冬も終わりインフルエンザの流行も終わったかなー?とほっとして暖かい春を迎えることと思いますが、春にはまた春の病気が流行します。そのうちの一つが麻疹いわゆる「はしか」です。
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はしかといえば、子どもがかかる病気のイメージがありますが、免疫がなければ大人もかかります。今回は大人のはしかについて考えていきます。
大人のはしかは重症化しがち?!
症状
カタル期(前駆期)2~3日間
- 38~39度の高熱
- 咳
- くしゃみ
- 目の充血や目ヤニなどの結膜炎のような症状
- 口の中(頬の裏側)に白い斑点(コプリック斑)がでてきます。これが出てくると、風邪ではなくはしかと診断されます。そしていったん熱が下がります。
発疹期 3~4日間
- 40度前後の高熱
- 全身に赤い発疹がでる
- 強い倦怠感
回復期 発熱してから約1週間後~
- 熱が下がり発疹は現れた順に薄れて色素沈着していき、1~2週間で消えてしまいます。
可能性のある合併症
中耳炎、肺炎、脳炎、咽頭炎などです。また妊婦がはしかにかかかると胎児の先天異常はないとされていますが、流早産、胎児死亡のリスクもあるとされています。
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かかったことがあるかの確認方法
母親に聞く
私の母などは風疹にかかったかどうかの記憶はあいまいですが、はしかの記憶ははっきり覚えてて教えてくれました。
母子手帳を見せてもらう
もしお母さまが母子手帳を保管してあればみせてもらいましょう。はしかにかかったことがあるか、予防接種をうけたことがあるかがわかります。
病院で抗体検査を受ける
こちらが一番確実です。というのも、かかったことがある場合は免疫がつくのですが、予防接種をうけただけの場合は免疫が十分ついてない場合もあるようです。抗体検査は血液検査を行い費用は¥4000~¥6000くらいです。主に、内科、小児科、産婦人科で受けられます。事前に病院に確認したほうがよいと思います。
かかったことがなければ予防接種
麻疹単独の予防接種を受ける
費用は¥5000~¥7000くらいですが、だいたいはMRワクチンといって麻疹風疹がセットで予防できる予防接種を受けるのが一般的です。ちなみに抗体検査を受けて風疹抗体があり麻疹の予防接種のみ必要な場合でもMRワクチンで風疹のワクチンを重ねづけをすることはとくに問題ありません。
麻疹風疹ワクチン(MRワクチン)を受ける
大人は自費になるので1回¥8000~¥10000前後で、2回接種となります。各医療機関によって違うので直接お問い合わせしてみましょう。主に内科、小児科、産婦人科で受けられるようです。大人でも予防接種に関しては小児科でも受け付けてくれるところが多くありますので、こちらも事前に病院に確認したほうがよいと思います。
MRワクチンの予防接種を受けた女性は3か月間妊娠を控えましょう
生ワクチン(弱毒化されている)という、弱いとはいえ生きたウイルスを体内に入れて免疫を作るものなので、万が一にもおなかの赤ちゃんに障害が出たり、影響がおよぶのを防ぐためにも、赤ちゃんがほしい女性は早めに抗体検査と予防接種して妊娠に臨むことをおすすめいたします。
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