私はおとなになってから(ごく最近)医師から、ぜんそくだと診断されました。わが家にも小児ぜんそくを治療中のこどもがおりますが、それまではこどもがかかる病気だと思い込んでいました。10年ほど前から「なんかよく咳がでて喉がかゆいな。」と不快を感じていましたが、「乾燥しているせいだろう」とか、「風邪だろう」と自己判断して放置していました。なので今回はぜんそくについてまとめてみました。
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主な症状
- 喘鳴(息をした時にゼーゼー、ヒューヒューという音がする)
- 咳、痰、のどのむずがゆさ
- 呼吸困難(息苦しい)
- 少し走っただけでも上記のような症状がでる
さらにひどくなり発作症状が起きると・・・
- 息が苦しすぎて話すことも歩くこともできない状態になる
- 咳き込みすぎてチアノーゼを起こし唇などが青ざめてくる
喘息発作の起こりやすい時間帯または環境・状況とは?
- 夜布団に入って温まった頃、夜中、明け方
- 季節の変わり目や寒暖の差が激しいとき
- 天候がよくないときなど
私は布団に入って温まったころや、朝起きたときにせきがひどくでるというパターンでした。
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検査の種類と治療方法
まず呼吸器内科や小児科またはアレルギー科(内科でもできるところがある)で簡単な検査をします
呼気一酸化炭素(NO)濃度検査といって、機械に息を吹きかけるだけでできる検査です。私もこれでやっていただきその場で結果も教えてくださいました。その他にもくわしく調べたい場合、行われる可能性のある検査方法としては
- 肺機能検査(スパイロメトリー)
- 血液検査
- 気道過敏性試験
- 皮膚反応テスト
- 喀痰検査
などがあります。
治療の仕方
1.長期管理薬(コントローラー)
喘息発作を予防するために毎日規則的に使用する薬
2.発作治療薬(リリーバー)
喘息発作の時にのみ症状を和らげるために使用する薬
これらを目的別に使い分ける。または併用していきます。
薬の種類は
- 抗アレルギー薬(飲み薬)
- 気管支拡張薬(シールタイプの貼り薬)
- 吸入ステロイド薬(吸入式の薬)
- 発作時の吸入ステロイド(これは毎日は使いません)
などが主に使用されます。
ステロイド!?と聞くと、抵抗を感じる方も多いようですが、長期間投与しても人体にはほとんど影響はないそうです。
完治する?
こどものぜんそくは主にアトピー型といわれるもので、だいたい小学生のうち(12歳)くらいまでにほとんど治るようですが、おとなになってからのぜんそくは非アトピー型といって長期の治療が必要となります。おとなのぜんそくは根治が困難だといわれてますが、正しい治療を継続していけば発作が起こらない状態をキープでき日常生活に支障がなくなるまでになります。私もあんなに不快だった咳が治療している今では全然気にならなくなりました。
私は違う病気でかかりつけの呼吸器内科に行ったときに、たまたまお医者様の目の前で咳き込んだとき、「その咳はいつもでるの?」と聞かれ、検査をしようということになりました。そして、息をふーっと吹きかけるだけで計測できる簡単な検査と問診で、ぜんそくと診断されました。私は偶然にも呼吸器内科の医師の前で咳をしたので、そこで生まれてはじめてぜんそくと診断されましたが、この機会がなければ完全に見過ごして暮らしていたことでしょう。まさかおとながぜんそくになるとは思っていなかったので。
風邪でもないのに、夜中や明け方に「咳がでて不快だな」と思った場合はぜんそくをうたがい病院で調べてもらうことをおすすめします。快適に過ごせるようになりますよ。
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