生理の前になると「どうしようもなく眠たい・・・」ってなりますよね?勉強も仕事もはかどらなくて困る!って私も思います。寝ることができれば一番いいのですが、学校や職場にいる場合は無理ですよね。そこで今回は生理の眠気のメカニズムと眠気対策をまとめてみました。
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PMS(月経前症候群)とは?
Pre Menstrual Syndromeの頭文字をとってPMS=月経前症候群といい、生理が始まる3~10日くらい前から起こる心やからだのさまざまな不快症状のことを指します。
(症状)
- イライラする
- おなかが痛い
- 眠たい
- 頭が痛い
- 胸が張る
- 食欲増進
- 肌荒れ
などがあり、生理が始まると徐々になくなります。
*生理がはじまってからの生理痛(月経困難症)とは違います。
PMSのおこるメカニズム
PMSがおこる原因は明らかにはなっていませんが、女性の月経周期で、排卵を終えると黄体期に入り黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌がさかんになるのですが、黄体期に妊娠しなかった場合は黄体ホルモンの分泌が急激に減り卵胞期に入り、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が増えます。PMSが起こるのはこのような女性ホルモンの分泌のバランスの変化によるものだといわれております。
さらにストレスが症状を悪化させることがわかっています。
そして症状の重さ、種類には非常に個人差があります。症状の重たい方もいれば、まったく不快症状を感じないという方もいます。
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PMSをのりきる方法
産婦人科で低用量ピルを処方してもらう
ピルを服用することによって排卵が起きず、月経前の状態にならないことから、PMSの症状は緩和されます。
サプリを上手に活用する
生理の眠気に効果のあるサプリメントを活用してみてはいかがでしょうか?病院に行く必要もなく薬ではないので抵抗なく使用できると思います。
漢方を服用する
加味逍遥散(かみしょうようさん)
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
抑肝散加陳皮半夏(よっかんさんかちんぴはんげ)
などが生理の眠気に効果があるといわれております。
ハーブ療法
ハーブティーを飲む。アロマポットでお香を焚く。ハーブのオイルをたらして入浴する。ハーブオイルでマッサージをする。など。
(眠気に効くハーブ)
- レモングラス
- ペパーミント
- チェストツリー
- ローズマリー
などがあります。
*生理以外で何か疾患をお持ちの方は、使用してはいけないハーブもあるので以下を参考にしてみてください。
軽く運動をする
軽い運動はPMSの症状を緩和させられることがわかっています。
ツボを押す
- 風池(ふうち)
- 睛明(せいめい)
- 中衝(ちゅうしょう)
- 合谷(ごうこく)
- 百会(ひゃくえ)
などのツボを押すとよいといわれております。
仮眠をとる
眠たいときは寝るのが一番の解決法です。ほんの少し5分~10分、目をつぶるだけでも頭がすっきりするので、時と場所をわきまえて仮眠をとるとよいでしょう。
早く寝る
この期間は体が眠りを欲しているので無理せずゆっくり休むことも大事です。体調が復活してからがんばればよいのです。
関連記事「生理のときに食欲増進するのはなぜ?その対処法」もあわせてご覧になってください。
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