新生活も少し慣れてきたころに待ちに待ったGWがやってきますね。もちろんGWがお仕事の方もたくさんいらっしゃいますが、休みの方はこの大型連休のためにいろいろな計画を立ててワクワクしてらっしゃるのではないでしょうか。ですが、長く休むほど連休明けは「仕事行きたくない・・・」「学校行きたくない・・・」という気持ちにもなりますよね。今回はGW明けに起こりやすい5月病の症状と対策をまとめてみました。
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5月病ってなに?
4月がスタートすると入学や就職、一人暮らし、人事異動などで緊張した生活を送ることになり、はじめてのことづくしで、まだ慣れないうちに4月が終わるころ、今度は大型連休のGWがやってきます。
この休みの間に張りつめていた集中力が途切れ、GW明けに「仕事に行きたくない」という気持ちをきっかけに発症すると言われています。たいていは長くても1~2か月くらいで環境に慣れて症状が落ち着いていくようです。医学的には「適応障害」といわれています。これが悪化すると「うつ病」になることもあります。
5月病になりやすい性格と行動
(性格)
- まじめ
- 几帳面
- 内向的
- 完璧主義
- 責任感が強い
- 周りを気にする
など
(行動)
- 寝不足
- 飲みすぎ
- 転勤・転校・就職・単身赴任・人事異動など環境変化
- 人間関係
など
5月病の症状は?
食欲がわかない
体がだるい
性欲がわかない
なにもしたくない
朝布団から出たくない
身だしなみに気をつかえなくなった
仕事(学校)に行く時間になるとお腹が痛くなったり不調が生じる
人と会いたくない
眠れない
イライラする
マイナス思考に陥り自分を卑下してしまう
など
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GW中にできる5月病対策
1.ストレスを発散する
まとまった休みにしかできない好きなことを思いきり楽しみましょう。
2.おいしいものを食べる
暴飲暴食という意味ではなく”好きなものをほどよく”食べます。栄養バランスも大事ですが、好きなものを適量食べるほうが精神的にはずっと満足します。休みなら外食でも出前でもいいのでたまにはごはんを作ることから解放されたいですしね。
もちろん料理が趣味の人はこの限りではありません。好きなものを作っておいしくいただきましょう。
3.お酒はほどほどに楽しむ
お酒を飲んでいるときは楽しくてストレス発散することもできますが、飲みすぎると次の日に二日酔いとして持ち越してしまい、せっかくの休みが台無しになってしまいますので楽しいところでやめておきましょう。
4.体を動かす
軽く運動をしたり、ストレッチをするのでもよいですね。朝日を浴びてお散歩するなどは特におすすめです。
5.ゆっくりお風呂につかる
ふだんは朝早くて夜が遅いなど忙しくてシャワーですませている人も、休みの日はゆっくり湯船につかるととても気分転換になりますよね。
温泉に行くのもよし、近所に銭湯があるならそれも楽しいと思いますよ。
6.よく寝る
せっかくの休みなので早く眠るのがもったいないと思うこともありますが、ゆっくり眠ると心身ともにすっきり疲労回復しストレスも解消されます。
遅くまで起きすぎると次の日を有意義に使えなくなるので24時くらいまでには寝るとよいと思います。
7.セロトニンを増やすようにする
「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニンは、朝日を浴びたり、トリプトファンとビタミンB6をとることによって増えるといわれております。
(トリプトファンが多く含まれている食品)
バナナ・ヨーグルト・緑黄色野菜・赤身肉・チーズ・パイナップル・アボガド・大豆・白米など
(ビタミンB6が多く含まれている食品)
とうがらし・にんにく・ピスタチオ・まぐろ・レバーなど
8.感情を吐き出す
よく笑ったり、泣きたい気分の時は一人で思い切り泣いたりするとセロトニンの分泌を増やすことになりますので、自分の気持ちに正直になれる環境をあえて作ってみてはいかがでしょうか?
9.話を聞いてもらう
親や友人や信頼できる、できれば「アドバイスの上手な人」ではなく、この人と話すとなんだか気持ちがすっきりするなと感じる「聞き上手な人」がいいと思います。
傾聴ボランティアという人が必要とされ活躍しているというくらい、人間というのは自分の話を聞いてもらいたいものなのです。どうしたらいいかのしゃべっているうちに自分自身で答えをだすことができ、すっきりします。
10.休み明けのスケジュールを把握しておく
5月病とうつ病は似ているということで、もともとうつ病もまじめだったり、取り越し苦労で完璧主義な人はかかりやすいといわれてますね。私もわりとそうなのでよくわかります。こういう人に「完璧にやらなくてもいい」「力を抜いて」と言っても不安になるだけなのです。
そこでこの完璧主義と取り越し苦労の性質を利用して、休み明けのやるべきことを明確にしておくことをおすすめします。
休日はしっかり体も頭も休めることが大事なのは当然なのですが、必ず休みは終わり、仕事(学校)は始まります。
ならば、できれば休みに入る前日にほぼ完ぺきに書類や宿題を用意しておき、連休明けにやらなきゃいけない仕事を明確に箇条書きにしておくなど、先手を打つことで、「これだけやればいいんだな」という安心感と余裕が生まれます。
仕事ややらなきゃいけないことに「追われる」からブルーになるのです。
GW明けのなにが憂鬱なのか?その憂鬱はどうすれば解消されるだろうか?を具体的に不安材料を全部書き出してみるとよいと思います。
書き出して問題点が見えてくることにより立ち向かうこともできるのです。
この時のコツは連休明けの初日のスケジュールは詰め込みすぎず、でもできるだけ時間もやるべきことも明確にすることです。
できれば仕事が始まる前日の寝る時間まで決めておくとよいでしょう。それを明確にしたうえで休日を思い切り楽しみましょう。
ごろごろレンタルDVDを見るもよし、旅行に行くもよし。前日の就寝時間までは、仕事(学校)のことを忘れましょう。
この切り替えする作業もとても大切です。
それはうつ病かもしれない?!
5月病をきっかけに本格的なうつ病にかかってしまう場合もあります。
仕事(勉強)や家事だけでなく、自分の好きなこと(趣味など)にまで関心がなくなり、やる気がまったく起きず体もだるいなど、苦しい症状が長く(2か月以上)続く場合は心療内科、精神科に相談してみましょう。
また、身近な人に相談できないけど病院にいきなり行くのは不安という方は
「こころの健康相談統一ダイヤル」という内閣府が運営しているものや「精神保健福祉センター」に電話にかけて話を聞いてもらうのもよいと思います。
学校の悩みなら各学校に設置されている「スクールカウンセラー」に相談するとよいでしょう。
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