子どもって本当にいろいろなウィルスをもらってきますよね。大人だけの集団の中ではほとんど流行しないウィルス性胃腸炎なども家庭に帰ってきて、子どもにうつされるというパターンがほとんどです。今回はこどもが下痢の時に気をつけたほうがよい点をまとめました。
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子どもも大人も下痢の時に避けたほうがよい食べ物
・冷たいもの
・刺激の強いもの
コーラなどの炭酸飲料水、アイスクリーム、牛乳、コーヒー、お酒、香辛料など
・脂肪分の多いもの
牛乳、肉、バター、揚げ物など
・糖分の多いもの
ケーキ、お菓子、ヨーグルト、プリン、ジュース、果物など
脱水症状に気を付ける
下痢になるとたくさんの水分が外に流されてしまうため、脱水症状になりがちです。
普通の水やお茶などではなく、こどもの場合アクアライトなどで少しずつこまめに水分補給をします。もしストックがない、急ぎの場合は経口補水液を手作りすることもできます。下記に作り方を載せてあるのでどうぞ参考にしてください。
*下痢の時は大人用のイオン飲料は、こどもは避けたほうがよいでしょう。
この時気をつけたいのが、「水分をとりすぎているから水っぽい下痢便になるんだ」と思い水を飲ませないようにすることは間違いです。下痢によって水分がたくさん奪われてしまうので、水分&塩分をとる必要があるのです。
経口補水液の作り方
- 水500ml(500mlのペットボトル1本分)
- 砂糖 大さじ2杯
- 塩 小さじ1/4杯
- 計量スプーンがない場合は
- 大さじ→カレースプーンくらい
- 小さじ→ティースプーンくらい
- 小さじ1/4→ひとつまみくらい
とおぼえておくとよいでしょう。
このままでも効果はあるのですが、子どもの場合おいしくないと飲んでくれないので、レモン汁(ポッカレモンなど)やグレープフルーツの汁などを入れてひと工夫してあげると飲みやすくなり、さらにクエン酸により疲労回復効果と吸収力もアップします。大さじ1杯くらい入れるとよいでしょう。ただひとつ注意点はレモン汁などクエン酸入りの経口補水液を携帯するさいにステンレス製の魔法瓶タイプのものに入れるのは避けましょう。そして作り置きせずにその日のうちに飲みきってしまうか残っても次の日は新しいものを作るようにしてくださいね。
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下痢の時におすすめの食事(子どもの年代別)
(乳児・1歳未満)
母乳の場合
母乳をあげて大丈夫です。ただ下痢がひどいときはいつもより早めにおっぱいを切り上げて、その分回数を多く授乳してあげるとよいでしょう。
粉ミルクの場合
いつもよりも少し薄めに作って飲ませてあげてください。下痢がひどい場合は乳糖を含まない「無乳糖調整粉末ノンラクト」などを飲ませたほうがよいでしょう。
離乳食を始めている場合
下痢のひどい時期はいったん離乳食を中止して、経口補水液(アクアライトなど)、味噌汁やスープのうわずみを飲ませます。
下痢がおさまってきたら徐々にポタージュスープ状→豆腐→パン粥→おかゆ→煮込んだうどんの順番くらいの固さに調節していくとよいかと思います。
(幼児・1歳以上)
基本の考え方は「今出ている便と同じくらいの固さ」の食事とおぼえておくとよいかと思います。
例)
- 水便のときは経口補水液や味噌汁などの水分を。
- ドロドロのときは、おもゆ、パン粥、とうふ、バナナやかぼちゃ&さつまいもなどの果物や野菜をすりつぶしたものなど。
- 少し固まってきたやわらかい便のときは、おかゆ、煮込んだうどん、白身魚、野菜の煮つけ、鶏ささみをゆでたものなど。
下痢止めって飲んでもいいの?
ウィルスが原因によるものや食中毒の場合の下痢は、体からウィルスを出すために起こっているものなので、下痢止めではなく「整腸剤」を用いることが多いようです。
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