昼寝って気持ちいいですよね。自然と眠くなって寝るのが昼寝なので、寝不足が重なった時などは特に何時間でも眠れちゃいますよね。でも寝過ぎた後は大後悔・・・。頭が脈打つようにズキズキしたり、かえってだるかったり・・・夜も眠れなくなったりして体のリズムも狂ってしまいかねません。
今回は昼寝はいつの時間帯に何分くらいするのが適切なのか、また寝過ぎた時の寝起きにおこる頭痛についてまとめてみました。
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頭痛には大きく分けて3つある
1.日常的に起こるもの
お酒の飲みすぎ(二日酔い)、風邪などによるもの。それらの原因が解消されれば治る。
2.慢性頭痛
頭痛とよばれる全体の約80%はこれらになります。昼寝のしすぎによる頭痛は慢性頭痛に入ります。
3.脳の病気による頭痛
くも膜下出血、脳出血など命にかかわる病気に伴っておこる頭痛。急激に激しい痛みがあらわれることが特徴です。その場合はかかりつけの医師に相談するか救急車を呼びましょう。
慢性頭痛の種類
今回は昼寝をしすぎた時の頭痛なので慢性頭痛の種類をもう少し見ていくことにしましょう。
片頭痛
さまざまな理由により脳の血管が拡がることで痛む。心身のストレスが解放された時に急に血管が拡がり周囲の神経を刺激することにより、その刺激によって生まれる炎症物質がさらに血管を拡げてしまい片頭痛がおこります。寝過ぎや寝不足、女性ホルモンのバランスの変化によるもの、空腹時、二度寝して起きた時、疲れている時や、光、または強い音なども誘発原因になります。
昼寝のしすぎで頭が痛くなるのはこの片頭痛によるものです。ズキズキ、ガンガンと脈打つような痛み方をする。吐き気や臭い、または光なども気になるという場合もあります。動くと痛みが悪化する。
(誘発する食品)
チョコレート、チーズ、ハム、ヨーグルト、赤ワインなど
緊張型頭痛
頭の横の筋肉や首や肩の筋肉が緊張することで血流が悪くなり筋肉内に老廃物がたまりその周囲の神経にさわることによって起こる痛みだとされています。
精神的・身体的ストレスからくる場合も多いです。頭全体または後頭部がギューッと締め付けられるような重苦しい痛みかたをします。肩こりやめまいも同時に起こる場合もあります。
群発頭痛
男性に多いようです。ある時期に一定期間毎日1~2か月間起こります。
飲酒とたばこが引き金になっておこり、必ず頭の片側だけが痛みます。
痛む期間(群発期)を過ぎれば飲酒をしても喫煙しても頭痛はおこりません。目の奥がえぐられるような激痛。目の充血、涙、鼻水などをともなうこともあります。じっとしていられない痛みで動くと痛みが紛れたような気になる。
昼寝は何時くらいにどのくらい寝るといいの?
30分以内(15~20分以内がベスト)で午後14時くらいから始めて、15時までに終わらせる!のが理想的です。
昼寝の効果は「昼寝の1時間は夜の睡眠の3時間分にあたる」ともいわれています。なので短時間でも昼寝をすると疲労回復の効果があります。ですがその分、寝過ぎると慢性頭痛の引き金にもなります。
2度寝も寝過ぎと同じ現象がおきるので気をつけましょうね。
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対処法と予防法
1.眠る前にコーヒーなどカフェインをとる
カフェインには血管を収縮させる作用があるので、昼寝する30分くらい前にコーヒー・紅茶・緑茶などを飲んでおくと寝起き時の頭痛が軽減します。ただカフェインを毎日過剰摂取すると逆に頭痛の原因にもなりますので適量(1日2~3杯まで)をこころがけましょう。
2.ズキズキした部分を冷やす(緊張型頭痛は冷やさず逆に温めます)
お風呂に入って温めたり、マッサージをすると血管が拡がるのでよけいに痛みが増し、逆効果です。
3.静かな場所で休む
片頭痛は体を動かしたり、強い光や騒音でも悪化します。できれば静かな暗い場所で横になるのがベストです。
4.週末の寝だめをしない
寝不足、寝過ぎ、疲れ、空腹など体へのストレスは片頭痛を引き起こすきっかけにもなるので、ふだんから疲れをためすぎて週末は寝て過ごすなどの生活にならないよう、できるだけ休日も朝10時くらいまでには起きるようにしましょう。
5.頭痛薬を飲む
普段から上記のことに気をつけて生活をしていきながらも、それでもどうしても頭痛がつらいときはお薬を飲みましょう。頭が痛いのはがまんできません。薬を飲んで効いてくるまで休憩しましょう。
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