新生児の赤ちゃんかわいいですよね。10か月かけてやっと生まれてきてくれた命。子育ては大変ですが大きく成長していってくれる姿を見る幸せには代えられませんね。
赤ちゃんを育てていてまず一番の難所の授乳関係ですが、新米ママさんはわからないことだらけですよね。今回は赤ちゃんに授乳をさせた後のげっぷについてまとめてみました。
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そもそもなぜげっぷをさせなきゃいけないの?
そもそもげっぷ(おならも)とはお腹の中に溜まりすぎた余計な空気をガス抜きするような働きをしています。
ミルクを飲む赤ちゃんは、哺乳瓶の構造上ミルクと一緒に空気も飲み込んでしまうため、お腹が張ってしまうのでその空気を出してあげないと吐き戻しや、苦しくてうなりの原因にもなるのです。
母乳を飲む赤ちゃんは空気の飲み込みが少ないので比較的げっぷは出ずらいようです。
わが家も2人のこどもがいるのですが、上の子は完全母乳で、下の子は母乳とミルクの混合で育てましたが、初めての育児で慣れていないのもありましたが上の子の時のほうがげっぷを出すのに苦労したおぼえがあります。あまりにも出なくてあきらめて寝かせてしまうこともたまにありました。
では母乳を飲んでいる赤ちゃんならげっぷをさせなくてもいいのか?というとそうではなく、ママのおっぱいの形にもより、扁平乳頭や陥没乳頭のママの母乳を飲んでいる赤ちゃんはやはり空気を飲み込んでしまいやすいようです。
さらに、空気を飲み込むのは授乳の時ばかりではなく、泣くときにも空気を飲み込んでいます。なので授乳の後はげっぷをさせて空気を抜いてあげたほうがいいのです。
げっぷは何か月までさせなきゃいけない?
生後3~4か月以降になると首もすわり、さすってもなかなかげっぷがでなくなってきたり、吐き戻すことも少なくなってきます。
生後6~7か月頃の寝返りやお座りができるようになる頃までには自然と赤ちゃん自身の力で空気を抜いていくようになりますので、3~4か月以降でげっぷがでずらくなってきた頃から赤ちゃんが授乳後に苦しそうじゃないかなど様子をみて判断するとよいでしょう。
添い寝しながらの授乳の後もげっぷをさせるべき?
- いわゆる「添い乳」というのですが、添い乳はそもそも母乳なので上記にもあるように、空気を飲み込みにくいので、添い乳をしながら赤ちゃんもママも眠ってしまった場合は無理して起きなくてもよいと思います。
- 眠ってしまいそうだなとわかっている場合は添い乳をする前にあらかじめ、赤ちゃん背中の下にタオルやクッションなどを背中に当てて横向き状態に固定してから添い乳をするとよいでしょう。
- おっぱいをくわえたままの場合もそのまま顔が横に向けて寝ているなら大丈夫です。このとき、しばらくの間はママは赤ちゃんの様子が目に届くところにいましょう。
- うなったり苦しそうにしていたらだっこして背中をさするなどしてげっぷをさせてみましょう。
かといって、毎回げっぷをさせないでいると赤ちゃんはおなかが張ってしまいますので、添い乳ではなく普通に抱いての授乳をするときはげっぷをさせてあげましょう。
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上手なげっぷのさせ方
- 首がすわっていない赤ちゃんであっても、赤ちゃんの背中がが丸くなるくらいまで、また赤ちゃんの顔をママの肩にひっかけるように、たて抱きにして(この時首はしっかり支えてあげる)背中を縦にさすってあげます。軽くたたくのもいいのですが、私の場合は縦にさすってあげたときのほうが出やすかったように感じます。この時ママが立ったままでもいいのですがソファなどに座ってやるとママの疲れも軽減します。
- 1で出ない場合はそのまま立って少しゆりかごのようにお母さんが揺れてあげる。振動で出る場合があります。
- それでも出ない場合はいったん寝かせて少ししてからもう一度トライしてみましょう。横にさせることで少しげっぷが出やすくなることもあるようです。
タオルをママの肩にかけてからげっぷをさせるともし赤ちゃんが吐き戻してしまった場合にママの服が汚れるのを最小限に防いでくれるのでよいと思います。
どうしてもげっぷが出ないが苦しそうな場合
NICU(新生児集中治療室)の現場では、ミルクを吐き戻ししやすい赤ちゃんには頭がぐにゃりとならない高さまでベッドで高さ調節し、ゆるやかな傾斜をつけるそうです。
なので、赤ちゃんの背中から頭にかけて高すぎないように丸めたタオルなどで、傾斜(30度くらい)をつけて上半身を高くして寝かせるといいそうです。
というものもあります。
ミルクをたらりと吐いたけど大丈夫?
乳児の胃は大人と形が違い、まっすぐ筒のようになっていて、まだ未熟で吐きやすい構造になっているのです。たらりと垂れてくる程度であれば心配はいりませんが、気管などに入っていくのを防ぐためにも背中の下に丸めたタオルなどを敷いて横向きに寝かせてあげましょう。
少しのあいだ、夜も眠れず授乳しなきゃいけないなど、ママは大変な時期ですが、必ず乗り越えられるので心配しすぎず、上手に睡眠をとって乗り切ってくださいね。
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