口の端が切れて血が出て痛いことって、たまにありますよね。これは口角炎といいいます。
口の中にできる口内炎とは違いますのでご注意くださいね。
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口角炎になる原因
カンジダ
カンジダ(真菌というカビの仲間)によって皮膚を刺激してかぶれることが原因です。
カンジダは常在菌といって、もともと口の中や消化官、女性なら膣などに持っている菌で、通常は悪さをしませんが、疲労やストレス、風邪などによる体力低下、免疫力が落ちている時、抗生物質などの薬を飲んだ際などに体内のカンジダ菌が増殖し口角炎などさまざまな症状を引き起こします。
ビタミンB2・B6が不足
ビタミンB2・B6が不足するとなりやすいともいわれております。
胃腸が弱っている場合
東洋医学においては「口周辺は消化器系との関わりが深い部位」とし、胃腸が弱っている場合にも口角炎を引き起こす原因になるようです。
口角炎の症状
唇の両端が赤くなり、ひび割れて血が出てくることもあります。食事をしたり、しゃべったりするとき少し大きめに口を開けただけでも傷口が開き痛いです。
ヘルペスとも口唇炎とも違う
口の周りに症状があらわれるあたり、ヘルペスと勘違いをされる場合もあるようですが、ヘルペスと口角炎は違います。
ヘルペスは唇以外にも症状があらわれ、また他人にうつす可能性がありますが、口角炎は唇の両端が切れるだけで、他人にうつることはありません。
また単なる乾燥による唇のひび割れ「口唇炎」とも間違われやすいです。
ヘルペスについてくわしくはこちらの記事をごらんください
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口角炎を自分で治す方法
1.ビタミンB2・B6の含まれる食品やサプリメントを摂取する
(食品)
ビタミンB2→魚肉ソーセージ、レバー、うなぎ、どじょう、キャビア、卵、いくら、たらこ、まぐろ、かつお、のり、鶏もも肉、チーズ、納豆など。
ビタミンB6→レバー、にんにく、バナナ、アボガド、まぐろなど。
(サプリメント)
ビタミンというのは単体で効果を発揮するものではなく様々な栄養素と絡み合って相乗効果を発揮するものなのでビタミンB2・B6だけが入ったサプリメントよりもマルチサプリメントのような様々な栄養素が入ったものを摂取することをおすすめします。
2.市販薬またはワセリンを塗る
ワセリンを含んだ抗炎症の塗り薬を塗ってみる。もし市販薬が肌に合わない場合は白色ワセリンを塗るとよいでしょう。
3.しっかり睡眠をとる
疲労などから免疫力が低下しているのであればやはりゆっくり寝るのが一番です。
病院での治療法
自分で治療してもなかなかよくならない場合は皮膚科に行きましょう。病院では以下のような治療をします。
- ビタミン剤を飲む
- 乳酸菌整腸剤のお薬を飲む
- 抗真菌薬を塗る
早く痛いのを治しておいしく食事をしたり会話ができるようになるといいですね。
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