団塊の世代よりさらに上の年代の私の母が、数年前から「なんだか食欲がわかない、胸やけがする」などの症状をうったえ、体重が30㎏代まで落ちたことがありました。検査の結果ピロリ菌に感染していることが判明しました。今回は胃からピロリ菌が発見された場合の症状と、除菌効果があるとされているヨーグルトの情報についてまとめました。
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ピロリ菌は年代が高いほど感染率が高い
戦後の時代に生まれ育った団塊の世代以前の人は上下水道が十分完備されていなかったので、ピロリ菌感染率は約80%前後といわれております。上下水道が完備され衛生環境が整った現代ではピロリ菌の感染率は低く10代、20代では20%以下といわれております。
感染した人には必ず胃に炎症(慢性胃炎)がありますが、ほとんどの人はこれといった自覚症状もなく過ごしています。
ピロリ菌感染を予防する方法はよくわかっていませんが親から子へのたべものの口移しには注意が必要でしょう。ですが現代ではあまり神経質にならなくてもよさそうです。
ピロリ菌の症状
正式名称は「ヘリコバクター・ピロリ」といいます。ピロリ菌に感染し慢性胃炎になってしまった場合の症状は
空腹時の腹痛
食欲不振
胸やけ
吐き気
胃がもたれる
食後の腹痛
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ピロリ菌の検査方法
- 内視鏡(胃カメラ)による検査
- 血液・尿の採取による検査
- 呼気(吐き出された息)による検査→尿素呼気試験
- 大便の採取による検査→便中抗原測定
これらのいずれかを、または複数の検査によってピロリ菌がいるかどうかを判定していきます。
ピロリ菌による胃の病気
慢性胃炎(ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎)
になり、そののちには
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃ポリープ
突発性血小板減少性紫斑病
胃がん
などに発展する場合があります。
薬による除菌療法
「抗菌薬」と「胃酸の分泌を抑える薬」を1日2回、7日間服用します。 指示通り正しくお薬を服用すれば約75%の確率で除菌できます。
処方された薬は指示通り最後まで飲みきるようにしましょう
確実にピロリ菌を除菌するためには、指示されたお薬は必ず服用することです。 自分の判断でお薬を飲むのをやめたり、飲み忘れたりすると、除菌がうまくいかず、治療薬に耐性をもったピロリ菌があらわれて、薬が効かなくなることがあるので、処方されたお薬は最後まで飲みきりましょう。
ピロリ菌の除菌効果に期待できるヨーグルトは?
ヨーグルトの中でもピロリ菌除去に効果があるのは「乳酸菌LG21」が含まれているものだけになります。LG21というそのままの商品名のヨーグルトがありますね。
ピロリ菌は乳酸菌LG21の出す乳酸には弱いので100%除菌とまではいかないものの、ピロリ菌の数を減少させる効果はあります。
ヨーグルトはお口の消臭効果もある
さらにヨーグルトを食べることにより胃の調子の悪さからくる口臭を抑える効果があります。
食べるタイミングは?
「食後に毎日食べる」
食前は胃酸が強く、せっかく食べたヨーグルトの乳酸菌が生き残れない場合もあるので空腹時よりも食後に食べるようにするとよいでしょう。
普段から食後に、予防策もかねて「明治プロビオヨーグルト・LG21」を上手に取り入れていくとよいですね。
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