季節の変わり目は持病のうつが悪化してつらい思いをされてる方も多いかと思います。ひとことで「うつ病」といっても本当にたくさんの種類のうつ病があるようです。今回はちょっと聞き慣れない「引っ越しうつ病」についてまとめていきたいと思います。
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引っ越しうつ病とは
まず転居をする際は大きなストレスがかかります。引っ越しの準備、引っ越し後の整理、手続きなどにかなりのエネルギーを使い心身ともに疲れてしまいます。引っ越しがおわるまでは気が張っていたものが、引っ越しがおわりやっと落ち着いたなと思った頃に突然発症することがあるのが引っ越しうつ病です。
うつ病の症状
精神状態
憂うつで、むなしく、さびしくなります。なにごとにも悲観的になり、喜びや楽しさが感じられず何もやる気が起きなくなります。何をするにもおっくうになり、身だしなみにも関心がなくなっていきます。また決断力もにぶり、自分に自信を失くし、ひどくなると、絶望感から、死にたくなる(希死念慮、自殺念慮)こともあり、実際に自殺してしまうこともあるようです。
心身状態
頭痛、眠れない、便秘、吐き気、動悸などがおき、内科系の病気と似た症状もあらわれることがあります。
引っ越しうつ病は主婦がなりやすい?!
専業主婦の方の中には、これまでも近所づきあいやママ友との付き合いが苦手な方も多いかと思います。そういった転居先の環境や地域にすぐに溶け込めないことを悩み、夫が出勤した後や子どもを学校に送り出した後などに、孤独感がさらに強くなることをきっかけにうつ病が発症しやすいという背景があります。医学的には気分障害(以前は躁うつ病と呼ばれていた)の中の「大うつ病」というタイプになるそうです。
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対処法は?
転居先の片づけはゆっくりと楽しみながらやる
気分転換に家具屋さんにいって新しい小物やカーテンを見てくるなどもいいと思います。
はじめての土地をブラブラ歩いて探索してみる
何か面白そうなお店があるかもしれませんね。
家族にも手伝ってもらう
当たり前のことなのですが、ついつい自分ががんばらなきゃとやってしまうのがお母さんですよね。落ち着くまでは台所に立って料理することもストレスです。外食をしたり気分転換をするのもいいでしょう。
早く終わらせなきゃ!と焦らない
もちろん早く処理しなくてはならない荷物・手続きなどもあるでしょう。でも家の片づけなどはゆっくりやってもいいのです。必要なこと以外は自分を追い詰めすぎないことが大切です。
それでもよくならない場合
憂うつ感が2週間以上続くなど、抜け出せない場合はやはり心療内科(精神科)を受診して治療しましょう。うつは早期に治療するとよくなるのも早いものです。「抜け出せない」と思ったら無理をせず、家族に相談し病院に行きましょう。
いつもがんばっているあなただからこそ「からだと心が休みを求めて」発症してしまったのかもしれません。アクティブじゃない日があったっていいんです。ゆっくり休んだら、また自然と動きたくなります。その日まで焦らず心のおもむくままに行動(休む)してみるようにしましょうね。
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