシはせずおさえるように)しっかり乾燥させる。
- 乾いた肌にベビーパウダーをうっすらはたく。
- 清潔で通気性のよい肌着を着せる。
湿った肌にベビーパウダーをはたくと汗腺がつまり肌荒れをおこします。
これがよくいわれている「ベビーパウダーはつかわないほうがいい」と言われている理由です。
必ず乾いた肌にベビーパウダーです。
ベビーパウダーをはたいたあとさわった感じがさらさらとしていれば正解です。
できてしまったあせもには?
1.ベビーバスかシャワーで石鹸を使わず沐浴させて肌を清潔にする
ゴシゴシ体を洗ったりせず、スキナベーブ(沐浴剤)を入れたベビーバスの中で沐浴をさせます。その後、赤ちゃんの体をすすがなくてもよいのでママも楽だし、お肌もすっきりスベスベになります。
とはいっても、シャワーの浴びすぎは肌の保湿を奪い、皮膚が刺激を受けやすい環境になってしまうのでシャワーは最高でも1日3回までとしましょう。
もしせっけんを使う場合は1日1回までとしましょう。
2.ベビーパウダーは控える
ベビーパウダーはあせも予防には効果的ですが、できてしまったあせもの上につけるとあせもによってつまった毛穴をさらにふさいでしまうことになりますので逆効果となってしまうことがあります。
あせもができてしまったら、清潔をこころがけ、なにも塗らないのが一番です。
3.ひっかいてしまった場合
ひっかいた部分が化膿すると、とびひ(伝染性膿痂疹・でんせんせいのうかしん)になってしまう可能性があるので、その場合は皮膚科または小児科にてお薬を処方してもらいましょう。
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赤ちゃんのあせも対策
1.薄着をこころがける
子供の衣服はおとなより一枚少ないくらいでちょうどいいと聞いたことはありませんか?
室内にいる場合ははだしにしておきましょう。赤ちゃんは足の裏で体温調節をはかっています。靴下をはかせると赤ちゃんの体温が上がり汗をかきやすくなります。靴下は外出時だけにはかせるとよいでしょう。
2.部屋の温度と湿度を調整
汗をかくことも大事なことではありますが、暑い夏の間ずっとエアコンをつけずに我慢していると、今度は熱中症になってしまいます。
暑いと感じるのは温度だけではなく、湿度が高くても暑く感じてしまうものです。なのでエアコンの設定温度を下げすぎなくても除湿機などで湿度を調節すれば過ごしやすくなりますので、暑いと思ったらエアコンをガンガンではなく、除湿もこころがけるとよいでしょう。
エアコンの風邪が赤ちゃんに直接あたらないように気をつけましょう。
ちなみに私が夏に出産したとき入院していた病院の病室ではエアコン禁止とされていました。暑かった・・・。私にあせもができてしまいました。
エアコンの適正設定値
夏 26℃~28℃
冬 20℃~23℃
外との温度差は5度以内
湿度は40%~60%
3.汗をかいた状態で放置しない
すぐにシャワーなどができない場合は、濡らしたタオルやウェットティッシュなどで汗をふきとって少し乾燥させてから下着を着せましょう。
4.下着やオムツをこまめに取り換える
お出かけ先などではむずかしい場合もありますが、可能な限り下着を取り換えてあげるとよいですね。オムツは蒸れやすいので特に気にかけてあげるとよいでしょう。オムツのウェスト部分や股の部分がきつくなってると通気性が悪くなってしまい、あせもの原因になりますので、オムツのサイズもこまめに気にかけてあげてくださいね。
5.背中の下に汗取りパッドかガーゼをつけて寝せてあげる
ベッドで寝ている時、チャイルドシートに乗っている時、抱っこひもで抱っこしている時など、赤ちゃんは背中を下にしていることが多く、背中は特にたくさん汗をかく場所ですので、下着を取り換えるのが難しい場合は汗取りパッドやガーゼを取り換えるだけでいいのでおすすめです。
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